00年8月 diary


| 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | index |

  • 00.08.31
  • ▼最近「表」を更新していないが、忙しいから、というのは実はあんまり理由としてはあたってない。と思う。
    たぶん、毎日毎日、本に関わる仕事ばかりしているせいで、逆に、「本」という媒体に対するモチベーションというかなんというか、よく分からないんだけど何かが、逆に落ちてきているのだと思う。
    ▼重版(ほとんど復刊)したソウヤー『
    ゴールデン・フリース』。bk1でも24時間出荷なのだけど、ぜんぜん動かない。bk1独特の問題として、データを「復刊」するのに時間がかかったせいもあるけど。でもぜんぜん動かない。やっぱこんなもんか。別のお店ではどうですか? そうそう、早く書影入れてね>○○さん。『夏への扉』もやっぱりまだ入ってないっすよ。
    ▼どこがどうなっていようとも構わないから、出力結果さえ良ければ個人的には満足なのだけど、僕は。社員じゃないし。
    ▼朝、つけっぱのTVで『どうなってるの』。そのなかで、いま話題の本、『がん患者学』晶文社の著者、柳原氏をいろいろと紹介していた。3年前、ノンフィクション作家の氏は卵巣ガンを宣告された。卵巣ガンの5年後生存率は20%以下。しかも氏の母親はやはり卵巣ガンで死んでいる。まさに死を宣告されたのだ。
    ▼彼女はどうしたか。同じように死を宣告され、しかも5年以上生きている患者たちを探し、話を聞きにいった。彼らが試したことを全て実行し病気と闘い始めた。その取材記録であると同時に闘病記が『がん患者学』なのだ。
    ▼彼女は言う。代替医療が効くか効かないかはどうでもいいことだと。だが、他に何もやってなかったら、一人の医者に頼る以外ない。それで治ればいいが、治らず死を迎えることになると、どうしても恨みの気持ちが残ってしまう。そんなふうに死にたくはなかった、と。
    ▼また彼女はこれまで、ノンフィクション作家として生きてきたが、自分は結局部外者だ、という気持ちがあったという。だが、がんを宣告されたことで、彼女は作家ではなく「患者のプロ」になった。当事者になった。患者仲間として、患者たちに話を聞きに行くことができるようになった。
    ▼ワイドショー的に簡単にまとめられたVTRだったのだが、面白かった。『がん患者学』はなんとなく敬遠していたのだが、読みたくなった。俺ももしガンを宣告されたら氏のように生きたいと思った。
    ▼と、そこまで思ったところで、ふと、TVで本をおすすめすると何故本が売れるのか、という理由が分かったような気がした。
    ▼もちろん、第一の理由は圧倒的な視聴者の数である。問題は、そこから先だ。
    TVと活字メディアの違いを改めて思い出したのだ。
    ▼まず、TVで本を紹介するときは、基本的に一冊しか紹介しない。これが最近の読者には合っているらしい。選ぶ必要がないほうが好まれるのだ(ちなみに、その傾向はbk1でも現れている)。
    ▼次に、TVは感覚、感情に訴えかけるメディアである。そして本を実際に買う、購買意欲をかきたて、実際に本をレジまで運ばせるのは、論理ではない。感情なのだ。だからこそ、TVでおすすめされた本は売れるのだろう。
    ▼感覚に訴えること。それが購買に繋がる文章を書くコツだ。もちろん「事実」も紹介する──だが、それも感覚に訴えるためのもの。組み立て構成するための材料だ。当たり前のことなのだが、少しだけ実感しなおせたような気がする。
    ▼hotwired。電子出版に向け「アドビ=B&N」と「MS=アマゾン」連合が成立嗅覚テストでアルツハイマーの発症を予見WAPとiモード、どちらが便利?(上) オンラインでぴったりの服を探すには(上) 遺伝子操作ホルモンの危険性を報じようとした記者が勝訴オーストラリアで遺伝子組み換えの環境影響調査始まる
    ▼zdnet。ネットで極めるカレー道
    ▼JMR生活総合研究所。ネット化する主婦たち
    ▼biztech。露呈したASPサービスの誤算--中小企業の開拓に苦慮日本テレコム/早大など、生体認証の協議会設立。「日本バイオメトリクス認証協議会」設立。
    ▼zdnet。Seyboldで20年後の出版技術を読む
    ▼Netbrain。米で始まった社名のドットコム外し 企業イメージ悪化を懸念?
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,640。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,128。


