98年9月 diary


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  • 98.9.30 雨のち曇り
  • ▼いろいろと本を買いだし。いろいろと出てますね、今月は。科学書はパッとしないけど。
    ▼打ち合わせに行くが、すれ違い。待ち合わせの店のオヤジがとにかくむかつく奴だった。俺を全く客として扱わなかったばかりか、敬語(です・ます)すら使わない。殴らなかったことを後悔している。俺も気が長くなったもんだ、まったく。
    ▼【
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  • 98.9.29 雨
  • ▼世の中では色々とくだらないことが起こり続けている。それがどうした。
    ▼【
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  • 98.9.28 雨のち曇り
  • ▼秋霖(しゅうりん)。秋の長雨のことをこう呼ぶそうだが、まだ雨。寒冷前線が通過したあとはめっきり寒くなった。
    ▼NTT
    ICCの仕事で北里にて養老孟司氏にインタビュー。まるで『ブレイン・ヴァレー』みたいな話になってしまった。
    ▼Field Gateのニュースによると、「信長の野望Internet」というのをコーエーこと旧 光栄(笑)が出したらしい。書状機能が実に面白い。偽物を出せるのだ。しかも人の名前を騙ることもできるという。偽物書状を出しまくると「人気度」パラメータが下がり、それを参考にしながら本物か偽物かを判断するそうな。Win用なので俺には関係ないが。
    ▼『SCIaS』だが、やはり月刊化だそうな。99年1月号(12月5日発売)から。
    ▼高さ700m以上の「第二東京タワー」を造る計画があるらしい。成層圏プラットフォームはどうなるんだ。
    ▼トップに貼ってあるとおり、日経ネットナビ主催の投票企画「ホームページ大王1999」にエントリーしました。皆様、是非御投票下さい! よろしく!!!
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  • 98.9.27 曇りときどき雨
  • ▼SF者オフから一夜明けて、ジム・カールトン『アップル』早川書房の下巻を読む。読みながら、SFの人(他人事モード)が言うことと、アップル信者、Macintosh信者の言っていることが、よく似ていることに気が付いた。
    「いいんだよ! 面白いんだよ!」
    だが、これだけでは所詮「子供の叫び」でしかない。残念ながら、マーケットの数字はそんなものでは動かないのである。実需に対する感覚を失ったときから凋落が始まる。なお僕は80万出してパワーブックを買ったことのあるMacintoshユーザーだ。今はまだ。
    ▼『知ってるつもり!?』では歌舞伎の話。歌舞伎は一度見ただけだ。だが僕にとっては、もう一度行きたいと思うようなものではなかった。最近のメディアでは、やけに歌舞伎系の人を持ち上げている。だが、もし国が保護していなかったらどうなるのだろうか。それはさておき『於岩稲荷来由書上(おいわいなりらいゆかきあげ)』という幕府調査資料が残っているというのは面白いなあ。
    ▼【
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  • 98.9.26 曇りのち雨
  • ▼今日は<SF者オフ>の日。生憎の天気だったが、昼の部は20人以上、夜の部はなんと38人!だったらしい。いやー、大したもんです。お会いした方々、どうもでした。
    ▼自宅に帰ると、山のような郵便物。仕方ないので仕事する。
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  • 98.9.25
  • ▼日本ネットスケープの杉山社長が突然辞任する今日この頃だが、残暑が厳しい。暑いよ〜。後の記録のために書いておくが、四国や西日本では豪雨。
    ▼朝から電話。いきなり嫌な気分になるが、多分お互い様である。どうせなら仕事は気持ちよくやりたいものだ。
    ▼相模原の宇宙科学研究所へ出かける。日本スペースガード協会講演を聞くためだ。なんと10人ちょっとしかいない。まるでSF大会(しかもローカルコン)の売れない企画部屋みたいだった。
    ▼馳星周『漂流街』を50ページほど読むが、暗澹たる気分になってしまう。
    ▼三田出版会はやっぱり解散だそうな。本は多分断裁ですな。いまのうちですよ。
    ▼こっちはうわさ。『SCIaS』が月刊化するらしい。ビジュアル系になるらしい。僕はあそことは全く関わってないので、あくまで「うわさ」ですが。もし本当なら、当初のリニューアル・コンセプト──科学ニュース雑誌──は、崩壊したわけだ。あーあ。
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  • 98.9.24
  • ▼取りあえず昼まで寝ようと思ったのだが眠れない。仕方ないので朝っぱらから電話をかける。が、やっぱり芳しくないのですぐにやめてしまって、メール書き書き。
    ▼夜、コピー機を使わせてもらうために飯田橋まで。どっかこういう時のためのレンタル・オフィスとかないのかなー。ただし、格安に限る。
    ▼ここ、moriyama.comのヴァーチャル・ドメインを置いているサーバーが、台風の為に、物理的に引っ越すらしい。いや、フロリダだからハリケーンか。しばらく止まることもあるみたいだけど、ご勘弁を。
    ▼宮部みゆき『幻色江戸ごよみ』をようよう読了。
    最近、本当に本が読めない。いかんね。その割には毎日原稿を書いている、っていうのは矛盾だよなあ。いかんいかん。
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  • 98.9.23
  • ▼僕は滅多に夢を見ない。いつも爆睡である。だが、今日はおかしな夢を見た。しかも最近のSFで流行りの「大河系」である。なんと物語は3部構成。
    俺はもちろん主人公なのだが、舞台はどうやらかなり先の設定。最初は場末から始まる。俺は貧乏な若者なのだが、つつましくも微笑ましく暮らしていて、恋人もいる。子供もできるのだが、何やらごちゃごちゃあって別れてしまう。ここまでが第一部。
