98年11月 diary


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  • 98.11.30 晴れのち曇りのち雨
  • ▼日経BP<ホームページ大王>の投票結果が発表されたらしい。僕のページはこれ見ると100位、得票数は87。寂しい結果だが、まあこんなもんだろうな、とも思う。
    ▼明日から、<ネットサイエンス>が(株)デジタルウェアから住商エレクトロニクス(株)に、事業譲渡される。実は数ヶ月前から進行していた話なのだが、不景気の波をモロにかぶった結果である。<インタビュー・メール>は一応「打ち切らない」という話を頂いているが、たぶんというより間違いなく、予断を許さない状況だろう。せっかく1万部近くになったのに廃刊かもね。それも仕方ないって気もする。独立採算が取れないとねー。これ以外にも諸々の影響があって、色々と大変。
    ▼とか言いつつ、つくば宇宙センターにて春山純一氏にインタビュー。筑波は遠くて疲れる。今日はさっさと寝よう。
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  • 98.11.29
  • ▼掲示板に書き込もうかと思ったのだが、なんとなくやめ。取りあえず日記に貼り付けておこう。
    あんまり関係ないんですが、いま「科学離れ」とか「理科離れ」とか言われてしまっている大きな理由の一つには、科学が(科学の価値を認めるとか認めないとか以前に)一般の人に「嫌われてしまっている」ことがあると思います。STSとかをやっている(というか、そういうふうに名乗っている?STSって誰が言いだした・言っている言葉?)人には、そういうことから考えてもらいたいと思っている今日この頃です。というか、そういう状態であることを大前提にして話をするべきじゃなかろうかと。でないと<科学と社会>とか言ってたって、ただの世の中を知らない人にしか見えません。
    ▼『所さんの目がテン!』は柳葉魚。シシャモ。そこらへんで売っているシシャモはキャペリンという魚でシシャモではないそうだ。なんと95%がキャペリン。実際、かなりの数の魚が実際にはまるで違う魚だ、という話はよく聞く。それはともかく、恥ずかしながら私、シシャモが遡上する魚だということも知りませんでした。
    ▼課題図書の『科学鑑定』『この闇と光』『タブーの事典』を読む。『科学鑑定』は思ったより面白かった。これはそのうち表でも感想文を書こう。服部まゆみ『この闇と光』は、ネタはばれちゃっているけど、まあまあです。読んだなあ、って気はする。僕はけっこう好き。これ、感想文書くのは難しいなあ。『タブーの事典』は、高校生のときなら真面目に読んだかも(笑)。
    ▼【
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  • 98.11.28
  • ▼どんぶらどんぶらメールが流れてきて、オタクアミーゴスが訴えられたことを知る。「国際おたく大学」を読んでない真人間の僕には事情が良く分からない(笑)。そこで事情通と思われる人に、さらに転送して、ふむふむと思うのであった。
    ▼マイケル・J・フォックスがパーキンソン病を発症していることを明らかに。
    ▼家を出たとたん、あまりの天気のよさに一瞬挫折しそうになるが頑張って、
    生化若手の会主催の『脳と心の生化学』というシンポジウムを聞きに東大へ行く。受付で榎木さんに挨拶し、中にはいるといきなり満員。うーむ。最近行くシンポジウムがどこも満員なのは何故だ。最後の黒田洋一郎氏の話は寝ちゃったけど、起きて聞いてた他の講義は面白かった。胎児期、成長期に抗精神病薬を投与されると身長に影響が出る、という話は全く知らなかった。成長ホルモンや性ホルモンと「精神」が色々と関係している例の一つなんだろうなあ。石浦章一氏は色々と面白い話をしていたが、トリプレットリピートの話をしてくれなかったのが残念。
    ▼でもこういうのを聞く度に思うのだが、レジュメだとさっぱり分からないのに、聞くと分かった気になるのは何故だ。きっとレジュメって、もっともっと分かりやすく書けるんだろうね。
    ▼初めて『デリバティブTV』を見た。この番組、下らなくて意外と面白いなあ。そういや今週の『SPA!』はいろいろと面白かったです。『ムー民』にも笑わせて頂きました。
    SF作家未来を語る
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  • 98.11.27 曇り
  • ▼ガンダム・パーフェクトグレードモデルが思わず欲しくなった今日この頃。でもマスターグレードのMkIIも欲しいかも。ガンダムはマーク2が一番かっこええと思うのだ。
    ▼池袋で雑談。どこも大変だ。
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  • 98.11.26
  • ▼『HEAD+』って休刊してたのか。知らなかった。
    ▼防衛庁事件はあちこちに飛び火中。どこまで延焼するか楽しみ。
    ▼【
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  • 98.11.25
  • ▼「Wearable Tokyo」というシンポジウムを聞きに幕張メッセへ。うーん。わざわざ電車代を払って行く価値はなかったかも。講演の間にあったファッションショーが寒い寒い。メガネを掛けて空を見上げるのがWearableなのか?ハッ。それと、地球防衛軍か宇宙刑事みたいな服を着せて「未来だ」って主張するのはもうやめましょうよ。
    ▼NICOGRAPHの展示ホールを冷やかす。ひつじ書房の松本さんと話をしていたら、松本さんが出した本の悪口になっていた。あれ?
    ▼自宅に帰ると郵便物の山。だいたいこんなもんで、重なるときには重なるんだな。もうちょっと分散しているといいんだけど。
    『SFマガジン』1月号も入ってました。ノンフィクション書評欄に登場なので、よろしくどうぞ。3ヶ月に1度だそうです。
    ▼WebCatchで紹介されていた「おやじさん(本田宗一郎氏)との日々」。「落下傘で飛び降りろ!」は凄すぎ。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,489。Vol.30配信。


