98年12月 diary
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- 98.12.31
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▼昼頃に目覚める。が、再び就寝。やっぱり夕方だった。ATMに行くつもりだったんだけどなあ。まあ仕方ないか。3日くらい持つだろう。
▼やっぱり弁当を買いに出る。ところがおせちの煮物ばっかり。ちくしょう。
▼シチューを煮込み、紅白歌合戦を見ながら今年の総括。こういうとき、日記をつけおくと役に立つ。しかし1月の日記から読み直しても、成長の跡がまるで見えないぞ>俺。
<インタビュー・メール>を創刊したこと、『日経サイエンス』で連載をはじめさせてもらったこと、『ワイアード』が休刊したこと、『SFマガジン』に登場させてもらったこと、そしてもちろん、多くの人と知り合った・出会ったこと、などが自分的98年でしょうか。
来年もよろしくどうぞ御願い申し上げます。
▼こばへん日記を読みながら年越し。
- 98.12.30
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▼夕方、起床。今年も帰省しない事を親に連絡し、メシを買いに出る。正月飾りが売られている近所の商店街は、すっかり年の瀬。のり弁とシチューの材料を買って帰宅。
▼また体細胞クローン牛が誕生した。今度は耳の細胞を使ったそうだ。
▼岡山大倫理委員会が、パーキンソン病治療のために患者の脳にネズミの細胞を埋め込む、国内初の「異種移植」実験を承認するもよう。
▼TV東京『SUPER LIVE』というのを点けっぱなしにしていると、プロモーション・ビデオの中での「降雨量ランキング」というのをやっていた。降りしきる雨の中で歌っている奴の降雨量を気象予報士が推測する、というバカ企画だ。そして一位はTM REVOLUTIONのあれ(曲名忘れた)。推定、一時間に150ミリの豪雨だそうな。曰く「熱帯のスコール並で、もし東京で30分降り続いたら地下鉄が止まり、あちこちで浸水が起こるくらいの雨」らしい。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:10,441。
- 98.12.29
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▼F1GP総集編に思わず見入ってしまう。
▼青酸カリ自殺事件報道は、まだ続いている。僕も例の掲示板(オリジナルは削除されているので、某所で保存されていたログ)を見てみた。管理人が死んだあとに周囲が(それまで無関係だった者まで)ワーッと書き込んでいるのはなんだか滑稽。それを後から見ている俺も俺だが。
▼僕は、死にたい人は勝手に死ねばいいと思う。以前、飛び降りしたら下を歩いていた人にあたり、歩いていたほうが死んだという全く笑えない事件があったが、ああいうことさえなければ、死ぬのは勝手だと思う。
というか、どうでもいいのだ、はっきり言ってしまえば。知らない奴が死んだところで俺には何の関係もない。
一番嫌いなのは死にたい死にたいといって死なない奴。だったら「死ぬ」なんて口にするんじゃない。会社やめたいと言いながら、いつまでもやめない奴と同じで、そういうのは見苦しい。同列にすんなと言われるかもしれないけど、同列だよ。所詮、ただの変形自己陶酔に過ぎないものを見せつけてもらいたくない。本当に死にたい人にも「失礼」だ。
▼ただ──自殺未遂を起こした人というのは、結構身近にいるものだ。僕の周囲にも何人かいた。薬を飲んで死ぬのは(死ねなかったときは)非常に苦しいらしい。
かつて死を選んだ人が生きていることを、嬉しく思うこともある。
▼しかしマスコミ報道は──僕はマスコミを「マスコミ」とグロスで語るのは大嫌いなのだが──つまんないな、本当に。どうしようもなくつまらない。
▼関連して、前から不思議に思っていたことを。「死」に「憧れる」人が結構いるのは、なぜだろうか。
分からない。だがきっと、何か理由があるはずだ。
▼200人以上の女性暴行事件を犯した奴らが無期懲役になったそうだ。なぜ死刑にならないのか不思議だ。無期とかいったって、どうせしばらくしたら出て来ちゃうんだろう?