  • 00.08.30
  • miyakejima.net
    ランドサット5号による三宅島周辺の観測結果
    ▼biztech。バイオ5省庁、2001年度予算に1257億円を概算要求
    ▼角川書店、講談社、光文社、集英社、新潮社、中央公論新社、徳間書店、文藝春秋8社による「電子文庫パブリ」9月1日オープン。
    ▼ascii24。身近なロボットに触れて、買って、遊べる“東京トイフェスティバル”
    【Seybold San Francisco 2000 Vol.2】2017年には紙での印刷物はなくなる!? MSが予測するE-Publishingの世界(オープニングキーノートスピーチより)。まだこんなこと言ってる人が。
    ▼hotwired。ロボット格闘大会がテレビの「コメディー」チャンネルに
    ▼BizIT。次世代携帯電話方式IMT-2000をめぐる新たな戦い
    ▼日経産業消費研究所。ネットの集客のカギはエンタテインメント
    ▼スターリングの短編集『グローバルヘッド』(嶋田洋一訳、ジャストシステム)はbk1で24時間出荷状態です。なぜこんな本が、というと、僕の趣味です。
    ▼東芝のエレベーター開発現場で事故。開発中のエレベータが120m落下して一人死亡。
    角川春樹事務所のサイトによると第一回小松左京賞は平谷美樹『エリ・エリ』。う〜む。
    ▼一部で話題のチップって、ちょっと変わったFPGAじゃないの? 違うんですか?
    ▼朝日の宇宙欄。「宇宙でしこを踏んでみたい」宇宙飛行士・若田さん会見。う〜む、意味不明。若田さんは僕が間近で見た唯一の宇宙飛行士だが(毛利さんは本当に見ただけだからなあ)、実際に見てびっくりしたのが、その身体のスマートさだった。TVとかで見て感じるよりも、ずっと小さいのである。なんでかというと答えは簡単で、ものすごく締まった身体をしているからなのだ。抱きついて確かめてみたかったが、それをやると捕まるのでさすがにやめたのだった。
    ソニーがER事業部を発展的解消、<エンタテインメントロボットカンパニー>を新設。アイボビジネスをさらに展開していくとのこと。
    『日経サイエンス』10月号の特集は、「オリンピック・トップランナー 筋力の秘密」。最後のほうに出てくる、遺伝子ドーピングの可能性が面白い。
    ▼ああ、テープ起こしをしてると日記が長くなるなあ。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,626。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,135。Vol.112配信。


  • 00.08.29
  • ▼早朝、ゴミを捨てに外に出たら、温泉の臭いがする。よく中学校の試験で「腐った卵の臭い」と書かされた、あの臭いだ。一瞬「なんだこりゃ」と思うが「そうか三宅島か」と気が付く。気のせいじゃなく、本当にあの臭いがした。
    ▼ちょっと寝て、午後は東大先端研の隅蔵先生のところへ。
    ▼その後
    bk1と弁当屋を経由して、帰宅。
    ▼macwire。Power Mac G4 Cube完全バラシ with 緊急座談会 (マニア編)
    朝日新聞ミレニアム企画 読者投票第5弾 1000年の科学者
    ▼日経ネットビジネス。BOLジャパンが書籍を独占先行販売 第1弾はスティーブン・キングの話題作
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,602。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,120。


  • 00.08.28
  • ▼久しぶりのインタビューに備えて、テレコを探す…見つからない。家中ひっくり返した結果、2時間後に見つかった。本しかない家なのに、なんでこういうことになるのかのは謎…というのはウソ。理由は分かっている。もうちょっと整理しよ。
    ▼夜になってから
    bk1に行って数分後。またまた大変な事件発生。書けないことが多いのも確かだが、書けば本当に面白いEC本になるだろうなあ。と、いう話をbk1の本当の立て役者であるTJさんとする。
    ▼今日の更新は科学技術フロアならびにSFコーナーそれぞれのランキング、書評などなど。SFコーナーの大森コラムも更新。そしてもうお一方に新しく登場願いました。誰のコラムかはウェブを見て下さい。
    ▼三宅島の噴火で、東京都内で異臭騒ぎ。二酸化硫黄の濃度が上がっているんだそう。asahi.comの伊豆諸島地震・噴火関連
    ▼田中宇の国際ニュース解説。コンコルド墜落で失われたもの
    ▼インターネットウォッチ 特集。 台風・地震・噴火〜災害に備えよう
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,597。Vol.59 配信。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,105。


  • 00.08.27
  • ▼全部がそうだと言ってしまうと身もフタもないのだが、全くの個人的な趣味でbk1に『栄光なき天才たち』の文庫版を全巻(といっても4巻だが)入荷した。現在、24時間以内出庫状態。
    ▼このシリーズ、連載当時、中学生だか高校生だかだった僕は正直いって面白さがあまりよく分からなかったのだが、いま読むと面白い。間違いがあるとかないとか言われていたような気もするが、でもやっぱり面白い。というわけで買ってね。個人的一押しは4巻だが、お願いだから俺の頼みを聞いて全巻買ってくれ(←なお、現状のbk1システムが能なしのため、全巻揃いボタンを押して注文すると「取り寄せ」になってしまう。各巻に付いた注文ボタンを押して下さい)。
    bk1で売っている本のなかで、気になっている本がある。『衝突天体の気体力学』だ。アノテーションは「宇宙開発の分野で得られた気体力学の物理・化学的成果をさまざまに援用し、流星や火球を解析する試み」。まあバキバキの専門書なので、何冊も売れていくような本ではないが、これってSF作家、特にハードな宇宙モノSF作家にとっては必読書なんじゃなかろうか。と思うのですが、いかがですか?
    ▼『東京アンダーワールド』、僕は読んですぐ古本屋に売っちゃったけどなあ。巷では15万部も売れているらしくbk1でも現在売り切れ、再入荷待ち。力道山刺殺の話、もちろん僕は当時をリアルタイムで知っているわけではないのだが、当時の新聞を図書館で引っぱり出し、まとめて読んだことがある。最初は、たいした大きさの記事じゃなくて、すぐに治る、みたいなトーンで書かれていたのが、しばらくすると大変らしいと記事のトーンが徐々に変わっていったのを発見して、ふ〜んと思った記憶がある。
    bk1・科学技術サイト・白楽ロックビル氏の記事の更新ボタンを押す。原稿はしばらく前に頂いていたのだが、待ちきれなくなった。そのほか地震関連本とか。
    ▼朝日新聞によれば、三井化学、キリンビール、カゴメの3社がGMOから撤退していたそうだ。<ネット最前線>に出ていた「少年院も「メル友」時代、全少年にPC貸与計画 」という記事にもびっくりだが。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,584。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,082。


