98年10月 diary
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- 98.10.31
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▼南千住の小塚原(こづかっぱら)刑場跡で頭蓋骨が一つ見つかったそうな。周りを掘ったら直径75cmほどの丸い木枠が見つかった。なんじゃらほいと思っていると、中から頭蓋骨がざああっとこぼれ出てきたそうな。その数、105個。さすが20万人を断首した刑場跡地だ。
▼課題処理モードでトリイ・ヘイデン『愛されない子』早川を読んだ。このシリーズ、初めて読んだが確かに面白い。でも新刊紹介に書いてあることは間違っているぞ。ちゃんと読んだのか?>編集者。器質的な障害と環境による障害は違うだろうが。
▼いまごろ小説家:青山智樹の仕事部屋にて梅原克文氏とのメールやりとりを読む。なるほど、これまた面白いですね。
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- 98.10.30 曇りのち雨
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▼NTTのリリース。「半導体量子ドット分子(人工分子)の実現 〜量子計算機実現へ向けて〜」
▼中国で食用バエが出来たそうだが、あれって成虫を食べるのだろうか。それともウジを食べるのだろうか。
▼いま『太陽に吠えろ!』の再放送をやっているのだが、あれのオープニングを見ていると、なんとも言えない気分になるね。
▼実は大変な読者家の某社長さんたちとの飲み会に、赤坂に行く。あの場で一番年収が低かったのは100%俺だろうなー、ってあまりに当たり前すぎる感想。でも当初想像してたよりも気楽で面白かった。
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- 98.10.29
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▼ひがな一日寝て過ごす。
▼裏日本にもあるように「SPA!」に小松左京御大ご登場。
▼インターネットで読み解く!第59回「未来エネルギー核融合の挫折」。
▼向井さんは無事ガマアンコウと共に旅立つのだろうかと思いながら中継を見守る。いくら宇宙に行った人より深海に行った人のほうが少ないのよと言われても宇宙へ行けるなんて羨ましい。もちろん深海にも行ってみたいけど。ジンクスどおりうまくいった打ち上げを見て、寝る。
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- 98.10.28
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▼NTTの回線がダウンしたそうで大阪では大変だったらしい。まるでマンガか映画である。
▼知らない方もいるようなので日記にも書いておく。昨日(いや一昨日か?)のことだが岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所、通称・基生研でアジ化ナトリウム混入事件が起こった。「研究問題」というのはどこにでもあるのだ。
▼この記事は超鈍足回線を使っている身には気になる。郵政省は実用化に向けて省令改正するそうだし。
▼情報処理学会初等中等教育委員会による情報の試作教科書(仮称)。
▼『生命と地球の歴史』『化学装置としての脳と心』『科学の終焉』を持って大手町で収録。司会は中村浩美さんで、たまたま番組の内容はこの間のロボットシンポジウムの話だったのでいくつか質問する。P3はいったい何台あるのかとか。ロボカップのオープニングビデオに出ていた機体には「8」って書いてあるんだよなあ。でもやっぱりHONDAさんはあんまり教えてくれなかったみたい。
▼フィリップ・カー『エサウ』徳間書店を読了。なんだ普通の話じゃんか。期待して損した。この帯書いた奴は詐欺師だ。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:8,672。Vol.026配信。
- 98.10.27 曇りのち雨
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▼いきなり寒くなった。超いまさらだが残暑は完全に終わったみたい。
▼いつものことだが、電話でいきなり起こされる。しかし今日は話も唐突で、CSの番組に出ろという話。最初は企画会議に出ろという話かと思って聞いてたのだが、そうじゃなくて出演しろという話らしい。しかも収録は明日。ドタキャンの代理だそうな。なまじっか事情の大変さが分かってしまっただけに、仕方なくOKした。どうせ誰も見てないし。
▼SFオンラインの 中級編「小説の書き方」久美沙織インタビュー 「小説を書くということ」を読んだ。僕は創作は全くしない人間だが、それでも記事そのものは面白い。三村美衣氏の聞き方もいい感じ。
でも「作家」って「小説の書き方」を書く人のことじゃないよね。つまり「あなたはどうなの」と言いたくなるんですけど。名コーチ=名選手じゃないのは分かってるけどさ、作家にはもっとバンバン本を書いてもらいたいなー。作家が一番やるべきことは小説を書くことですよ、評論ではなく。
ま、肩書きの問題に過ぎないのかもしれないけど。
▼朝日の特集ページ「シャトル:宇宙へ再挑戦」。
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- 98.10.26
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▼唐突だが(日記だから当たり前か)、自分の能力を過大評価するということは大切だと思う。過大なくらいでちょうどいいのだ、何かをしようというときは特に。