もしこれが未成年による事件だったら? 多分あっという間に出てきてしまうんだろう。この国の刑法は絶対におかしい。
▼暗い話ばかり書いてしまった。自殺の話については、風野さんの読冊日記12/28日のがマトモだと思います。
▼新宿IMAXシアターで3D映画『T-REX』を見た。一番3D感を感じたのは冒頭のフライスルー・ショット。やっぱりああいう絵は必要だね。「これから3D映画見るぞ!」って気になる。その後は目がだんだん馴れてしまったらしく、立体感が薄れてしまった。予算が尽きていくのもよく分かってしまった(笑)。
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- 98.12.28
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▼渋谷にて打ち合わせ。お金の話は来年らしい。期待してますから。
▼NHK教育・人間大学特別シリーズ『心の闇の物語・ダニエル・キイスの世界』を見る。今日は主に『アルジャーノンに花束を』の話。チャーリーは私だった、という話。ちなみに3夜連続、今日放送分の再放送は29日。見逃した人はそっちでどうぞ。
▼相変わらずWindowsかMacintoshか迷っている。う〜む。
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- 98.12.27
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▼締め切りは年始だけど、課題図書をさっさと片づける。読了して古本屋に行くと(売りに行ったわけではありません、念のため)、さっきまで読んでいた本が並んでいてさもありなん、同感同感と、見たこともない(でもおそらく同業者)に頷く。
▼年末年始になにしようかなーと思案中。本を読むにしても何を読むかが問題だ。PGガンダムを買って組み立てるというのもありかも。でもこれでまたプラモにはまったら怖いなー。俺は凝り性で飽きっぽい、つまり一番カネがかかるタチなのだ。
▼徐々にネットの中が静かになりつつある。年末年始こそTVもつまんないし、やることもないわけだから、逆に賑やかになっても良いような気もする。まだまだ、そこまでネットは普及していないということだろうか。
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- 98.12.26
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▼NHK未来潮流の『いまなぜ日本人は"最強"にあこがれるのか・夢枕獏の極私的総合格闘技論』を見る。インタビューは相変わらず編集されておらず、かったるい。TVの呼吸と直接会って話をきいているときの呼吸、あるいは印刷物の呼吸は違うんだということがどうして分からないんだろう。なぜ今頃・今更なのかという気もするが、これがNHKでできただけで、まあ良しとしよう。
▼夢枕獏氏の肩書きはSF作家になっていた。まだ自分のことをSF作家だと考えているのだろうか。いまやほとんど、修飾語なしの作家ではないのかと思うのだが。念のため言っておくが、貶しているわけではない。
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- 98.12.25
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▼高田馬場でグラフィック社のHさんと打ち合わせ。
▼その足で渋谷へ。ブックファーストで時間を潰したあと、忘年会に行く(多分、今年最後の飲み会なのでこれを忘年会とする)。会場は多分あそこだろうと思ったとおりの場所で(いちおう渋谷に4年半通勤していたのだ俺は)、一番乗りしてしまう。
▼『IN POCKET』の森×瀬名対談を読みながら待っていると、マスク姿で幹事のぴょん太さんがまず登場。まだ風邪はひどいらしい。その後、タニグチリウイチ@裏日本工業新聞さん、K田@日経BP(ComTrack)さん、松谷創一郎さん、少し遅れてI斐@サイゾー(Infobahn)さんがバラバラと登場。皆でひとしきり日本の将来を憂えた(笑)。他には何の話をしたんだっけ? アイドルとかゲームとかアニメとか、オタクな話ばっかしたような。
▼勘定を締めた頃にさいとうよしこさんが登場。場所を変えてまた国を憂いたのであった。本当にそういう話もした、よね。あんまり覚えてないけど。風邪のひどいぴょん太さんと明日もお仕事な松谷さんは二次会でご帰還。僕を含めた残りは朝5時まで渋谷でだべる。皆様、どうも有り難うございました。
▼動き出した車中で『ドラキュラ戦記』を読もうと思うがなんだか無理。頭を切り替え、花村萬月を読んで、寝る。
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- 98.12.24
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▼菊池誠さんのところへ秘密の電話をかけて秘密の相談をする。って、全然秘密じゃないな、日記を毎日見ている人には。音声でお話したのは久しぶりで、つい雑談もしてしまった。最近だと『ダスト』がやはり面白いらしい。やっぱ読まなきゃ駄目か。
▼Remote Explorerというウイルスが出回っているらしい。管理者になりすまし、人の手を借りずにネットワーク上に広がっていくそうだ。まるで擬態だ。
▼と思ったあとで楡周平『クラッシュ』宝島社を読了。ハッハッハ! 登場人物が恥ずかしげもなく「ガッデーム!」と叫ぶのは彼の小説くらいなもんだろう。彼はきっとコンピュータ使ってないんだろうなあ。
▼最近、「主体」について考えている。
▼岡田斗司夫『二十世紀の最後の夜に』講談社にバキバキにシンクロして、思わず涙する。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:10,323。
- 98.12.23 曇りのち雨
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▼ずーっと寝ていた。
▼TVもすっかり年末体制。防衛庁のドタバタは、時系列で編集されて見ると本当に面白いなあ。
