99年5月 diary


| 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 6月 | index |
  • 99.05.31
  • ▼例によって就寝したのは朝になってから。すると何時かよく分からないけど某編集部から電話がかかってくる。だが何にも進行していないのと全く頭が働いてなかったのとで、「はい。はい。はい。」とだけ答えて切る。また寝る。
    ▼サイゾーの「格付け番長」で「コンビニエンス・ストア」に関する
    アンケートを実施中。抽選でなんかあたるらしいです。
    黒部進さん(ハヤタ隊員)のホームページなんかあるんですね。知らなかった。
    ▼ジュンク堂や青山ブックセンターでもときどき科学者のトークなどをやっているようだが、ロフトプラスワンみたいな形式で、サイエンティストのトークライブは行えないだろうか。堅苦しい講演会よりも、そっちのほうがいい、っていう研究者も多いように思うのだが。
    ▼昨日の科学MLのオフ会も、(個人的には変な話だと思うのだが)「オフ」よりも「講演会」形式でやった方がもっと人が来るのではないか、という話もあった。実際そうだろうと思う。でもそれよりは間を取って、トークライブのような形式のほうが良いかなー、と思う次第。ロフトプラスワン形式ならゲストへの謝礼も支払えるし。ただの講演会に何千円も払うのはなんか馬鹿馬鹿しいっていうお客さんでも、居酒屋代ならみんな払ってくれるでしょう。
    問題はそういうことにのってくれるお店だな〜。これが最大の難題かも。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,914。


  • 99.05.30
  • 科学MLのオフ会で渋谷へ。
    結局ドタキャンがあったり当日参加があったりで、参加メンバーが錯綜し、よく分からなくなってしまう。いちおう、記憶を頼りに。
    他にも何人かいらしたのだが、記憶が…。蒲原さんはMLメンバーではなかったのだが、僕が個人的にお会いしたかったので無理矢理お誘いした次第。あんな会(笑)に来てもらってちょっと恐縮。
    当初来ると言っていた「大物」が何人も抜けてしまったのでどうなることかと思ったが、話は例によって二次会になってから盛り上がる。田口さんは酔っぱらっちゃうし。
    ▼NTTが放送参入するらしい。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,864。


  • 99.05.29
  • ▼昨晩ようやく買った『オメガブースト』をサルのようにやる。指が痛い。
    ▼とはいっても仕事もしないといけないので、ちょっとごそごそする。課題図書は取りあえず『ホンダ伝』ワックを読了。ホンダ伝というより、結局本田宗一郎の話になってしまうところが、まあ強みでもあり弱みでもあるか。
    ▼教育課程を小中高大学の6334から、小中高・高・大学、というふうに63334とすることを提案したい。結構まじめに。
    ▼科学技術振興事業団がやっている
    Science Channelがオンデマンド放送を開始している。要RealPlayer。
    ▼ドリーの寿命の話、中澤港さんの日記にも書かれていますね。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,807。


  • 99.05.28
  • ▼盗聴法、今国会で成立の見通しに。
    ▼世界最小の哺乳類、トウキョウトガリネズミ、初めて生け捕りにされる。一円玉と比較された写真が出ていたが、本当に小さいなあ。重さも1.7gくらいだそうな。まるで昆虫だ。
    ▼ascii24から。
    ビル・ゲイツ氏、人口問題対策に24億円を寄付。何かと思ったら「衛生問題の啓蒙を図るため、インターネットを利用した遠隔教育システムが導入される予定」だそうな。
    SFセミナーの篠田節子インタビューの記録 from SFオンライン。そうそう、あの時にも思ったのだが、弥勒の話をしたのになぜカンボジア(ポル・ポト)の話をしなかったのだろうか?ってオレも書評で何もふれてないけどさ。
    NTT、人間の言葉に臨機応変に応対するコンピュータを開発
    ▼hotwiredから二つ。英国の実業家、ミールから放り出される。実は詐欺師だった、という話。こちらは昨日からニュースでもやってましたが, ドリーのDNAに損傷を発見。まあ今後を見守りましょう。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,772。