  • 00.08.25, 26
  • ▼…しかし、よくもまあ次から次へ色々なことが起こるもんだ。ECサイトというのは、裏では実は、みんなこんな感じなのだろうか? ご迷惑かけている方々には申し訳ない。「はやく来い」と思っているのは僕も同じです。
    ▼というわけで(はないのだが)
    bk1へ。間に話題のNTT東日本のガッチャマンのサイトを見たり、飲みに行ってしまったせいもあって、そのまま朝まで。
    ▼『SFマガジン』10月号。最近の『SFマガジン』は僕にとって、友成純一氏の映画評を除けば、重版予定をチェックして仕入れ伝票を起こすための雑誌と化している。連載小説はもともと雑誌では読まない主義だし。
    今回は70年代SF特集。70年代ということは日本で紹介されたのは80年代だったりするわけで、なるほど、確かに僕が好きなSFがずらっと並んでいる。というわけで、誌面そのものは楽しませて頂きました。
    ▼でもほとんど入手不可でしょ。今日もいっぱい早川書房の品切れ短冊をもらったよ、僕は。「(弱小)書店からの注文は受けつけない」っていうものも混ざっているだろうけど。
    敢えて言わせてもらうが、SFマガジンに書いている古株の評論家の方々は、入手不可の本ばかりを取り上げることに罪の意識はないのだろうか。ないのでしょうね。彼らの言い分はおそらく、入手不可だろうがなんだろうが、良い作品を取り上げるのが自分たちの使命だ、とかなんとかいったところだろう。そうして名作というのは語り継がれていくし、運がよければ復刊もすると。
    たしかにそういう面もある。そこは僕も同じ考えだ。でも、敢えてもう一つ言わせて頂ければ、その名作の数々を「品切れ重版未定」状態にしてしまった責任は現役の評論家の方々にはないのだろうか。作品をしっかりフィーチャーできる立場にありながら、なんら実効性のないような文章しか書いてこなかった、という反省はないんでしょうか。
    紙面には限りがある。いま入手不可の本を取り上げるということは、入手可能な本を取り上げない、ということだ。それで良いのだろうか? 本当に力のある評論というのはどういうものかということを、もう一度考え直して頂きたいものだ。でないとただの内輪ウケでしょ。まあいいんだけどね、それはそれのよさがあるから。
    それに、『SFマガジン』は専門誌だからなあ。あれはあれで良いんでしょうね。
    ▼ある程度時間が経って評価が定まったものを「名作だ!」なんていうことは誰でもできる。読み続けてさえいれば、いつかはそういう作品にあたるものだ。
    ▼そしてbk1にアクセスするたびに障害を発見する。勘弁して欲しい。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,570。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,070。


  • 00.08.24
  • ▼一人暮らしを始めて以来、だから11年か12年か、お世話になったナベに別れを告げた。僕の食生活を支えてくれてありがとう。
    ▼SMAPがXメンかバットマンかって感じで「ガッチャマン」に扮しているCM、あれ、なんなの? かっこいい。
    ▼アンディ・フグ、急性白血病で死す。
    ▼bk1に
    真保裕一インタビューがミステリ、ではなくて<アート・エンタメ>サイトにアップロードされている。今日気が付いた。しかし、全部ボールドは読みにくいぞ。
    ▼ニンテンドーの新機種名は「ニンテンドー ゲームキューブ」だそうな。しかし独自企画かあ。大丈夫なのかな。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,565。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,065。


  • 00.08.23
  • ▼『電画な!』に青山敏之というシルフィードのオープニングとかを作った人の作品が登場。アリガチアニメではあったが、それだけにメカな人の心をがっちり掴んでしまう、まさにぶっちぎりである。
    ▼忘れてたけど『
    Z−Kan Vol.2』特集「超」恋愛法 みんな恋愛がわからない!っていうのに、<恋愛の科学>っていうテーマでブックガイドを書きました。僕が挙げた本は以下の通り。リンク先は取りあえず全部bk1。

    他の人たちのブックガイドもあると知っていたら、もうちょっと尖らせて、偏らせたのだが。まあ、取りあえずこんなところで。
    ▼そういやこないだ『愛液の神秘』って本もでてたな。この本の中身はチェックしてないけど、あれって結局なんなんだろう。
    ▼今日は処暑である。「処」にはおさまるという意味がある。つまり、暑さがおさまる、というのが処暑なのだが、まっったくもって暑さがおさまる気配なし。という話を、朝のニュースでみんなやってた。
    ▼夕方、bk1へ。主にSFコーナーをいじる。ハルキ文庫から9/14日に出るSF(関連書籍含む)8点、全点の予約を開始。
    ▼なお、bk1の予約は、現時点では、発売予定日3日前にうち切られます。問題は、「発売予定日」というのは、しばしば実際の「発売日」とはズレることが多いということ。このへん、もうちょっとなんとかならんのか、というのは僕らも悩んでいますが、もう少々お時間を下さい。
    ▼そのほか、例によって笑うしかない話や、またまた新たな機能が発見されたり。まったく謎のつきないシステムである。
    ▼伊豆諸島の話は、マジで気になっている。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,547。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,100。Vol.111配信。