  • 98.11.24
  • ▼うーん、今日も太陽を見なかったなあ。昨日はキャスリーン・レイクス『既死感』(誤字ではありません)を片づけたあと、坂東眞砂子『旅涯ての地』を半分読んだところで寝てしまった。『既死感』はつまんなくはないけど、ふーん、って感じ。でもこの人これがデビューだから、まあこんなものかも。
    サスペンスでも、ときどきガーンっていう小説もあるのだが。トマス・ハリスの「レッド・ドラゴン」を読んだときにはあまりの読了感にしばしボーゼン。なんてひどい話だろーか、と思ってしまったのだった。だから続編の『羊たちの沈黙』は、結局読んでなかったり。
    『旅涯ての地』は…まだ半分しか読んでないけど…なんだか篠田節子『弥勒』の逆の話のような気がするのは僕だけでしょうか。ある意味で、だけど。
    ▼【
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  • 98.11.23
  • ▼『MacPower』をめくると(『MacLife』だったかも)、パワーブックのことを「折り畳み式デスクトップ」と称していた。ハッハッハ。「開き直り」とはまさにこのことだ。
    ▼AOL、ネスケを買収!というニュースが飛び交う。どうも決まりらしい。
    ▼『STAR WARS: Episode I』の
    予告編をようやく見ることができた。おお、まさにスターウォーズ! 当たり前か。
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  • 98.11.22 曇りのち一時雨
  • ▼昨日に引き続き、シンポジウムに行く。午前中は気候システム・シミュレーションの話等々。ううむ、聞きたいことはいろいろあるのだが…。午後は生物進化。休憩時間に外に出るとお勤め時代の先輩を見つける。つかまえて挨拶&雑談など。
    ▼最後の質問コーナーで、「地球史7大事件に8番目を付け加えるとすると何か」という問いかけ。困る熊澤センセイに、丸山先生が答えて曰く「やがて海水は水和物を作って循環できなくなっていく。つまり水はマントルの中に封じ込められる。そして海が干上がる。5億年後には地球は火星のようになる。これが地球の未来だ」と答えてシンポジウムは終わったのであった。ちょいちょいと挨拶して帰る。
    ▼シンポジウムから帰ってメールボックスを開けるが、なんと5通しかきていない。おお、なんて静かなんだ。さすが連休のなか日。みんな休んでいるのだろうか。
    ▼【
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  • 98.11.21
  • ▼眠い目をこすりながら『生きている地球の新しい見方』というシンポジウムに行く。なんと満員。立ち見までいた。丸山先生は相変わらずの名調子で聴衆を笑わせながらも圧倒していたが、他はいま一つだったなあ。まあ、例によって午後は半分以上沈没していたせいもあるのだが。あ、高野先生の話もちょっと面白かったかも。いちおう明日も行くつもり。
    ▼シンポジウムと言えば、この間チョムスキーが来ていたのだった。僕も行こうと思っていたのだが、案内をどっかにやってしまって、結局断念。
    ここの人が行ったのは伺っているのだが、他にも行った人いますか? チョムスキーの話はある意味どうでもいいのだが、日本の研究者がどんなことを喋っていたか知りたいのです。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,360。