  • 99.05.27
  • ▼大学の教育問題が各種MLでも取り上げられている。同じ「教育」という言葉を使っていても、大学以降の教育はそれ以前の教育とはその意味合いが違うので同列に論じようとするのがそもそも無理だと思う。ただ問題は、その質の「違い」を、教えているほうも教わっているほうも全く理解どころか把握すらしていないということではないのか。
    ▼MP3で逮捕者。ああいう人柱的な存在というのは、どうやって選ばれるのだろうか。
    ▼<モーニング娘。>と<太陽とシスコムーン>を比べると、つんくの歌の特徴がよく分かる。多分彼の歌は楽譜通り歌うとモーニング娘。みたいになっちゃう平板な歌なのだ。それに思いっきりメリハリというか、つんく風のいやらしさをつけて歌うと太陽とシスコムーンみたいになるのだろう。しかしつんくは、どんどん女衒みたいになっていくなあ。
    ネットサイエンスのアンケート、そろそろ締め切り(31日)ですのでよろしくどうぞ。特に研究者や学生の皆様。あなたの一票でインタビュー・メールの将来が決まるかも(マジ)。図書券もあたるかもしれないし。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,740。


  • 99.05.26
  • ▼いろいろな原稿でいろいろと苦しむ。うーん。苦しんでもろくなものにはならないんだけどなあ。
    ▼昨日書いた貝殻の抗菌作用について、
    千野 和広さんからポインタをいろいろと教えて頂いた。ありがとうございます。
    PHS通信速度6倍(384kbps)に、郵政省通信総合研究所 がシステム開発
    ▼もう一つ。出版業界、デジタル化で一変・電子書籍で在庫の悩みなく。「なかなかのもんでしょう」と記事にある。確かになかなかのものだが、ただそれだけだ。
    ▼つい先頃にも宇宙の年齢は120億―135億歳という発表があったが、HubbleConstant.comなんてサイトもNASAによって誕生。
    ▼AIBOの取材は来週になりそう。また取材だけして記事は出なかったりして(笑)。
    ▼『ワンダフル』は相変わらず「日本一の男の魂」だけ面白い。よくこれだけ、あのマンガのノリをアニメ化できたものだ。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,681。


  • 99.05.25
  • ▼渋谷にて旧職場の人と飲み、でも僕はマンゴージュース。
    ▼東京テレメッセージ、倒産。
    ▼メディアではガイドライン法に代わって盗聴法の話題が多くなってきた。
    ここらへんでも廃案運動が。
    ▼SETI@home、チーム制を始める。うーん、参加したいんだけどなあ。
    ▼神奈川工科大学応用化学科の小島博光教授らが、ホタテの貝殻を焼いた粉末に強力な抗菌作用があると学会発表。そもそもなぜそんなものを試してみたのか、ということが僕は知りたいのですが、どこかに情報はありますか?
    ▼宇多田ヒカルのデビューアルバムがついに600万枚を突破、とNHKニュースでもやっていたらしい。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,648。


  • 99.05.24 雨
  • ▼原稿書きしか結局やってなかったような。その割には全然仕事が進んでいない。不調なのかな。
    ▼hotwired から。
    ウェブ美術館はアートを展示しているか。メディアアートを見て、おお、すげーなー、と最後に思ったのはいつだっただろうか…。
    ▼知らなかったけどこんなのも出てたんですね。日経エレクトロニクスから。シーエーアイが鳥型ロボットを発表
    ▼日本ロボット学会のVirtual Museum of Robots計画。がしがしやっていただきたいものです、こういうのは。
    ▼え、AIBOって銀座のソニービルで展示してるの?
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,592。