  • 00.08.22
  • ▼相変わらず、やる気なし状態。
    ▼本読むのもかったるいのだが、そうも言ってられないので読む。『
    マルコ・ポーロと私』(楠見朋彦、集英社)、『快感のいらない女たち』(酒井あゆみ、講談社)、『細野真宏の「株」「投資信託」「外貨預金」がわかる基礎の基礎講座』講談社。
    bk1の仕事のいちばん面白いところは、実際にモノを売ることができる、ということだ。本当にモノを動かすことができる文章とはどんなものなのか、ということを、実際のデータをもとに考えることができる、ということだ。散見する机上の空論ではなく、実際の数字を見ることができ、それに合わせて戦術を考えていけるというのは楽しい。
    しばらくして落ち着いてきたら、そこから逆に、書評とはどういうものであるべきなのか、考えてみたいと思っている。
    ▼夜、心がざわめたので散歩に出かける。そしたら蚊にかまれた。かなしい。
    ▼HotWired。遺伝子組み換え小麦に議論沸騰イギリスでヒト・クローン研究に規制緩和の動き
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,544。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,097。


  • 00.08.21
  • ▼なんか精神的夏バテかも。焼き肉食いたいな。自宅に帰ったら「焼き肉デリバリー」のチラシが入っていた。
    ▼俺の部屋はなぜこんなに荷物が多いのだろう。単に本が多いだけなのだが、うんざりする。
    ▼深夜のドラマをボケッと見ていて、最近の俺はクサイ話が好きらしいと気が付く。ああ、なんて素直な僕。
    ▼チョコレート菓子からガの幼虫が出てきて、ブルボンが約2万3000個の製品を自主回収するそうだ。
    ▼最近こういう事件がやたらと新聞ネタになり、大騒ぎされている。この日記で書いたと思うけど、僕は口の中に入れたキャラメルの中から生きた青虫が出てきたことがある。あれも今だったら新聞ネタになってキャラメルが何万個も回収される騒ぎになったのだろうか。そして新聞記者に「もう、びっくりしました!」なんて答えていたのだろうか。
    ▼ああ、日本は平和だなあ。
    青木みやさんによるbk1へのダイレクトリンクの張り方と、SFサイトのマップ。
    ▼『ミルクの不思議を科学する』という本があるのだが、その書誌情報を探していて、ついでにもう一冊本を見つけた。『ジョアンの牛乳でキレイになる』。いや、書籍名はどうってことないのだが、その著者名が「ジョアン・タップリン」。…ごめんなさい、失礼ながら冗談かと思っちゃいました。
    ▼CNN。観測衛星チャンドラ、銀河の衝突映像を公開
    ▼萬晩報。客不足に悩むハノーバー万博−マンションの中の自国文化圏
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,550。Vol.58配信。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,097。


  • 00.08.20
  • ▼あれ? 昨日、日記さぼっちゃったのかな? まあいいや。本屋へ行って、いろいろ買い込みましたとさ。
    ▼今月のロボコンマガジンの表紙は、以前日記でも触れた
    青学・古田先生のMk.5。かっこよく撮れている。次号は、「Beast3解体新書」だそう。ということは山本さんが全面協力って感じなのでしょーか。
    ▼古田先生には「そのうちインタビュー・メールに登場して下さい」とお願いしていたのだが、これだけご本人に書かれると、もう聞くことはないかな。鈴木クニエさんの取材記事っていうのはどこに出るんですか?
    すしあざらしの公式サイト。
    ▼この日記も、だんだんだらけてきたなあ。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,550。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,088。


  • 00.08.18 一時雨
  • ▼夜中、というか朝方、地震のあとにbk1の仕事。塩澤SFマガジン編集長のコラムと、五十嵐太郎氏の建築コラムの更新作業。自宅からだと遅くてイライラするのだが、一度始めるとついついやってしまう。
    ▼ちなみに科学書サイトの書評は、随時更新している。原稿をライター各位から頂き次第、まずDBに反映させ、そのあとレビューページにまとめて掲載という形を取っている。
    ▼曙橋方面の定例会議→bk1。やると必ず奇妙な現象を発見してしまう。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,551。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,070。


  • 00.08.17
  • ▼みんなが休む、この「お盆」とかいう仕組みはそろそろやめたほうがいいのではないかと思う。でも俺も閑なので、寝て過ごす。
    bk1から本が、初めて箱で届く。『意識の認知科学』『燃料電池革命』『図説ハエ全書』『パラドックス!』『21世紀の環境予測と対策』『図解ゲノムビジネスが見る見るわかる』『ヒトに最も近い類人猿ボノボ』などなど。
    ▼そのほか、こないだSFコーナーで紹介していた『クリスタルサイレンス』から入れ替えた、ひろき真冬画集『ETIQUETTE OF VIOLENCE』とかも購入。どうやら品切れらしい『ルイーズ』は持ってたんだけど、こっちは未購入だったのよね。
    ▼注文履歴を見ると、僕はbk1で50冊注文しているそうだ。リブロやジュンク堂も相変わらず使っているつもりだったし、実際そうだと思うのだが。本代がさすがに気になる。
    ▼休みの間に届いた本は、『D』の新刊とか『粋な旋盤工』とか『生物30億年の進化史』とか。bk1でも文庫の注文は多いし、さすがに売れるだろうと思っていた『D』は、ぜんぜん売れない。入庫が遅れたせいもあるんだけど、に、しても動かない。そういえば『影が行く』の予約も思ったほど集まってない。ネット書店での売れ筋、未だによく分からず。
    ▼ちなみに『D』の内容は、基本に戻ってきた感じ。守る相手も兄妹だし、なんだかやけに優しいし。
    ▼『パヴァーヌ』は、やっぱり68年刊行の本だな、と思ってしまった。
    ▼分かってきたのは、売れるかどうかはコンテンツにはほとんど関係ないってこと。ただし、「ポップ」を立てると売れるってことはある。でも、その中のコンテンツがどうだからこうだ、ってことはあまり関係ないみたい。大事なのは、いかに客筋を見るかってことだけ。書評の字数云々と言っている人も複数いるみたいだけど、数字を見てるとそんなの全く関係ことは明らか。
    ▼商売の基本はテキ屋だから、結局はその辺かな。そういう意味でも、もうちょっとbk1のバックヤードのシステムは何とかなってもらいたいところが多い。もっと機敏に対応できるようになって欲しい。
    ▼自炊も面倒だし、弁当屋も遠いので、レトルトのカレーをバクバク食う。
    ▼夜、NHKのサン・テグジュペリの番組、『星の王子さまに会いにいく』を見る。これは良い番組だった。いろいろあっても、世界は美しい。
    ▼小学生のときに読んだ『星の王子さま』は意味が分からなかったが、今ならきっと、サン・テグジュペリの小説全てが興味深く読めそうだ。そんな気がした。
    ▼mainichi インタラクティブ。IBM研究所で量子コンピューター実現米IBM ヒトゲノム解析ソリューション開発などを行う新部門ライフスタイルを変える? 次世代携帯電話
    ▼bk1遺伝子ビジネス本特集
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,552。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,057。