  • 98.11.20
  • ▼『水の通う回路』を読了して怒りに燃える。読者なめとるんか、こいつ。BookChase用に読んだのだが、ボツにしてもらった。
    ▼『アーマードコア』を久しぶりにプレイ。うむ。指はまだあの感覚を覚えているな。
    ▼『驚きももの木20世紀』は、一人で一個師団、二万人に匹敵すると言われた陸軍中野学校の話。なんでいまさら中野学校なのかは全く謎。来週は知ってる人なら知っている、椋平虹の話らしい。
    ▼大森センセイによると、第19回日本SF大賞は瀬名秀明『BRAIN VALLEY』に決定したそうである。
    ▼富士通の「
    タッチおじさんロボット」。こういうセンスは嫌いじゃありません(笑)。
    ▼さようなら、シナジー幾何学。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,337。まぐまぐの読者整理でがくっと減ってしまった(泣)。


  • 98.11.19
  • ▼昨日は『水の通う回路』を100ページほど読んだところで沈没。そのまま寝続ける。
    ▼別冊宝島『ザ・マンガ家』を読んでいろいろなことを考える。熱くないマンガ家も熱くないマンガ家も、なぜゆえにマンガ家というのはかくも「熱い」のか。字に書くのは面倒くさいが、誰かといろいろ話したい気分になる。
    ▼News23に
    出演したクリントン大統領。思わず「そっくりさんにそっくりだなあ」と思ってしまった僕。
    ▼流星の話を報道するTV出演者たちの多くが「彗星と流星の違いは?」とか「星が流れるってどういうこと?」とか言っているのを嘲笑うのはまあ良いんだけどさ。世の中の半分以上の人は、そんなもんなんだよ。頭のいい人たちには想像すらできないことかもしれないし、物知りさんたちは知らないだろうけどね。そういう人たちの税金で研究活動も支えられているわけで、研究者の人は、一般人がものを知らないからといって鼻で笑っちゃいかんと思うのだ。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,391。


  • 98.11.18
  • ▼東大の中澤さんのところにお借りしていた本を返しにいく。コーヒーをご馳走になりながら、中澤さんの駒場時代の同級生だったという『夏のロケット』の著者・川端裕人さんの話などを聞いたりして、用もないのに2時間近くもいてしまった。まさにお邪魔である。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,331。Vol.29配信。


  • 98.11.17
  • ▼今日も一日中寝てしまった。なぜこんなに眠れるのか不思議なくらい寝ている。
    ▼メーラーをほんのちょっとヴァージョンアップ。
    ▼韓国ではコンドームが売り上げを伸ばしているらしい。不況の間は子供を作らないほうがいい、という計算だそうな。
    ▼しし座流星群極大。2時半頃、外へ出てみた。3つくらい、それらしきものを視野の端っこに確認。やはり東京は、流星観測には街灯が多すぎる。
    ▼【
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  • 98.11.16
  • ▼今週は暇だ。暇だから本が読めるかというと決してそんなことはなく(どっちかというと逆)、ただ一日中、寝ているだけだったりする。
    ▼あまり頭がはっきりしない。いつもそうだって気もするけど、どうもクリアーにならないような…。
    ▼Jリーグ問題が相変わらず続いている。僕はサッカーに興味ゼロだから偏った見方だとは思うが、スポンサーに対する負担を考えなかった選手たちやサポーターに問題はないのか。不況で首を切られるのは彼らだけではなく、潰れていったメディアは数知れない。僕自身も不況のあおりで未払いが溜まっているような状況である。まったくもって他人事ではないのだが、署名なんか集めて何の意味があるのだろうか。そんな暇があったらみんなで働いて、その利益をチームにつぎ込んだほうがいいと思う。
    ▼ドキュメントDashDashはペットロスの話──かと思ったら、ペット葬儀ビジネスの話だった。
    ▼【
    ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,248。