  • 99.05.23
  • ▼冒頭2ページ読んだだけで読む気がなくなる小説というのも珍しいが、世の中にはそんな小説も実在するのだ、と思いながら『分解の世代』扶桑社を読了。だいたい、未来に起こるだろうことを書くには小説スタイルが一番いい、なんていう小説に面白いものはない。未来と小説をなめるんじゃねーぞ。
    ▼続けて『人類はなぜUFOと遭遇するのか』を片づけにかかる。「空飛ぶ円盤と異星人神話の双方を理解するには、この両者が生まれた時代背景やそのルーツを考慮してみなくてはならない(p.376から)」。「神話の持つ基本的な機能とは、自分たちの社会を、より大きな世界と関連づけさせることにある。この点については、何も変化していない、とは言えるであろう(P.320から)」。この本の内容あるいは読み方は、解説でほとんど言い尽くされているような気がする。でもSFと関連づけた話は別になくてもよかったのでは(笑)。
    ▼『知ってるつもり』はオギノ式の荻野久作。80年前、何も分からなかったころに膨大なデータを集めて模索するのはさぞかし大変だったことだろう。荻野理論はもともとは避妊法ではなく、当時の家制度の下で苦しむ女性を救うことを主眼とした妊娠法であった、という話がベース。国内で発表しても認められず、海外での発表によって認められるに至った、という話に昔から何も変わらなかったのだな、と思う。
    ▼【
    ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,542。


  • 99.05.22
  • ▼なぜか課題図書な『人類はなぜUFOと遭遇するのか』ダイヤモンド社(解説:瀬名秀明)を読みながら、<ETVカルチャースペシャル>を見る。布施英利氏が澤口俊之氏とメールをやりとりしつつ、アメリカでアブダクティの謎を探る、という番組。催眠術による記憶のすり込みと側頭葉が見せた幻覚というのは短絡しすぎ(それに仮説としても、もう飽きた(笑))のような気がするが、そこらへんは番組制作側としてはおそらく確信犯か。このくらい単純なほうが見ているほうには良いのかも。「物語は生き物のように成長する」というアブダクティ研究者の話が良かったかな。あとペンフィールドのフィルム映像が出てきたこと。あれは初めて見ました。あんなの残っているんですね。
    ▼日経サイエンス7月号届く。自分のところを見て、あ〜、と思ってしまう。赤をもう一度入れたいどころか、まるごと書き直したい。なんでこんな文章のままにしちゃったんだろう。ちなみに特集はバイオ人工臓器。
    ▼『蘇える金狼』を初めて最初から見た。あんな至近距離から撃たれたら普通貫通するんじゃなかろうか。しかも腹を撃たれるのはやばすぎると思うのですが。痛いじゃすまないって。段ボールごしだから大丈夫だった、ってことなのかな。実際には拳銃で撃たれたときというのは、どこを撃たれようがとにかく大きな衝撃を感じてバタッと倒れると聞く。こればっかりは試しにやってみたくはないが。
    ▼全然話は変わるのだが、僕は麻酔なしでいきなりピンセットを突き立てられて、お猪口いっぱいぶんくらいの膿を掻き出されたことがある。盲腸手術が化膿してそういう事態に至ってしまったのだが、本当に何も前フリなしで刺しやがってあの医者は。まあ「刺すよ」とか言われるよりは、そのほうが良かったのかもしれないが。あの時は終わってもしばらく、体がガクガク震えていた。人間の体はそんなふうに反応するものらしい。
    ▼一部で話題らしい「沈黙は金、雄弁は銀」について。僕も、このことわざは元々「銀の方はいろいろと使える金属だが、金は飾りにしかならない」つまり「黙っている奴は口を開くとボロが出る、雄弁のほうが良い」という意味だった、と聞いたことがあります。実際にどっちがどうなのかはどうでもいいことだと思うけど。
    ▼「沈黙は金」が間違いなく言えるのは、インタビューのときだと思う。これは僕自身が気をつけていることなのだが、相手にしゃべってもらいたいなら、自分は黙っているのが一番なのだ。インタビュー時間は限られているわけだから、当たり前のことだけど。人は、待っていれば喋る。もちろん質問は必要だが。とにかく相手の言葉を引き出したいのなら、待たなければならない。沈黙の後、すばらしい言葉が得られることもある。
    ただ、イエスマンになってはいけない。相手の言うことに簡単に納得してはいけない。建前としては(ではイカンのだが)そういうことでしょうか。
    ▼おまけ。<インタビュー・メール>では、僕はやたらうんうん相づちうってますが、実際にはほとんど黙って聞いていたりします。もっともこれはTV時代のくせ──TVの場合、相づちの声が入っていたりすると編集が面倒くさくなる──が残っているせいかもしれないけど(笑)。
    ▼ニホンカワウソのフンではないかと考えられるものが高知県の海岸で見つかっていたことが報告された。
    ▼【
    ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,463。