  • 00.08.16 一時雨
  • ▼渋谷へ行って雑談し、その後やっぱりbk1へ。
    ▼なお、バナーができたそうです。僕は使いませんが。
    ▼また、検索窓の記述法が分かりました。僕は、ちょっと加工して使ってますけど、表から適当に持っていって下さい。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,543。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:23,047。


  • 00.08.15 曇り一時雨
  • ▼午前中からbk1へ。ごそごそする。夜、bk1復活。


  • 00.08.14
  • ▼bk1へ。いろいろと。
    ▼東京はすいている。いつもこのくらいだといいのに。でも、人がいることが東京のメリットだからな。
    田宮氏のインタビュー記事


  • 00.08.13 曇り
  • ▼だらだらとTVを見てすごす。相変わらずクウガはスペシウム光線で敵をやっつけるウルトラマンよろしくライジング・フォームで敵を倒し、『開運なんでも探偵団』の再放送では田中一村(小林照之『神を描いた男・田中一村』中公文庫参照)の絵が出ていた。
    ▼報道特集見る。三宅島・雄山ではかなり変わったことが起こっているらしい。火口が大きく陥没しているが、その陥没分は、火道の中に吸い込まれているらしいというのだ。群馬大の早川氏が番組に登場していたが、3000年に一度の現象ではないかと言っていた。氏のウェブサイトを見ると、「噴火が陥没を起こしたのではなく,陥没が噴火を伴ったのだと考えられる」そして「毎日1000万立方メートルずつの陥没が継続しているとみられる」とのこと。
    ▼もう一つは日航機事故のはなし。ダッチロールとフゴイドにどう対応しようとしていたかという話が主。あのテープ、今週何度も聞いたが、何度聞いても見入ってしまう。しかし運輸省は、あのテープも廃棄にしていたのか。来年の情報公開法を前にして、あちこちの役所で書類が廃棄されているんじゃないかと勘ぐってしまいたくなる。
    ▼ミールに乗るための選抜バラエティーをアメリカではTVでやるらしいが、出場者たちはみんな『ドラゴンフライ』を読んでもやっぱりミールに行きたいのだろうか? …でも、もし日本でやったら知り合いの人たちがいっぱい応募しそうな気がするなあ。番組はASAYANだったりして(笑)。
    ▼夜はだいぶ涼しくなった。
    ▼まぐまぐは16日(水)までお休み。


  • 00.08.12
  • ▼bk1はお休みなので、1ユーザーとしての使い勝手を。
    ▼まず、配達の問題。配送先を複数選べるのはいいのだが、時間指定ができない点は非常に不便。これは地区によって配達可能時間がバラバラであることが原因だというが、郵便番号からその割り出しとマッチングはできるはず。だからなんとか対応してもらいたい。
    ▼次にDBの問題。いわゆる2週間出荷は要するに版元取り寄せのことだが、これを本当に生きているものだけにしてもらいたい──というのは誰もが考えることだが、それは不可能である。前にも書いたけど、いつ重版がかかるか誰もしらないからだ。
    ▼ただし、発注時、そして発注後、自分が頼んだ注文伝票がどういう状態にあるのかということは、もっと頻繁にカスタマーに打ち返すべきだ。あれをデザインした人間は、amazon.comを使ったことがないのだろう。現在版元に問い合わせ中、というメールが一通来るだけで、客の心理状態はまったく変わるのだ。なんでそういうことが分からないのか。おそらく「本当にこの本が欲しい」という状況下で、自分の金を使って本を注文したことがないのだろう。
    ▼新宿で飲み会(?)。あの面子ならファミレスでやればいいんじゃないだろうか。新宿にもファミレスはあるんだから。
    ▼ZDNet Japan。
    音声認識技術の進化
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,515くらい?
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:22,985くらい?