    第2部は、10年後くらいの設定。やることもなく能もなく金もない俺は、どこかの惑星(火星?)を開拓する会社の労働者の一人として、鉱山採掘のような仕事に従事している。一方、かつての恋人はなぜか宇宙軍みたいなところに所属していて、エリートになっている。ところが彼女が、たまたま起こった惑星規模の変動による事故で、惑星上に取り残されてしまう。で、未練たらたらの俺がその恋人を助ける、のではなく、どこかに泣きついて助けてもらう。これが第2部。
    第3部の舞台は宇宙軍みたいなところ。どうやらそこは海兵隊的組織らしいのだが、入隊していないらしい俺たち(仲間がいるらしい)も、なぜか作戦の中に組み込まれてしまう。で、その指揮官がなぜかまた俺の知り合いで、という形で延々続くのである。
    もちろん、実際の登場人物は遙かに多く、プロットも、もっと錯綜していた(ように感じられた)。ここには恥ずかしくて書けない感動的な伏線まで張ってあり、なかなか楽しめた(笑)。
    どっちかっていうと星野「2001夜」之宣系の話だったかな。あれをもっと泥臭くした感じ。ちなみに僕の夢はいつもモノクロ。
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  • 98.9.22
  • ▼最近まったく更新してなくて申し訳ない。昨日はついに日記の更新までさぼってしまった。実は忙しいらしいぞ。
    ▼これまた昨日のことだが、
    今日のURLというページで紹介されていたらしい。
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  • 98.9.21
  • ▼いやー、さくさく早い回線は、やっぱり気持ち良いなあ。大量に印刷する。どうもお邪魔しました。
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  • 98.9.20
  • ▼どこに住んでいるかも知らないし、かれこれ2年くらい話をしていない弟から、電話がかかってきた。結婚するという。ふーん、そうかと答えた。
    ▼【
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  • 98.9.19
  • ▼テープを起こし、課題図書を読み、別のお仕事をほんのちょっとだけ手をつける。こりゃーダメだ。貧弱な僕の環境では埒があかない。
    そろそろマシンを買い換えるべきなのかもしれない。僕はDuoユーザーなのだが、持ち歩きすぎでボロボロなのである。ガムテープで補強しているが、ディスプレイには縦縞が入っているし。iMacでも買おうかなー。でもどうせデスクトップを買うんなら、もっとしっかりした奴を買った方が良いような気もする。最近この手の情報を集めてないからさっぱり分からない。誰か教えて下され。
    ▼【
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  • 98.9.18 曇りときどき雨
  • ▼適当に電話やメールしたあと、川口で行われたマルチメディア・フォーラムなるものを見学。講演は、海外のメディアセンターの人達の話はそれなりに面白かったが、あとは寝ていたのでよく分かりません(爆)。でも要するに「だから僕らにお金を下さい」と言っていたような気がする。
    そういや「グローバル化」ということも盛んに叫ばれていたのだが、それって「どこへ行っても同じもんばっか」という現象を生み出していることを、あの人達は理解していたのだろうか?
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  • 98.9.17 曇りのち雨
  • ▼omronが開発したペットロボット
    ▼東大本郷キャンパスにて中澤港氏にインタビュー。ついでに最近の小説の話などもする。
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  • 98.9.16 雨のち晴れ
  • ▼なぜか朝5時半に目が覚めてしまう。外は台風5号の影響で大荒れ。風と雨の音を聞いていると、どういうわけか昔のことをやたらと思い出して、眠れなくなってしまった。
    ▼三軒茶屋のアスキーに行ったあと、渋谷で晩飯を食う。
    ▼【
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  • 98.9.15 曇りのち雨
  • ▼『ロボコン』をなんとなく見てしまう。つい見入ってしまった。
    ▼沖縄では水温の上昇によってサンゴが死んでいるそうだ。どんな規模かぜんぜん分からないけど。
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  • 98.9.14
  • ▼篠田節子『弥勒』講談社を読破して寝る。
    ▼あまりの重さに全く見ていなかったHotWiredに
    テキスト版があることを初めて知る。
    ▼IBMのウェアラブル・PC。こうして未来はあっという間にやって来るわけだな。
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  • 98.9.13
  • ▼原稿をなんとか書く。時間がかかった原稿ってよくないんだよなー、俺の場合。
    ▼【
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  • 98.9.12
  • ▼空の雲が不思議な感じ。ゆきあいの空というのはこんな感じなのかな。
    ▼賞別・作家の生き残り率、みたいなデータはどっかにないのだろうか。賞によって、その差がずいぶんあるような気がする。
    ▼糸井重里の出た「未来潮流」はつまらなかったらしい。見なくて正解だった。
    ▼【
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  • 98.9.11
  • ▼ICCで打ち合わせ。というか雑談。どうも長居致しまして。本当に良かったのかな〜。
    ▼本屋でいろいろと買い出ししたあと、PHP
    BookChaseの三根さんと雑談。
    ▼これはいったい何なんだ?さっぱりわからん。重力に異変?:パイオニア10号と11号に何が起きているのか
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:6,984。