  • 98.11.15
  • ▼『阿片』ほか課題図書を片づけた。モルヒネだけを栄養源にするバクテリアがいるそうだ。
    ▼【
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  • 98.11.14
  • ▼起きてTVを点けると鈴木保奈美と石橋貴明が映っている。右隅には「電撃会見!」というスーパー。ドラマの1シーンかと思ったぞ。二人ともマンガみたいな顔してるからなあ。
    ▼日経サイエンス主催のサイエンティフィックライブ・サピエンス<宇宙認識の最前線>に行く。
    佐藤勝彦氏はいつもの話。渡部潤一氏は非常にユーモラス。海部宣男先生はやっぱり勢いがあるね。<すばる>はいよいよ主鏡のアルミニウム膜蒸着も終わり、運び込みを待つばかりとのこと。来年1月下旬にはファーストライトの予定。パロマ天文台の20倍という性能を、楽しみにしていよう。
    講演のあとのパネルは、佐藤氏と海部氏の意見の違いが面白かったが、まあそれだけだった。ちなみに主な内容は地球外文明とのコンタクト。
    ▼帰宅途中、昨日に続いてリブロに寄った。創元の復刊コーナーを覗く。むむ、『バービーはなぜ殺される』が減ってない。なぜだ! もし買ってない人がいたら、買え。早く買え。復刊したからしばらく買わなくても大丈夫と思っていたら甘いぞ。
    でも本当に『バービーはなぜ殺される』は、文句なしおすすめなんだけど。まだの人は本当に買って下さい。
    ▼帰宅してTVをつけると朋友がゴール。TV局的には予想外のスピードだったのでは。
    ▼リチャード・ファインマンを描いた『
    インフィニティ』は面白いのか。誰か見た人がいたら教えて下され。
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  • 98.11.13
  • ▼ふと思い立ち「<研究する人生>をウェブに見る」っていうリンクを作ろうとネットをぶらぶらした。するとほどなくこういうリンクを見つけてしまった。じゃあ、いらないなあ。
    ▼『日経サイエンス』での連載は、来年も続投させて頂けることになった! よかったよかった。
    そういや『SPA!』の方もそろそろ一年になるみたい。時間が経つのは早いですね。
    ▼池袋で雑談。なんだか最近、似たようなことばっかり喋っている気がするぞ。
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  • 98.11.12
  • ▼ガイナックスに脱税で国税局の査察が入ったそうだが、あそこは昔から…。
    ▼ちびちび読んでいた篠田節子のエッセイ集『三日やったらやめられない』幻冬舎を読了。今はインタビュー集『ミステリを書く!』ビレッジセンターをパラパラとめくっている。ビレッジセンターは良い本を出すね。『性愛を書く!』も買おうかな。今後『ノンフィクションを書く!』『ホラーを書く!』が続刊予定とのこと。
    ▼ところで『ミステリを書く!』のインタビュアー・千街晶之氏は1970年生まれ。俺と同い年かあ。やっぱ、こういう本くらい出さないといけない年なのか。
    例によって「俺はこれでいいのか」という気分が、どこか下の方から膨らんでくるのを感じる今日この頃。だったら本でも書けばいいのだが、そこまでの意欲・動機・その他もろもろがない。するとよけい「これでいいのか」という声が膨らんでくる。
    ▼そういえば「
    書評とは」の続きも書くつもりと言いながら、未だに書いてない。まずはこういうところからでも始めるべきなのか。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,147。


  • 98.11.11
  • ▼デジタル試験放送が始まり、「サヨナラ、サヨナラ」の淀川長治氏が心不全で死んだ。
    ▼警察白書から
    ハイテク犯罪の現状が公開。
    ▼「情報化時代の学校図書館−−学習情報センターとしての新たな役割 」。
    ▼高校の新教育課程で「理科基礎」なる科目が検討されているが、これは風聞で聞いてた科学史的な内容ではなく、科学の未来を扱う科目になりそうな方向とのこと。いったいどんな科目なんだ。さっぱりわからん。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,127。Vol.28配信。


  • 98.11.10
  • ▼初めて『ダ・ヴィンチ』を買った。坂東眞砂子、桐野夏生、山口雅也のインタビューを読もうと思ったのだ。買った後でふと見ると、特集は「あなたの寂しさ、トラウマにつけこむ ヒモ野郎のテクニックと本音」。俺が聞いている話では、ヒモってのもかなり大変らしいが…、ってそんな話はどうでもいいやね。
    中身の記事はほとんど読んでないのだが、「ヒモ本・生態図鑑」っていうブックマップは笑えた。
    ▼どうでもいいやね、とか言いつつ、ヒモの素質のある男と、貢ぐタイプの女っていうのはやっぱあると思う。
    ▼さてインタビューのほうだけど。坂東眞砂子へのインタビューって…これって本当にインタビューしたのか?編集者から又聞きで話を聞いただけじゃないのか?
    ▼読書on asahi.comの
    動向傾向によると、 文春新書に続いて、平凡社、集英社も教養新書を出すそうだ。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:9,082。