▼「悪口を書くならその根拠を書け」と言ってくる人がいる。言っておくが、俺はつまらない本のために無駄な時間をかけたくない。ただでさえ無駄金を投資してしまっているのだから、なおさらだ。そういう人はこのサイトは読まなくて結構。どうしても読みたいというのなら原稿料をくれ。だったらその分は「つまらない」と感じた根拠を書きましょう。
▼NECはこんなこともしている。ハエの研究が人工視覚の基盤に。
▼ちょびちょびちょびちょび読んでいた『漂流街』をようやく読了。あまりにストーリーが見え見えだと読むのが逆に遅くなる。
でもふと思ったのだが、馳星周の文って中毒性があるのかもしれん。ひたりやすい文章。これでストーリーがワンパターンじゃなけりゃなあ。作者が飽きるまで待つしかないのかも。
▼フジの深夜番組『本』を見る。ゲストはきたろう。番組中で紹介されていた「昨日読んだ本はこんな本」の中には「そしてこの(笑)の部分は 「匿名座談会」(本の雑誌社刊)」というのもありました。誤字が多いけど(入力ミスじゃない?)鮮やかな文章。
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- 98.10.25
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▼駒ヶ岳、2年ぶりの噴火。
▼夜中にエアチェックしておいたNスペ「海」と「宇宙船地球号」を見る。どっちもアサリによる浄化の話を扱うという偶然(?)。ちなみに「宇宙船地球号」は東京湾の三番瀬の話。とりとめのない「海」よりも、「宇宙船地球号」に軍配をあげるな。三番瀬には、一畳あたり50kgのアサリがいるそうだ。
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- 98.10.24 曇りときどき雨
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▼液晶ディスプレイを使った省スペースデスクトップ型のiMacが出たら買うな、きっと。なんて思う今日この頃。
▼原稿をせっせと書く。が、書きにくい奴ばかり残っているような気が…。
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- 98.10.23 曇りときどき雨
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▼SPA!スタッフと新幹線で合流、大阪へ。千里ライフサイエンスセンターにて小松左京氏にインタビュー。昨年の日本SF大会のときよりは、ずっとお元気そうで、なおかつ饒舌でらっしゃいました。
「『虚無回廊』は? 待っている読者も多いと思いますが…」
「君が書け!」
というやりとりもありましたとさ(笑)。
▼往復の新幹線の中では、6冊くらい片づけた。『NASA/トレック』は買うな!金の無駄だ!ということで。
▼これ、けっこう疲れると聞いたけどな。脳から直接カーソルを動かす。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:8,510。まぐまぐランキングは53位。他のメールマガジンの部数上昇速度が速くて、なかなか上に上がれない。
- 98.10.22 曇り
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▼『遺伝子産物(タンパク質)を観る』というシンポジウムに行く。午後は適当に久しぶりにあった知り合いとフケてしまった。
▼『SFへの遺言』と、あちこち歩いてようやく見つけた『日本沈没』をガーッと読む。
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- 98.10.21 雨
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▼『プライベート・ライアン』を見る。あまり感動はしなかったが、及第点ではある。損をしたという気はしない。『宇宙の戦士』をなんとなく思い出す。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:8,477。Vol.25を配信。
- 98.10.20 曇り
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▼今週は書かなくちゃいけない原稿が(僕にとっては)多すぎて、混乱している。
▼「所的蛇足講座」を見る。テーマは待ち合わせ場所で、渋谷のモヤイ像。そうか、モヤイを作ったのはこのオジサンか。「モヤイが新島を救った」とはすごいねー。
しかし上原さくら、池袋の待ち合わせ場所と言えば?と聞かれて「オヤジ狩り公園!」とは(笑)。いいぞ、サイコーだ! 石田衣良@ウエストゲートパーク氏ならなんて思うだろう。
▼これを読んで爆笑! 特にSF者は真ん中あたりを読もう!
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- 98.10.19
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▼取りあえず何件か電話をかけて雑事を片づけ、渋谷へ行って名刺を取ってきて、本屋へ行って何冊か買って、帰りました。爆読しようと思ったら、爆睡してしまった。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:8,415。
- 98.10.18
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▼原稿を書こうと思うが、書けずに苦しむ。全て面白い本が出てないせいだ!俺が悪いんじゃないぞ! しかし、このままでは本格的にまずいぞ…。くおー、誰か俺に面白い本をくれー!!