  • 98.9.10
  • ▼昨日に続いて残暑。布団を干したりして活用する。
    ▼突然、趣味の本を読んでいる場合ではないことに気が付き、ちょっとだけ仕事モードで本を読む。ところが、飽きてしまった(^_^;)。まあいいやと「ガイバー総集編」を読んでノスタルジー。最初のほうは展開早かったんだなあ。そんなことをやっていると本当に仕事の本が来てしまった。嗚呼。
    ▼HPの方はお留守になってるけど、
    PHP BookChaseに書いた原稿リンクを増強。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:6,950。


  • 98.9.09
  • ▼ジャストシステム、過去2年間の全国紙・地方紙,雑誌などの記事データベース検索などのできるNews Trekなるシステムを開始。サービス料金詳細
    ▼最近つとに感じるのが「中身空っぽだけどそれなりに意味があるかのように見える文章」を書く能力が必要だ、ということだ。たとえば作家の紹介だと「幅広い作風」とかいった表現がその典型。こういうフレーズを数多く持っていることが、やっぱり必要なのだ、と思う。商業用文章には、必ず読者がいる。その読者がある程度馴れた文章を提供することも、必要なのだ。聞き慣れた表現による定型化されたイメージの生起。これが文章全体の中で接続詞の役割を果たし、読者を分かったような気にさせる。捨てカットならぬ捨て文がないと スムーズに読めない。これもまた文章力か。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:6,938。Vol.20を配信。


  • 98.9.08
  • ▼真保裕一『ホワイトアウト』新潮文庫を読み出したら止まらなくなり、そのまま読了。読了後も、寝ようと思ったが目が冴えてしまった。これまた納得の傑作冒険小説。
    ▼【
    ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:6,901。


  • 98.9.07 雨
  • ▼<続出?!掟破りのベストセラー>というサブ特集の出てる『日経エンタテインメント!』をめくっていると、『レディ・ジョーカー』が公認会計士二次試験に出ていたという読者投稿があった。いやー、偉いもんだ。
    ▼【
    ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:6,879。エラーアドレスの削除が行われたらしい。まぐまぐランキングは50位ジャスト。