  • 98.11.09
  • ▼現代書林の編集の方と池袋で会う。最初は喫茶店で喋っていたのだが、本屋さんに場所を移して雑談を続ける。乾燥した空気の中でずっと喋っていたので、のどが乾いてしまった。
    ▼みんながやたら下の句を詠んでいるので僕も。
     宙返り 何度も出来る 無重力
      それがどうした 僕ドラえもん
    …いや、つまり何が言いたかったというと「それがどうした」という台詞は非常に便利で応用がきく、ってこと。なにせ「頭てかてか 冴えてぴかぴか それがどうした 僕ドラえもん」ってくらいだからなー(「それがどうした」って言いたくなるのはこっちである)。この言葉で繋げば、どんな言葉でも繋がってしまうわけだ。
    でも五七五七七のリズムって、「それがどうした」とか「それにつけても」とかってわざわざ言わなくても、どんな言葉でも繋がってしまうんだから凄い。「それがどうした」や「それにつけても」が、最初から形式・リズムの中に組み込まれているのだ。だから上と関係のないことも詠めるわけだし、そこが工夫のしどころでもある。
    ▼でもきっと真面目に詠むと、
      宙返り 何度も出来る 無重力 眼下に見える 蒼穹のそら
    とか、
      宙返り 何度も出来る 無重力 くびきを解いた この身の軽さよ
    とかになるんだろうな。でもこれでは「ああうれしいな」っていう感じが出ないね。多分、そういう気持ちをのせつつも、素直には繋がない、二重の意味を持たせられるようなものが良いんだろうねー。
    だんなさんに詠んでもらうのが一番いいような気がするなあ。ま、NASDAの人の文学センスに注目しましょうか。ちなみに締め切りは12月1日。
    ▼【
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  • 98.11.08
  • ▼野崎六助『北米探偵小説論』を読了。賛成のところもあれば反対のところもあるという、あまりにも当たり前の感想。でも反対のところは徹底的に反対だから、この人とは好みがあいそうもない。そう、この本の問題点は、「評論」と題されていながら、結局は自分の好みでしかないという点にある。だったら最初から好みで語るべきだ。ともあれ、評論を読む暇があったら小説を読みたい、というのが率直なところ。
    ▼小沢章友『不死』小学館とかも読んだ。最近、本業はコピーライターで作家、という人の本が増えているような気がする。しかもみんな売れそうもない本ばっか書く、っていうのも共通している(笑)。商業の世界にいると、反動で文芸を書きたくなるのだろうか。
    ▼今週の『所サンの目がテン!』は面白かった。テーマはカマキリなのだが、京都大学理学部の、四角形の物体の動きに反応するという実験が紹介されていた。ディスプレイに映した映像を見せてその反応を見るのだが、まるで猫のような動き方をするカマキリがおかしい。前足に、目を掃除する専用の毛が生えているというのも初めて知ったぞ。
    そういやカマキリとか肉食昆虫の顎ってどうなっているんだろう。昆虫のクチクラを破るんだから、かなりな仕組みになっているんだろうけど。
    ▼一段落ついたので、エアチェックしていた『残された使命─悪性脳腫瘍に侵された脳外科医の記録─』をようやく見る。悪性グリオーマになった脳外科医・岩田隆信氏のドキュメント。岩田氏自身から「映像記録を残してくれ」と申し出があったそうだ。最近、闘病ドキュメントばかり見ている気がする。
    ▼【
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  • 98.11.07
  • ▼PHPの三根さん、BookChaseのマンガ書評などをやっていらっしゃる七沢さん、SPA!のK原さんと池袋で雑談。
    ▼ウイスコンシン大学のジェームス・トムソン博士らが、神経や筋肉、骨など人体のどの組織でもつくりだせる分化万能の細胞を分離して増やすことに成功とscienceに発表した。!
    A Versatile Cell Line Raises Scientific Hopes, Legal Questions : Eliot Marshall, Science Nov 6 1998:1014-1015.
    ▼和歌山毒入りカレー事件で再現実験。住民はその日と同じ服を着て実験に参加したそうだ。いよいよ手がなくなってきたということだろうか。おそらく林容疑者の拘置は、もう一度くらいは何かの容疑で引っ張るだろう。警察もおそらく最初からそのくらいの用意はしているだろう。問題はその後だ。
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  • 98.11.06
  • ▼寒い。
    ▼『出版ダイジェスト』は一面が和田はつ子さんのエッセイ。「作家とは何か?ということと、小説とは何かということを交互に思考する。これが作家の日常であるといっていい」という一文から始まる。そういうものですか。
    ▼『数の悪魔』は8刷りがかかったらしい。びっくりだ。
    ▼びっくりといえば、国立大学がウリに出されるかも、って話もびっくりだ。いやー、前からそういうことが囁かれてはいたが、なんとなく本気にしてなかったのかも。
    ▼課題図書が来た。やった一冊は写真集だラッキーと思いながら、残りを取り出して爆死。ノンフィクション一冊は楽勝として、野崎六助『北米探偵小説論』が来てしまった(@_@)。2段組900ページオーバー。いや、問題は分量より内容か。心の底から爆死。
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  • 98.11.05
  • ▼日経エンタテインメントを「そっか、あの絵を描いたのはキャメロンだったのか、知らなかったぜー」とか思いながら読む。あ、仕事しなくちゃ。
    ▼でも、なんだかやたらと眠いのだ。風邪ひいているような気がするが、そのせいかも。
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  • 98.11.04
  • ▼東大地震研にて中田節也氏にインタビュー。またやっちまった、って感じ。近頃珍しい短いインタビューになってしまった。
    ▼せっせとテープ起こし…すればいいのだが、やっぱり僕は勤勉人間にはなれないのだった。
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    ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:8,904。Vol.27を配信。