▼郵便受けをのぞくと『SFマガジン』『日経サイエンス』『SPA!』が来ていた。
『SFマガジン』の金子隆一さんのコラムのお題は不老不死。最後はニューロンの問題で締めくくられていた。で、『日経サイエンス』をめくるとTOPICSのコーナーに『中高年でも脳の神経細胞は生まれ変わる』という記事。ふむふむほほうと読む。似たような話ではグリアがある程度ニューロンの代わりをする、という話が出たことがあった。あっちのほうが衝撃は大きかったなあ。っつーか、あの話を聞いて以来、いわゆる教科書的な神経細胞像がまるで信じられなくなってしまったのでした。
▼「50円で買える<義理と人情の免罪符>(by SPA!リスペクター)」を、一通も書いてないことに気がつく。どうしようかなあ。例によって新年あけてから書こうかな。ふだんメールをやりとりしている方には例年どおり送らない可能性が高いので、よろしくどうぞ。もちろん送ってくれた方には返事を書きますけども。
▼今日の逆リンク。こことここ。有り難うございます。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:10,321。Vol.34、今年最後の配信を終了。
- 98.12.22
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▼渋谷で打ち合わせ。
▼その前にマクドナルドに入って貧しい昼食。ふと気が付くと隣は親子の集団。要するによくある、園児連れの井戸端会議である。で、飛び込んできた会話が…。
「○○ちゃんはねー、虐待されてるんだって」
「ぎゃくたいって?」
「いじめられることだよー」
…ちなみに、全て子供の発言である。
親たちはというと、それを耳ダンボにして聞いているのだった。いやー、怖いねー。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:10,299。
- 98.12.21
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▼日本SF新人賞なるものが始まるそうだ。詳細を見て思わずムムムムムム。どこを見てそう思ったかは秘密。小説書かない俺には関係ないしね。しかし、フロッピーっていうのは笑えるなあ。俺、フロッピー触ったの何年前だろう。ちなみに第1回締切りは1999年7月31日。我こそはと思う方はどうぞ。
▼『アルマゲドン』を見た。宇宙に出たあとの描写に関しては、既にみんなが書いているとおり。「ハリウッドに物理学者はいない」のであった。あれはもう笑うしかないでしょう。実際僕は笑いながら見てました。「きっと、アルマゲドン・ライドっていうアトラクションができるんだろうなあ」とか思って。だからその辺のことはもう書かない。だってさあ…って、書かないんだっけか。
でも大統領の演説は、けっこうまともだったと思うんですよ。この手の奴、人類が自然災害で滅びる!って物語の基本は、一つの脅威に対して、人類全体が一つにまとまり、持てる科学技術と知恵と勇気を駆使して「闘う」ってところにあると思う(そして、その災害を乗り越えたあとの再建ね)。つまり「自然と闘う話」なわけで、その辺のポイントをついた演説だったと思うのです。だから、僕はそこを評価します。だから僕的な山場は乗り組みシーン。で、そこで終わり(笑)。
それと元々(いろんな物をこっそり作っていたっていうのは反則だけど)、掘削チームを載せてスペースシャトルで飛んでいく(自由自在に飛んでいるシーンとかのことは取りあえずおいといて)っていうのに僕の心はくすぐられていたのであった。
以上、『アルマゲドン』と『ディープインパクト』の素材をリミックスして、話を作り直してみたいと思っている人は多いんじゃなかろうか、というのが結論でした。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:10,287。
- 98.12.20
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▼最近、上巻だけを古本屋で見かけることの多い『屍鬼』だが、「ほぼ日刊イトイ新聞 担当編集者は知っている。」に編集者のお言葉が登場。
でも、上下合わせて4700円か。科学書に比べりゃ安いもんだな。…悲しい。
▼昨日書き忘れたので今日の日記に書いておくけど、また科学書編集飲み会みたいなのはやると思います。参加したいという奇特な出版社の人がいたら、是非メール下さい。
本来こういうのって、「書評」を生業にする人間が企画してはいかんような気もする。だが、とにかく色んな出版社に参入してきてもらって、マーケットを活性化してもらわないと、どうしようもない気がしている今日この頃なのだ。先日の飲み会でも古手・大手の人達は来てくれなかったのでした。それはそれで、別にいいんだけど。今から出していくぜ、っていう人達と話しているほうが面白いし。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:10,269。
- 98.12.19
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▼僕はプリンターを持っていないのだが、リサーチを始めるとやっぱりプリンターが欲しいなあ、と思う。早い回線、速いマシン、速いプリンター。昔も同じ事書いた気がするけど。こういう時だけは勤め人が羨ましいっす。
▼科学書編集の若手の人達と飲む。いやー、楽しゅうございました。
▼課題図書の『ゾッド・ワロップ』『顔面考』『裏切り 野村証券告発』を読了。
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- 98.12.18
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▼宇宙と水に関するウェブサイトをいろいろ見て回っている。知らなかったことが分かったりするのは嬉しいのだが、今ひとつインパクトがないなあ。知識がなさ過ぎるのかも。氷衛星や星間雲をやっている人、その他水(氷)の挙動について詳しい人、あるいはそういうWWWや人を知っている人、メール下さい!