  • 00.08.11
  • bk1を経由して、曙橋方面の会議へ。
    ▼なおbk1は現在お休み中。復活は16日未明。
    ▼ebookoffがお盆の最中にオープン日をぶつけてきたのは、たぶん、ある意味正解。初日は例によってアクセスが殺到するだろうが、お盆の最中なら、その集中も、かなり緩和されるはずだ。
    ▼しかしこれで、小説系は特にヤバイだろうな。俺も他人事じゃない。
    ▼ネットのなかの読書記録の不思議なところは、三カ所くらいで話題になっていると、それだけで超話題作のような気がしてしまうところ。小説系だとサイトも読んでいる人も多いから、そういうことがよくある。最近の科学書だと、これに該当するのは『「知」の欺瞞』くらいかな。
    ▼CNNから意味不明の記事。DNAの動力でいずれコンピュータ速度は1000倍に?
    ▼hotwired。自動生成回路でマイクロチップの限界に挑むマイテルが光ファイバーの画期的技術を開発米国版『シーマン』体験レポート
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,509。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:22,975。


  • 00.08.10
  • ▼田町の博報堂を経由してbk1
    ▼以下、掲示を頼まれましたので。もちろん興味ある方に転載可。

    雑誌編集アルバイト募集
    
    雑誌『蛋白質 核酸 酵素』の編集をお手伝いくださる方を求めております.
    仕事内容:月刊誌『蛋白質 核酸 酵素』(分子生物学,生化学の総説誌)の編集
    業務全般
    (原稿整理,校正,進行管理,原稿料計算,本・別刷の発送,その他)
    勤務期間:2000年8月下旬〜12月28日(木)
    勤務時間:週4〜5日/9:00〜17:00の間,6〜7時間
    待  遇:1) 給与 時給(経験に応じて)
         2) 交通費 実費支給
    条  件:1) 年齢・性別不問
         2) 自然科学書編集経験・PCスキル(Word,Excel他)
    *詳細はお電話または面談にてご説明申し上げます.
    
    連絡先:
    『蛋白質 核酸 酵素』編集部
    北 由美子
    112-8700 東京都文京区小日向4-6-19
    共立出版株式会社
    Tel 03-3947-2515
    Fax 03-3944-8182
    E-mail: kitay@kyoritsu-pub.co.jp
    

    ▼む、こちらも募集。警視庁、特別捜査官募集。特別捜査官とは、財務捜査官・科学捜査官・コンピュータ犯罪捜査官のこと。締切は9/8だそうな。
    ▼hotwired。『SETIアットホーム』の宇宙人探しは続く。来年5月終了予定だったが、資金提供があったとのこと。SETI@homeといえばbk1では『SETI@homeファンブック』が24時間以内出荷ステイタスです。未購読の人はこの機会に買うように。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,493。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:22,960。



  • 00.08.09
  • bk1に行く。また久しぶりだったらしい。棚をいじったり。残念ながら自動ではなく手動でSFサイト科学書サイトに、それぞれ「ランキング」を作った。ページの一番下をご覧下さい。
    eBOOKOFF、8/14日にオープン。
    メールマガジン読者のためのポータルサイト「MAILZINE.NET」。だって。
    ▼毎日インタラクティブ。携帯電話が財布代わり フィンランド
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,480。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:22,969。Vol.110配信。


  • 00.08.08
  • ▼季節がゆるやかに秋へと移行しつつあるのを感じる。海に行きたいなーとぼんやり思う。
    ▼15年前の御巣鷹山・日航機事故のボイスレコーダー公開。言葉がない。
    一方で運輸省が、昨年、事故の記録をほとんど破棄していたことが分かったという。理由は「(規則で決められている)10年以上経ったから」。これが公務員の仕事である。
    bk1でベストセラーとなった『ピニェルの振り子』、ようやく24時間ステイタスに復帰。だがまだ書影が復活しない。データベースの中にあるファイルをひっつければ良いだけの話に一体いつまでかかってるんだ。うむむむ(以下自粛…ぐぬぬ)。ご迷惑をおかけしてる方々すみません。…これに懲りずに、今後もよろしくどうぞお願い申し上げます。ともあれこれで、またお届けできるようになりました。
    ▼というわけで、新企画。妹尾ゆふ子氏の新作『NAGA 〜蛇神の巫〜』の冒頭部分「立ち読み」ができるようにしました。妹尾氏と角川春樹事務所の好意によるものです。お盆休みになっちゃう前にbk1−SFサイトへゴー。予約してね。
    ▼「なんかおかしいぞ出版業界」って、まとめられてるページがあったのか。まとめて読んだほうが面白いな。この人の文章は独特だよな。なんていうのか、若さがあるっていうか。
    ▼オンライン書店の関係者を集めて座談会とかやらせたら面白いかもと思う。そういう仕事なら喜んでライターやるのに。
    ▼エゴの拡大。あまりにエゴが拡大してしまった人は、それを修復することだけに大きなエネルギーを使わねばならなくなる。
    ▼hotwired。遺伝子組み換えビタミン強化米技術を発展途上国に無償提供。ほら始まった。
    ▼これは応援したいと思う。zdnet。書籍の内容などを検索できる「版元ドットコム」がオンライン販売を開始。どういう人がどういう気持ちでやっているのか、取材してみたい。
    ▼中国で、魚の角膜を人間に移植したとかいう記事がどっかの新聞に出ているらしい。効果は分からないが、中国おそるべし。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,464。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:22,955。