  • 98.11.03
  • ▼今年の日本SF大賞候補ってこれですか。へー。
    ▼ゆえあってセレーネ計画のサイトをぐるぐる回る。
    ▼細田氏のSF関係者へのご意見にはかなり賛成。特に「買え」ってとこね。作者は書く、読者は買う、これしかない。
    サービスっていうのは消費してスポンサーに益をもたらさないと、なくなるときはなくなっちゃうんだから。他人事じゃないぞ。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:8,831。


  • 98.11.02 曇り
  • ▼文章力って、書いていればそのうち向上するものなのだろうか。だったら良いのだが…。
    ▼人格と記憶の関係ってどうなっているのだろうか。人格=記憶ではないが、ある意味で人格とは、動的な記憶読み出し/書き込み過程と言えるのかもしれない。その記憶の文脈づけ、重みづけはいったい何がやっているのだろうか。
    ▼『地質学雑誌』を見ていると柱状図作成ソフト「
    ColumnMaker」というのがあった。僕が使うことはもうないと思うけど。
    ▼まずい、『太陽に吠えろ!』にはまってしまったかも(笑)。
    でも今見ても、というか今だからこそ、あのシリーズがなぜ名作と言われていたのか分かってきた。シナリオというか筋運びも巧みだし、編集もかっこいい。役者の演技はともかく、物語は優れた短編だ。
    ▼というわけで再放送を見た後、池袋に出る。リブロをぐるっと回ってでてきたところで偶然、サイコドクターこと風野さんの姿を見かけ、むりやり呼び止め、今日たまたまメールしたことを直接質問する。いやー、どうも突然ですいませんでした。
    ▼その足でスペイン帰りの早稲田・河合隆史さんと待ち合わせ、雑談する。ご馳走になってしまった。どうも有り難うございます。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:8,792。


  • 98.11.01
  • ▼120億の赤字を抱えていた中央公論が読売の傘下に入ったそうだが、こういう形で救済されていくのって、どうなんだろ。伝統、って言われても俺にはよく分からないが、読売がブランドとしての名前を買った、ってことなのかな。でも何か価値があるのか、その伝統は。まあ中公新書読んでるからなー。そういや中公新書は大丈夫なのか。
    ▼なぜか早起きしてしまった。面白い番組でもないかとTV欄を見ていると『ガサラキ』という文字が。これが巷で話題の『ガサラキ』か、と思って見てみる。ははあ、なるほど。今の時代の正しいロボットアニメですね。でも1ヶ月か2ヶ月に一度、まとめて放送してくれれば楽なのに。
    ▼エアチェックしていた『ナビゲーター98』とかを見ながら課題図書を読む。ビーストウォーズの販売戦略とか。
    ▼【
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