  • 98.9.06 曇りのち雨
  • 所さんの目がテン!を見たあと風呂に入って寝る。番組の内容は「笑い」。NTTコミュニケーション研究所の小山謙二という人が作った笑いのCGとか、ジャパニーズスマイルとか、人間はいつから笑うかとか。NTTの人の名前って、どっかで聞いたことがあるんだけど思い出せないなあ。
    ▼ふと思ったのだが、なぜ女の子は中学生くらいになると父親を嫌うようになるのだろうか? 顔を見るのも口を聞くのも嫌になるそうだ。存在そのものが嫌、というわけだ。しばしば聞く話だが、ほとんどの人が特に理由はないという。なんとなくイヤになるものらしい。
    だが、理由もなく嫌いになったりするはずがない。しかもかなりの人がそう感じるということは、理由は絶対にあるはずだ。ここには何か生理学的な背景や、進化的な物語があるのではなかろうか。もちろん社会的文化的背景が理由かもしれないのだが、取りあえずその可能性は無視して、ちょっと空想を巡らせてみよう。
    女性が「父親嫌い」になるのは、中学生〜高校生くらいの間のことらしい。大学生くらいになると、だんだんと平気になっていくらしい。となると、年齢に何か理由があるということになる。
    このくらいの年齢は、いわゆる思春期、性的成熟が行われる時期だ。昔だったら結婚している年齢である。子供も産んでいただろう。
    で、僕はふと思ったわけである。
    ひょっとして「父親嫌い」は、近親相姦を避けるためのメカニズムの一つなのではなかろうか?
    もちろんこれは単なる空想、物語である。だが、それなりに考えられる物語ではないだろうか。もちろんこれは空想というより妄想なので、んなことはどうでもいいのだが。
    さて、問題はここからである。仮に「父親嫌い」が近親相姦を避けるためのものだとしよう。では、その身体的・生理的背景にはどんなものが考えられるのだろうか。
    これは父親のことを視覚、音声、嗅覚情報などを通じて感知すると「イヤ」という気分が湧き起こるものであるらしい。父親情報によって何らかのトリガーが引かれ、それによって脳の中で何やら変化が起き、それが「イヤ」という形で出力されて出てくるわけである。しかもそれは年齢特異的に起こると考えられる。
    極めて、極めて興味深い問題だと思うのだが、誰か研究していないのだろうか。女性の「父親嫌い」に限らず、ひょっとすると、いわゆる「反抗期」というものの正体はコレなのではないかと妄想しているのだが…。やっぱり妄想かな(笑)。
    しかし、実際のところどうなのかなー。「心当たりがある」「いやそれは違うでしょう」といったご意見求む。そういう説があったりしたら笑えるな。
    ▼世界のクロサワ逝く。享年88。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:6,864。順調だ!問題はインタビュー相手探し。相変わらず絶不調。