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- 98.10.17 雨
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▼新幹線車内でアスキーの編集氏と合流して、福島・郡山へ。「ロボットワールド21」というイベントのロボットシンポジウムに行くためだ。
シンポは吉川弘之、立花隆、たち・すすむ、中村浩美、広瀬茂雄という面子だが、なんといっても目玉&我々(そして、その場にいた人ほとんど)の目的は、平井和雄常務率いるホンダP3の一般公開である。
▼P3がガチョンガチョンと床をきしませて歩いた瞬間、場内から「オー…」という感嘆の声が一斉に、しかも、ごく自然に上がった。ただ歩くだけであれほどまでに人を魅了する機械、というか存在はないと思う。
間近で見ると体を左右に揺らしながら歩いていた、らしい。「らしい」というのは、僕はちょっと遠目で見ていたのだが、そこからはそうは見えなかったのだ。でも近くでカメラ構えて見ていた編集氏はそう感じたみたい。たしかにそう言われたあと、正面から歩いてくるところを見ると体を揺らしながら歩いているようにも見える。ただ、揺らしながらというのはあまり正確ではなく「重心を右左に移しながら」といったほうが正確かも。足を踏み出すときは、それぞれ接地している足のほうに体重を完全に移してしまうからだろう。
歩くときは、よく見ると足がブルブル震えているせいで「全身」に力を入れて歩いているように見えた。当たり前だが接地衝撃の緩和は、構造ではやれない(はず)。そこで、制御で行っているわけだが、そのせいだろうと思う。「足音」も凄かった。まさにガインガインというかガチョンガチョンというか…。
しかし皆が一様に驚いていたのは、その足運びの「速さ」だったと思う。意外なほど速く、さっさと(もちろん実際はドシンドシンに近い)歩くP3。思わずあとずさる司会の女性(笑)。いや、その気持ちはよく分かるぞ。なんせ身長160cmしかないとは言え、まさに「ロボット」なのである。あんなのが正面からノシノシと歩いてきたら思わずウワッとなってしまいます。
デモンストレーションは、ドアを開けて通る、押されても平気(立花隆がやってた奴)、懐中電灯を拾う、花束を渡す、正座ができる(足の裏は接地したままなので正確には正座ではない。非常時、その状態で電源を落とせば転倒の心配がない)などが披露された。
▼シンポ終了後、短いながらも常務とチームの方々合計7人の方々にお話を伺うことができた。実際に歩いたのを見たインパクトと、その後のパネルの眠さ──というか実際かなり熟睡していた(だって、「いつもの話」やSF論ばっかだったんだから仕方ないでしょ(^^;)。P3見たあとにそんな話されても面白くもなんともないのよ)──をひきずっていたことと、聞きたいことがありすぎたのが相まって、うまく話をお聞きできなかったが、皆さん非常に良い方々で嬉しかった。皆さん、実に楽しそうに「ものづくり」しているようだった。どうも有り難うございました。あ、そういや結局OSの話とか答えてもらってないぞ。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:8,329。
- 98.10.16 曇りときどき雨
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▼東大先端研の公開に行く。講演を2本聴き、適当にぐるぐる回り、人工心臓をつけられたヤギとか(手術されて10日目だそうな)を見て、帰った。
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- 98.10.15 晴れのち曇りのち雨
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▼かなり前の取材テープを聴き直し、適当にメモを取り、寝た。
▼トーハン本の探検隊リニューアル・オープン。
▼アストロアーツのページ。
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- 98.10.14 曇り
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▼『遺伝子で生物進化を考える』、二日目。でも午前中は沈没してたので、午後から。今日は適当に聞いて、適当に切り上げる。クジラの話は面白かったかな。二日聞いてみて、少し感じたことは、生物やっている人はたとえ偉いセンセイでも地質の成果に弱いんだな〜、ってこと。進化をやるんだったら、科学雑誌にのっている程度のことは勉強しようよ。
あ、ウエアラブルのシンポジウムも今日だったんだっけ。忘れてた。
▼ドキュメンタリー人間劇場は「ありがとうごめんね・お母さんが残した誕生日カード」。乳ガンで死んだお母さんの生前の様子と、残された家族の一年を追ったもの。自宅での死を選択した彼女は、子ども達へ、未来の誕生カードを書き始める。
あ、なんだかラテ欄みたい。微妙な表情の変化や、家族や本人のとまどいまで余さず捉えるTVは面白いね、やっぱ。しかしまあ、これ撮った奴はきっと…。
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- 98.10.13 曇りのち雨
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▼『遺伝子で生物進化を考える』というシンポジウムに行く。まだ論文にもなっていない、現在進行形の研究の話が多く、なかなか面白かった。明日も行く予定。
▼川端裕人『夏のロケット』文藝春秋を読了。感想は、まあそのうち。
しかし、こういうのでもサントリーミステリー大賞って取れるんだなあ、いろいろな意味で。あれって映像化されるんだったっけ? じゃあこれってTVになるのかな?