▼そうやってぶらついている中に、こんなエッセイがあった。そっか、ルナローバーってまだ置きっぱなしなのか。そりゃそうなんだけど、忘れてたよ。なんか感慨深いなあ。
▼ファミ通&ログインの忘年会に行く。「オトナの事情」によって未創刊の雑誌編集の方に挨拶してしまうと、知り合いが本当にいない。しかもやたら人が夥い。幸いにして"裏"日本工業新聞!のタニグチリウイチさんがいたので、ほとんど一緒にぶらつく。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:10,227。
- 98.12.17
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▼渋谷のNEPに行って雑談と打ち合わせの中間みたいな話。ふむふむ。
久しぶりの渋谷は相変わらず人混み人混み。しかもなんだか臭うぞ。
▼TVガイドが年末年始特大号になった。ああ、いよいよ年末だあ。
▼クローン話はあまり盛り上がってない模様。ううむ、何故だろう?
知人曰く、あの結果は信用できない、だいたいあの実験系じゃ本当にクローンかどうか分からない、怖くなって卵を途中で廃棄してしまったのも問題だ、科学になってない!とのこと。確かにそう言われるとそうかも。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:10,195。
- 98.12.16
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▼韓国慶煕(キョンヒ)大学の李普淵(イ・ボヨン)助教授(不妊治療研究グループ)らが「ヒト・クローン実験」に「成功した」と発表。卵細胞が4分割したところで今回の実験は中止されたとのこと。
当の教授は「臓器移植用に臓器を作る実験をしているだけだ」とTVにてコメント。
いやー。こんなに早く「こと」が進むとは思いませんでした。もちろん、例の方法で体細胞から作られたクローンである。なんという成功率。これで「ヒトの場合はコストが見合わない」といった主張は、あっけなく崩れ去ってしまった。…今日はここまで。
▼『ワイアード』改め『サイゾー』、インフォバーンよりついに創刊! って、まだ準備号だけど。
「『小市民ジャーナル』をモットーに、最終的には『ワイアード』とは180度違った低俗な雑誌を目指すつもりです」とのこと。いまのところ『ワイアード』とは名前が違うだけでほとんど中身は変わらない感じだけど、期待しましょう。広告出したい人と企画を出したい人はGO!だね。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:10,146。Vol.33配信。
- 98.12.15
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▼結局、ゴジラは20世紀に復活するらしい。タイトルは『ゴジラ・ミレニアム』とのこと。
▼そういや『SCIaS』は月刊化して復活していたのだった。しかしあのヴォリュームで980円? いくらなんでも「買い得感」がなさすぎでは。廃刊の足音が聞こえるのは私だけでしょうか。
▼ベストSF '98も森下さんのところで始まりました。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:10,095。
- 98.12.14
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▼28になった。なってしまったというべきか。ああ、時間は過ぎていくねー。
▼たまたま大学時代の知人から電話がかかってきた。今日誕生日なんだよ、と言うと男のだみ声で「はっぴばーすでぃとぅーゆー」と歌われてしまった。嫌な思い出だ。
▼ウィリアム・クノーキ『壮大な新世界』講談社を読んだ。
▼あまりに本棚が乱雑で、どこに何が入っているかさっぱり分からない。徐々に整理を進めている。
本棚を漁っていると別冊宝島134『編集の学校』が出てきた。この本は僕の頭を大幅に組み換えた本の一つである。今でも僕の企画発想法は、基本的にこの本から学んだとおりかも。この頃の別冊宝島は面白かったなあ。単にそういうのに反応する年だったからかもしれないけど。
▼見ましたよ、湯川「常務」のCM。でもやっぱりそんなことで肩書きを変えるっていうのは…。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:10,072。
- 98.12.13
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▼牧野修『屍の王』ぶんか社、読了。俺は牧野修というホラー作家が好きなのだ、と再確認。
▼K1見る。佐竹は予想通り1ラウンドで散る。アーツ復活。
▼湯川専務は専務じゃなくなったらしい。可哀想な話。
▼平山さんの日記を読んで、<ベストサイエンスブック>のことを思い出す。そっかそっか、忘れていた。今年もやろうと思います。
▼というわけで、早速投票ページを作りました。こちらです。皆様、是非御投票下さい!昨年とは「持ち点数」が違いますのでご注意を(10点→5点とさせて頂きました)。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:10,029。
- 98.12.12