  • 00.08.07 一時雷雨
  • ▼ハリソン・フォードがヘリで人を助けた話、冬樹さんの日記に賛成。確かにレスリー・ニールセンには来て欲しくない(笑)。ハリソン・フォードは普段は牧場で馬に乗ってるんだと聞いた。でも助けてもらったら「はい、大統領」と言ってしまいそうな気がする。
    ▼なんとなくやる気なし。
    ▼でも本だけは読まないといけないので読む。課題処理。『骨の袋』新潮社、『山谷崖っぷち日記』TBSブリタニカ、『30代建築家30人による30の住宅地』ギャップ出版。
    ▼今回はどれもそれなりの面白さがある本だったのだが(キングは相変わらず圧倒的に読みやすい)、やはり出色は『山谷崖っぷち日記』。第九回 開高健賞受賞作、なおかつ山谷の話。というわけでひねくれモノの僕はマユツバ気味で読み始めたのだが、これは面白い。最初はプロレタリアート系かと思ったが、違った。やっぱり帯にある「現代の方丈記」のほうが合っている。
    ▼BizTech。 国防総省が海洋現象の予測研究に「RS/6000 SP」導入
    平成12年版厚生白書の概要
    ▼日経コンピュータ。インターネットに医師探しのWebサイトが誕生
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,471。Vol.057配信。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:22,942。


  • 00.08.06
  • ▼未明。突然あがった白煙と部屋に立ちこめた異臭とともに、僕が使っていた液晶ディスプレイCPD-L133(ソニー製)の画面は暗転。そのまま永眠なさいました。
    ▼げげ、どうしよー、これで原稿遅れても言い訳と許してもらえるかなーと思いながら、朝を待つ。
    ▼というわけで朝になり、『所さんの目がテン!』と『仮面ライダークウガ』を見、『骨の袋』の上巻を片づけたあと、ソニーのカスタマーサポートに電話。結局、取りあえずは代替機を貸してもらい、モノそのものは交換となった。いま、この文章はその代替機のディスプレイを見ながら書いている。
    インターネット・ウォッチで「特集 徹底調査! 使えるオンライン書店・2000年度版」。
    読むに値するところと、単なる思いこみで書かれているところが入り交じっているように見える。前半の部分は私も一人のユーザーとしてまったく同感のところが多いのだが、後半はほとんど思いこみじゃないのかな。たとえば「(オンライン書店は)ターミナル駅の駅前一等地に大型店舗を出すくらいのコストをかけてやらないと、決して成功できないんです」と言ってるけど、これはいったいいくらくらいの金額を考えて言ってるのかねえ。こういうのは、具体的に言わないと無意味でしょ。
    ▼まあはっきり言っちゃうと、総じて「そんなことは分かってるよ」レベルの話でしかなかった。問題は、その「分かっていること」を実現することが(様々なレヴェルで)なかなか難しい現状と、「分かっていること」以上のことが何なのか分からないこと、この2点にあるのだ。記事を書いた記者さんは、その辺が全く分かってないんじゃないですかね。個人が勝手に書くウェブ日記じゃないんだから、もうちょっと頑張って書いてもらいたいものだ。でないとまさに書きっぱなしでしょう。そんなのはジャーナリズムじゃないでしょ。
    ▼ただし、前半のカスタマーとしての部分は、誰かさんたちにちゃんと読んでもらいたいね。そういう意味では厳しい記事は歓迎だな、僕としては。日本の会社とサラリーマンたちは外圧に弱いのだ。
    ▼あれ、まだ僕んち→クロネコで本を買っている方がいらっしゃる。それだと送料かかっちゃいますよ。bk1で買ったほうが安いっすよ。やっぱボタン一発っていうのが効くのかな。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,464。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:22,930。


  • 00.08.05
  • ▼今頃SFな人たちは日本SF大会ですね。楽しんできて下さいな。でも本屋にチラシ配るだったら、どうしてbk1にも配ってくんないかな。やっぱ書店っていう認識じゃないわけですかね。その割にはリアルの書店よりも要求レベルが高いのは何でなんだろ。
    bk1から『インターネットの起源』アスキー、『スズメバチ』八坂書房、あとはライターの鈴木クニエさん曰く、日本の住宅事情を考えない弁当箱のような(俺も賛成だ)<Newton Science Series>から5冊まとめ買い。『ハイパースペース・サーフィン』『失われた聖櫃 アーク伝説のなぞを解く』『銀河宇宙への旅 宇宙探検の未来』『H2O 水の伝記』『インフルエンザウイルスを追う』。
    全部でかい本ばかり。これだけ買ったら段ボール箱に収められてくるのかと思ったが、やっぱり袋だった。『銀河宇宙への旅』は口絵しか見てないがSFファン必読みたいだな。
    ▼スティーブン・キング『骨の袋』を読む…が、ほどなくスイマーがやってきて僕はベッドに。
    ▼bk1はこの本のデータもおかしいじゃないか。書誌情報は合ってるけどさあ。ああ、まったく…。
    ▼asahi.comによると、「香港最大のインターネット書店が経営破たん 」。97年に設立され、10万人の登録会員を抱えていた博学堂、自主清算へ。
    ▼星雲賞決定。詳細はSFオンラインを参照のこと。
    bk1のSFコーナーでも星雲賞コーナー設置。…そしてまた障害を発見してしまった(涙)。
    ▼心揺れ動く。0【レビュー】やっと帰ってきてくれた! トラックボール搭載の『Let's note』にチョーラブリー
    ▼そうそう。bk1で2週間以内出荷表示になっている本を注文して「品切れです」と言われてがっくりしている方。念のため申し上げておきますが、それは、必ずしも無駄ではないのです。なぜなら、出版社のほうに注文は行ってるわけですから。
    で、ご存じの方も多いと思いますが、版元の営業(編集ではない)が再版を決める要素(の一つ)として、累積でどのくらい注文や問い合わせが来たか、ということもあるわけです。さらに、これまた多くの方がご存じだと思いますが、客注を受け付ける書店は、いまどんどん減ってます(なぜなら苦情対応ばかりしないといけないため、コストに見合わないからです)。そういう状況で、もし大量に客注が入ってきたら…?
    客商売的には言い訳でしかないけど、そういう意味での効果はあるんだということです。
    ▼また、いまはまだまだ、この程度ですが、将来的にはもっと意識的に仕掛けることもできるかもしれません。復刊フェアと協調したりね。
    実を言えば、そういう話はもう来ています(版元の見当はつくでしょう)。来年くらいの話だし、そのときまで僕がbk1にいたら、ですが。bk1にとっても僕にとっても予定は未定。
    ▼あらゆるところに商売の種。asahi.com。講義わからぬ大学生に受験予備校が「支援センター」。駿台予備校。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,466。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:22,962。