  • 98.9.05
  • ▼適当に感想文を書いておくり、寝る。起きたらいきなり午後8時だった。気温は過ごしやすい。
    ▼いちおうボクシングを見る。「逃げちゃダメだ」がこんなにはまるスポーツもない。僕は、サッカーなんかよりボクシングの方がよっぽどフェアなスポーツだと思っている。反則もかけひきのうち、なんてのがどうしてスポーツなんだ?さっぱりわからん。
    ▼『クレイマー・クレイマー』をつい見てしまう。昔の映画や小説はテンポがよくていいな。最近の小説は、物語を紡ぎかたや描きかた、どこか勘違いしてしまっているような気がする。どこでこうなってしまったのだろうか。
    ▼SF者オフのページは
    こちら。参加者のHP一覧が便利。一次会はもう締め切りらしい。
    ▼東野圭吾『秘密』文藝春秋を読了。傑作だ。通俗的だと言われるかもしれないけど、少なくとも僕の中での東野圭吾評価はガラッと変わってしまった。人が泣くのは二通りの場合しかない、というのを思い出した(俺が勝手に考えたのだが)。つまんない監督によってつまんないドラマにされないことを祈る。
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  • 98.9.04
  • ▼iMacの実物を初めて見た。その性能はいま一つよく分からなかったが、デザインはやっぱ良いなあ。湾曲したディスプレイは気に入らないけど。あれは多分、フローリングの床にガラストップのテーブルか何かを置いて、その上で使うのが良いのだな。
    ▼『始皇帝暗殺』を試写会で見た。歌舞伎型の映画なので、いちおう歴史は予習しておきましょう。でも全ては驚愕の新解釈(笑)の世界なのでどうでもいいかもね。しかし2時間50分はケツが痛いぞ&コン・リーは相変わらず美人だな。
    ▼『
    六番目の小夜子』に野犬が襲ってくるシーンがある。読みながら、俺も一度、野犬、つーか野良犬の群に襲われたことがあるのを思い出した。
    俺が通っていた広島大学は3年の時に理学部が移転し、超田舎(住んでいる人スマン)にキャンパスができた。当時は街灯もあんまりなく、田圃の中だと真っ暗だった。
    その日の夜、実験を終えた俺は(本当に実験していたどうかは定かではない。他にやることもなかったから、多分実験していたはず)、いつもと違う道から帰ることにした。田んぼの中を貫いた、まるであぜ道のような道。周囲は真っ暗で、照らすものは月明かりだけ。もっとも、もともと夜に外を独りで歩くのが好きな性分で、俺はこういう暗闇が好きだった。だからこそ違う道を選んだわけだ。俺は夜道をのんびり歩いていた。
    俺には足下を見ながら歩くくせがある。その時も下を向き気味だったのだと思う。ふと、何か物音を聞いたような気がした。ひたひたひたひたという音。
    ハッとして前を見た。黒い影がいくつか、こっちに向かってやってくる。
    一瞬、体の下から上へぞわっと何かが立ち上がったが、状況が理解できなかった。田んぼの中を走って、影がどんどん近寄ってくる。目だけが光っているのが見える。そうか、この辺をうろついている野良犬だ。
    そこまで考えて、ようやく状況が飲み込めた。
    犬が周囲、四方からこっちに向かって走ってくる!ざっと見ただけで5は明らかに超えていた。しかもどういうわけかこいつらは四方からこっちに向けて走ってくるのだ。周囲には何もない。どう考えても俺を狙っている。走るか? いやダメだ、追いかけてくる。かといって周囲には身を隠すようなところや背にすべき壁もない。そうしているうちにも犬の群は近寄ってくる。足音はダッダッダッダッという音に変わっていた。犬の舌がはあはあと突き出されているのが見えた。
    こうなるともう考える暇はなかった。俺は覚悟を決めて半身を取り、腰を少し落とした。取りあえず一頭をなんとかしよう。そう思ったのである。最初の一頭が5mくらいの距離に近づいてきたとき、俺は体を動かす為に全身に気合いを入れた。
    「ハアッ!」
    自分でも信じられないくらいの大声だった。しかし効き目は覿面。犬たちはビクン、と体を震わせて、その場に止まった。狙いをつけていた犬と目が合った。犬は動かない。
    そのままでいても仕方ない。俺は警戒しつつもこれ幸いとゆっくり歩いてそこを後にした。群れは間合いを外されたためか、もう一度やってくることはなかった。
    作り話みたいだが、本当の話である。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:6,794。ほっ。


  • 98.9.03 曇り
  • ▼岩手で震度6を記録する地震。何か情報があるかなーと岩手山火山防災検討会などを見てみたが、何もない。岩手日報の岩手山情報の方が更新が早いっていうのはどういうことやねん。ウェブなんかは後回し、ってことなんだろうけど…。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:6,758。う〜む。


  • 98.9.02 曇り
  • ▼最近、新しい本を読みあさるよりも、取りあえずこれまで読んだ内容をちゃんとまとめた方が良いような気がしてきた。もちろん自分のために、である。本を読んでいると「ああ、この話はどこかで読んだなあ、あっちの方が分かりやすかったなあ、いったいどの本に書いてあったんだっけ〜?」ということがよくあるのだ。
    もちろん、そういうのを少しでもなんとかする、というのもこのHPの目的の一つなのだが、ほとんど意味を為していない、というのが僕自身の実感。なにせもともと僕の気分で綴っていったものだから、しっかり内容を押さえて書いているものもあれば、そうじゃないものもある。だいたい、どんなに書いたところで、一冊の本の内容をたかだか一〇〇〇字程度で押さえられるはずもない。
    ▼本を売り飛ばしに古本屋へ行くと休みだった。仕方ないのでトボトボと別の古本屋に行くと100円コーナーにいくつかめぼしい本が。バサバサと買ってしまった。こうして僕の部屋はどんどん狭くなり、資料はどんどん見つからなくなるのである。
    ▼北朝鮮は「日本が騒いでいる」と発表。
    ▼【
    ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:6,760。Vol.19配信。


  • 98.9.01
  • ▼有料でメールニュースを代行配信・料金徴収していた『でじぱぶ』、閉鎖へ。やっぱり有料メールニュース参入は難しいのだ、いまのネットでは。
    ▼新聞記事を検索できる
    Japan Press Indexたちあがる。
    ▼三軒茶屋に行ったあと、浜松町に行く。
    ▼ついに9月になってしまった。今年は一度も泳いでいない。
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