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▼いろいろと本を読んだりなど。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:10,003!祝!! めでたい!これからもよろしくどうぞ。
- 98.12.11
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▼良く分からない議論が掲示板で燃えているらしい。話題は女性性/男性性といった話にまで広がっているらしい。読んでないので全然知らないんだけど。
▼まるで掲示板議論とは関係ないけど、女性性/男性性ということについて。よく出る話だし。
女性性/男性性なるものが広く一般化して議論できるほど検証されているとは到底思えない。これが女性性だ!とか男性性だ!というものを断言できるとは思えないのである。だが僕自身は、自分自身が「男性」という肉体の中にあること、そしてそこから影響を受けていることを常に感じている。だからことさらに女性性/男性性なんてものはない、と断言する立場も理解できない部分がある。
▼基本的に僕は、ヒトというのもかなり動物(当たり前)だと思っているところがある。
そういや以前日記で父親嫌い=近親相姦妨害説というタワゴトを提唱したが、あれには某水族館勤務で有名な方なども賛同の意を寄せて下さった。だから本当だ、なんていうつもりは全くないのだが、成長ホルモンや性ホルモンが精神に影響を与えることは思春期に精神分裂病を発症するヒトが多い(しかも発症率に性差がある)ことや、抗精神病薬を投与した副作用などからも明らかなわけで、男女に差はない、という主張にはあまり根拠が感じられないのであった。
別にいいじゃん、違ってたって。問題はどこが違うか、ということじゃないのか。と思うのは男の傲慢なのだろうか。
▼池袋に行って本の買い出し。欲しい本はなかったので結局注文。新刊にもめぼしいものなし。まずいなあ、と思いつつ文芸は色々と買う。角川ホラー文庫はスリップ一枚40円のパワーを遺憾なく発揮してか、平積みだらけ。そうそう、『このミス』なんぞも買ってしまった。ああ、こんなもんを買ってしまうなんて。書評やブックガイドを読む暇があったら本を読もう。
▼なぞと思いつつ、藤沢周『ブエノスアイレス午前零時』を、今頃立ち読みしながら人待ち。読了して(^^;)ふと眼を上げると手を挙げている方が。え、誰?と思いつつ眼の焦点を合わせると『現代SF最前線』(双葉社)が平積みされている森下先生だった。思わずあっと声を上げてしまう。目の前で『現代SF最前線』が一冊売れていくのをご覧になったとのこと。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,977。
- 98.12.10
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▼昨日読んだ辺見庸『眼の探索』で頭が固くなっているような気がするので、古本屋で買ってきた『発作的座談会』を読み、ふにゃふにゃに戻す。
▼この辺からリンクされた書評系ページを回ってみる。そういや最近SF読んでないなあ。なんか、どんどんSFから遠ざかっている気がする。読書対象としては全く遠ざかっていないのだが、評価の基準がSFから離れていってるような。まあ、小説は気晴らしなので(こういうこと言うといろんな人から怒られるが)、別にいいんだけど。いや良くはないぞ。むちゃくちゃ面白いSFが読みたいなあ。
▼岩波映画、自己破産。ドキュメント映像資料はどうなるのだろうか。しかしこの出来事を報道しているところってあんまないのね。
▼『黒い家』は文庫になったらしい、ということを「News23」を見て知る。貴志祐介ってこういう人だったのか。顔を見たのは初めて。しかし筑紫哲也、小説のネタをバンバンばらすなよ。もはや仕方ないのか。これも作品の運命なのかも。
▼Playstation2の非公式情報をまとめた「Playstation2 Preview」。
▼まだ風邪はひどいが、明日は本屋へ買い出しに行こう。行かねば。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,952。一気に一万いくかと思ったのに、伸びが悪い。もっとも月額定額制だから、部数が増えたからといって僕への実入りが増えるわけでもないのだけど。こっちの気持ちの問題だな。
- 98.12.09
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▼エアチェックビデオの片づけ。スペースキャンプの番組とか。
▼宇宙飛行士に憧れる人は研究者にも多いと思う。いま、ちょうどNASDAで新しい宇宙飛行士の審査をしているところだと思うが、研究者が宇宙飛行士になってしまった場合、いろいろなものを捨てなければならない。
毛利さんを思い出して頂ければ良く分かると思うのだが、まず普通の研究者としての生活、キャリア、そしてもちろん自分自身の研究を続行することは不可能である。宇宙飛行士になるにはそれだけの覚悟がいる。
▼僕が実際に聞いた話では、こんなエピソードがある。
毛利さんを囲んで、ざっくばらんに話を聞く会が催された。その場で上記のような、つまり毛利さん個人にとって「宇宙に出ることには、研究者として全てを捨ててもいいくらいの価値があったのか?」という質問が投げかけられた。