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- 98.10.12
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▼昨日一昨日はまったく本が読めなかった。ようやく課題図書に手をつける。取りあえず『スノウ・クラッシュ』を読了。こんなに長くなくても良いんじゃないか、この話。
▼IIJが小中高等学校を対象にしたダイアルアップ接続サービスを開始する。
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- 98.10.11
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▼ようやく組み上げた本棚が、ゆがんでいることに気づく。とにかく構造的に脆弱すぎるぞ、この棚。仕方ないのでまた全部本を出し、ゆがみをせっせと直す。また本を詰め直したが、本当に大丈夫なのか。かなり疑問。地震が来たら冗談ヌキで死にそう。
▼古本屋のにいちゃんとそんな話をし、「丸善が扱っている本棚が良いですよ。8本で30万くらいだったかなー」などといった話を聞く。やっぱり業務用を最初から買ったほうが良かったのだろうか。まあいいや、仕方ない。
▼松本恵はやっぱり引退なのか。別にファンでもなんでもないが、「これまでのUFOはいったいなんだったのよー!」という叫びとともに消えていく、というのはなんとも感慨深い。ドラマには出るみたいだけど。
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- 98.10.10 一時にわか雨
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▼待望の本棚が届く。床から天井までの奴。5年の長きにわたって不愛想きわまりない僕の部屋の雰囲気を和らげていた森川美穂のポスターを外し、組立て、の前に本の一時除去と掃除。これがもう大変。組立も大変。本を入れ直すのも大変。とにかく死にそうな作業だった。疲れ切ったので本日は以上。
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- 98.10.09
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▼むむ? こんなところに他己紹介が。今までで一番背中が痒いかも。
▼昨日、ソニーC1のことを書いたばかりだが、Chat Visionなるものも始まったみたい。顔写真を貼れる仮想空間チャットサービス、ってもの。これってアレか、と思ってしまうのは職業病?
▼寝付けず徹夜したまま『脳の世紀』というシンポジウムを見に有楽町に。行くと今までの講演録を売っており、1万円分ほど購入してしまう。中に入るとガラガラ。講演者は錚々たる人達なんだけどなあ。もっとも、途中からは結構入ってきたかな。僕も午前中はちゃんと聞くが、午後は沈没してしまった。
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- 98.10.08 曇りときどき雨
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▼ウェブ日記学会のページってこれか。今頃知っても遅いって。
▼論争の話は、どうやら「俺SF」の話を超え、違うところへ行きつつあるらしい。それはそれで、始めたからには最後までやるのも良いでしょう。でもSFファンとしては、せっせと本を買い、ばんばん読み、面白い本があったらがんがん人に言う、これが一番、っていうか、これしかないと思うのだな。
▼オムロンのTVCM、最後に「A Sence of Wonder」って言ってないか? ディスプレイを覗き込んでいたとき、いきなり耳に飛び込んできたもの。肝心のTV画面を見てないし、一度しか聞いてないのだが…。誰か確認してくれ。
▼渡辺保史さんのソニー・C−1の記事。
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- 98.10.07 曇りときどき雨
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▼そうそう、自戒を込めて書いておかなければいけない話があったのだった。俺は文章を書き出すとき、まず<フレーム>を打ち出してしまうらしい。「おそらく皆さんはこういう人達だから、今回はこういう見方・立場から、こういう枠内で話をしますよ」という書き出しが多いというのだ。よく言えば読者のことを考えている、悪く言えば言い訳がましい。言われてから初めて気が付くというのも間が抜けている。
▼『クローズアップ現代』は大学のセクハラ問題。例の、徳島の鳴門教育大の話。ワイドショーチックな演出。たぶん、今のストーカーばやりで提案も通ったのかもしれん。
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- 98.10.06 曇りときどき雨
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▼未来工学研究所の人と打ち合わせ。仕事内容そのものはオーケー、でもギャラに難あり。で、交渉中。ご飯食べないといけないからね。
▼「ご飯」に関連した話。金子隆一氏の『ヒトとアリどちらが働き者か』によると、普通のサラリーマンの時間給は2300円くらいの計算になるという。これにプラスして手当とか社会的保障とか信用とかが付くわけだ。おそらく、ほとんどのサラリーマンはあんまり意識してないだろうが、あなた方はそれだけもらっているのですよ。お仕事しましょうね。