  • 00.08.04
  • ▼池袋にて、最近は「Web現代」で<人体改造の世紀>などを執筆されているライターの森健さんと会う。雑談。今回はさらっとしかお話できなかったので、そのうちじっくり。
    ▼東武のなかの旭屋をぶらついてから曙橋定例会議。
    ▼そのあと渋谷にて飲み会…と思っていたのだが、こちらはお流れ。しょうがないので弁当を買って帰宅。
    ▼読了した本は『優生学と人間社会』講談社現代新書。勉強になったことも多いのだが、最後のほうが物足らない。ただそれは『優生学の復活?』毎日新聞社などが既に刊行されているから。あとはそのうち表ページで。
    ▼そうそう、『宇宙はこうして始まり こう終わりを告げる』(白揚社)は、おかげさまでbk1でも何冊か売れたようです。まだまだ在庫あるけど。
    ▼『実験医学・別冊 ゲノム医科学とこれからのゲノム医療』羊土社、『SNP 遺伝子多型の戦略』中山書店、『遺伝子ビジネスの世紀』日経BPと、その手の本がバカスカ出ていて、買っただけでぜんぜん読んでないのに、さらに『ゲノム創薬の新潮流』シーエムシーを注文してしまった。早く読も。
    ▼そういや『身体性とコンピュータ』共立出版(bit別冊)ってのも買ったんだけど、まだ一本も読んでない。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,450。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:22,945。


  • 00.08.03
  • bk1の公式アナウンスから。
    ビーケーワンは システム・バージョンアップのため、8月12日(土)午前0時〜8月15日(火)の間サイトをお休みさせていただきます」
    ▼ひたすら原稿を書く。う〜ん、だんだんクライアントの依頼から離れていっちゃったような気が……。
    ▼とある有名なオジサンから馬鹿なメールが来たが、俺的にはちゃんと返事を返した。さあ、どういう展開になるか楽しみだね。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,445。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:22,928。


  • 00.08.02 晴れ一時雷雨
  • ▼朝まで課題処理。メールしたあと、寝る。
    ▼ものすごい雷雨の音に目覚める。天のバケツをひっくり返したような、とは、まさにこのことかと思われるほどの雨、驟雨。でもその後アッという間に、その雨に濡れた道路をも乾かす強烈な太陽。
    bk1へ。予約受付中の『影が行く』の書影&収録作品リストを入れたり、もろもろ。未だに様々な新発見がある謎のシステム。他人事だったら本当に楽しいに違いない。
    ▼なお『永遠の森 博物館惑星』は早速重版がかかったそうです。
    ▼ちなみに『影が行く』というのは、映画『遊星よりの物体X(リメイク版は「からの」)』の原作として知られる短編です。
    ▼HOPE-Xの実機製作が凍結されてしまった。個人的な理由によりショック。うう〜。
    ▼『ザリガニはなぜハサミをふるうのか』中公新書、『算数があぶない』岩波ブックレットほかを読了しながら帰宅。留守電に何も入ってないのを見て、ほっとする。
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,428。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:22,926。Vol.109配信。


  • 00.08.01
  • ▼税金を払って本屋を経由しつつ、bk1へ。
    ▼『パヴァーヌ』の件で御礼と挨拶そのほかもろもろを、と思って扶桑社T様に電話。すると、『パヴァーヌ』の件はbk1とは関係なかったとのこと。失礼しましたー。タイミングがあまりにぴったりだったので、つい。編集長が僕の日記をたまに読んでくれているというのにもびっくり。ともあれ、これからよろしくどうぞお願い申し上げます。
    bk1では例によって今日もいろいろあったのだが、気が付いた人は気が付いたかも。でも、みんな相当なことが起こっても動じなくなった。でもまずすぎるよな…。はやく治ってくれ。
    ▼いわゆる「コミュニティ」のことですね。ま、ネットの場合、「近くに」と言っても別にそのサイトの中にある必要はなくって、みんながわいわい話している中でbk1の話が出てくるようになれば成功でしょう。いまはまだまだ、全く知名度がない。SF者を除いて。なお、SF予約はやっぱり好調っす。まあそういうことですね。
    ▼科学書もね…まあ、健闘はしてるんですけどね。健闘じゃダメなんですよ。
    ▼そのほかメールくれてる人たち、どうも。最近あれなのでいちいち返事は返しませんが、ご容赦。
    ▼日本油脂の工場で爆発。個人的には、こないだのコンコルドよりもショック。
    ▼これって、前に梶田さんに聞いた奴かな。hotwired。次世代車椅子『アイボット』(上)
    ▼zdnet。東芝に聞いたBluetoothの現状と未来
    ▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:8,413。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:22,910。

    | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | index |
    | HomePage | Give me Your Opinion |

    moriyama@moriyama.com