無論、その場にいた人は、「ある」という答えが聞きたかったのである。願望として。
だが毛利さんは、笑って答えなかったという。
▼これはあくまで伝聞であり、僕が直接見た話ではない。だが、又聞きではない。
でも、やっぱり宇宙へは行ってみたいよなあ(笑)。
▼たまたま『ビーストウォーズ』を見た。単純にサイバトロンとデストロンが闘っている話じゃなくなってたんだな。これは結構正しい子供向けアニメかもしれない、と思ったことであるよ。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,929。Vol.32配信。
- 98.12.08
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▼まだ風邪はひどい。だがいつまでも寝ているわけにはいかないので起きて読書。でもやっぱりなかなか頭に入ってこない。
▼仕方ないのでエアチェックしておいた『本』とか見る。ゲストはテリー伊藤だった。僕はこの人あんまり好きじゃなかったのだが、なんとなくシンパシー。俺って単純だなあ。
▼ディスプレイが柔らかくなる。いまさらこんな記事読んでも驚きがない。なんか、あっと驚くようなことはないものか。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,904。一万部まであと少し。
- 98.12.07
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▼本格的に風邪。鼻づまり、のどの痛み。トマトジュースを飲み、栄養を摂ったつもりになって原稿を書く。そして、一日中眠る。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,877。
- 98.12.06
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▼食って寝て暮らした。花村萬月『二進法の犬』ほかを読んだ。『神々の詩』はオーストラリアのシロアリ。何度見ても凄いなあと思う。群れに忠実なことでは犬なんて較べものにならないぜ(笑)。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,848。
- 98.12.05 雨のち曇り
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▼Asahi.comの動向傾向によると、数学書が「売れている」らしい。
▼大学時代の先輩後輩とちょっと早めの忘年会。NTT二人、NEC一人、技術者派遣会社の奴一人。
▼いい気分で帰り、メールチェックする。一通のなめたメールにブチ切れ。要するに書評への文句なのだが(それならいつものこと)、本を読まずに書いていると言われて黙っているわけにはいかない。なお相手には、公開の場でのやりとりを提案しているところ。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,821。
- 98.12.04
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▼『ガメラ3』の予告編を見た。おお、と思うが、やはり合成の甘さは、いかんともし難いのか。
▼課題図書が来たが取りあえずほっといて、桐野夏生『ジオラマ』新潮社を読了。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,766。
- 98.12.03 雨
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▼冷たい雨。
▼茂木健一郎氏によるクオリア・マニフェストのページ。The Outdoor Scientist Conceptというのはおかしくて笑えた。でも茂木さん、そのためにはMacintoshを捨てなければ駄目なのでは(笑)。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,732。
- 98.12.02
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▼昨日とは正反対、遅く寝たせいで、夜7時に目が覚めた。いまさら寝られないし仕事もある。起きてメシを買いに外へ出る。ところがあまりに寒さに敗退、近所のスーパーで適当な弁当を買ってすごすごと帰る。
▼神戸空港計画と大阪湾断層を巡り、地震学会広報用ML<ないふる>で激しい議論が続いている。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,693。Vol.31配信。
- 98.12.01
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▼早く寝たせいで、朝6時に目が覚めた。もう一度寝るのも面倒なので起きていることにし、『晩秋』を読んだ。スペンサーシリーズを読むと腹が減る。読了して、朝飯を買いに出た。
▼あとはテープ起こしをしたりゲームをしたりなど。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,662。
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