▼SF系でまた論争が。この辺から辿っていくといいらしい。
俺としては、広島大学SF研究会会則 第一条 第一則を唱えたい。(改正されていなければ)いわく『SFの定義は各人にまかせる』。「俺SF」の話は不毛だって。昨晩の「俺ワイアード」の話を思い出してしまった。
▼昨日は十五夜、今日は十六夜。でも月は見えない。
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- 98.10.05 曇り
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▼池袋で、ある仕事のために電子ブックを3つほど仕入れる。昔はあれだけあちこちにあった電子ブック売場がこんなに減っちゃって、僕は悲しいよ。もっとも俺も、滅多に買わないのだが。でもあんなに便利なものはあまりないんだけどなあ。
▼ぴょん太さんと、保険金をかけられているとの噂のある元・ワイアードの編集者(笑)Iさんの3人とで晩飯を食う。「大人の社会見学」は編集部内のいじめなんです、と仰るけど、僕は面白かったですよ。小林編集長ならびにIさんはやはり着々と?新雑誌創刊に向けて準備中とか。大いに期待したい。応援したい人は(かけ声や旗を振ったりするだけではなく)広告を出そう。
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- 98.10.04
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▼和歌山の毒物混入疑惑・保険金詐欺疑惑の話。保険金詐欺の容疑で、取りあえず逮捕となったようだ。『黒い家』をやっぱり思い出してしまう。しかし報道陣が凄いなあ。デジカムを構え、近所の家のベランダから乗り出して家の様子を狙っている。家に入れるほうも入れる方だ。おそらく札束で頬をひっぱたかれたんだろうけど、バカとしか言いようがないな。俺ならTVは絶対に入れさせない。
と、思いながらニュースを見ていると、保険会社のCMが。ブラックジョークとしては最高。
▼『素敵な宇宙船地球号』は増えすぎたコアラが森を滅ぼす?という話。コアラによってユーカリの森が丸裸にされている様子は凄まじい。いま、不妊手術を施して、なんとか繁殖管理しようとしているが、なかなか難しいようだ。一匹160ドルという費用も問題になっているそう。「コアラ」とはアボリジニの言葉で「水を飲まない」という意味だそうな。
全く違う話だが、もともとどうしようもない乾紀美子(だったか?)は仕方ないとして、かくかく動く御茶ノ水博士のCGはなんとかしてくれ。
▼大森掲示板で紹介されていたこれ。
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- 98.10.03
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▼昨日のことだが、大学時代の先輩と電話で話していて、日本には「工学・土木系」SFはあっても、「理学・理論系」SFは少ない、という話になる。だからなんだと言われると困るのだが、確かにそうなのだ。
▼相変わらずSFや科学書が読めない。『オウムと私』とか『池袋ウエストゲートパーク』とかオバタカズユキのエッセイとかその他もろもろとかを読む。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:7,647。
- 98.10.02
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▼寝ようと思ったのだが眠れない。窓を開けると外は霧。扉を開けると外には某出版社からの袋がぶら下がっている。ピンポンもならなかったぜ?しなしなになっても良いような本しか入ってなかったから、まあ良いけど。でもこれ読むのはしんどそうだなあ。
▼その後、抜けるような青空になった。アスキーの人と合流し、五反田のソニーへ。ペットロボットの取材。
▼東急ハンズにて本棚を注文。取り寄せになるらしい。
▼新日本沈没が作られるそうだ。大丈夫か、松竹。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:7,634。
- 98.10.01 雨
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▼田町の博報堂へ行く。早くつきすぎたので下の本屋で『日経ネットナビ』を立ち読み。瀬名秀明氏がインタビューの中で、ときどき覗くサイトの一つに、ここを挙げてくれたのだ。ありがたやありがたや。でも編集部、URLが違うってば。それじゃ俺自身のページに行っちゃうでしょうが。別に良いけど。
なお僕のページのURLはhttp://www.moriyama.com/ということにしているけど、実はhttp://moriyama.com/でもオッケー。
▼帰りがけに池袋駅内の古本セールによって文庫を何冊か購入。
でも僕は基本的に新刊を読む人。「こんなに面白い新刊が山ほどあるのに、わざわざ古本屋を巡って昔の本を探すことなんてない」と思っている。もっとも、そう思うようになったのは大学を出たあとだが。
▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:7,616。信じがたいペースで読者数増大中。
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