  • 99.05.21
  • ▼本を買い出しした後、四谷で雑談。パソコン上では最近みんなやっているSETI@homeが動いていたり(笑)。
    ▼盗聴法について。市民コンピュータコミュニケーション研究会(JCA)のページに、盗聴法成立阻止ネットワーカー連絡会というのがあると教えてもらった。だがこのページ、1997年から更新されていない。
    ▼『驚きももの木20世紀』はヤミ米を拒否して餓死した山口判事の話。事実とはなんぞや真実とはなんぞやといったことを久しぶりに考えさせられるドキュメンタリーであった。
    ▼みんなで書き込めるカレンダーとかが作れるmytimeというサービスが『あちゃら』に紹介されていたので早速申し込みしてみた。設定フォントを固定しないと当然のことながら日本語が使えなかったりするが、たとえばイベントカレンダーとかに使えるんじゃなかろうか。
    ▼トキ孵化。でもあんなことだけやっても無駄、とは言わないけど、中国のトキ保護のありようとは全く違うんですよね。という話は『朱鷺の遺言』にも書いてあったと思います。この話、jeconetとかでは盛り上がっているのだろうか。
    ▼『週刊地球TV』を見て『踊るマハラジャ』がらみで権利騒動が起きている、いや起きていたことを知る。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,413。


  • 99.05.20
  • ▼大事なものは「これは大事だから」と別の場所に置いておくとどこに行ったか分からなくなる、というのをマーフィーの法則に付け加えたい。特になくなってしまうのがCD-ROMの類。うーん、いったいどこに行ったんだろう。
    ▼原稿修正ほか。いつもいつも、ご迷惑おかけします。
    ▼ストーリーを知っちゃった今となっては怖いものは何もない、とスターウォーズ特集の「ニュースステーション」見る。ニュースは盗聴法(通信傍受法)について。これなんかネット界からもっと反対の動きが出てきてもいいと思うのだけど。どこらへんでやっているのだろうか。ご存じの方、教えて下さい。
    ▼スターウォーズに関しては、SFオンラインにて連日更新中『
    スター・ウォーズ 珍道中』をチェック、が取りあえず基本。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,368。


  • 99.05.19 雨
  • ▼雨が降っていて鬱陶しいが『DOS/V magazine』の締め切りを一週間勘違いしていたことに気づき、あわてて池袋へ。書店へ赴き、これにしようと心に決めていた今野敏『アキハバラ』を購入。ついでに<ゲノム情報から生命の原理を探る>という特集の『bit』6月号も買う。
    ▼『アキハバラ』はあっという間に読了。いやー、面白くてよかった。ハッキングのシーンには目をつぶりましょう。という趣旨で原稿を書いて送る。『bit』ネタはせっかくだから科学MLとクオリアMLにふる。科学MLには特集ネタ、クオリアMLにはML参加者でもある羽尻氏の寄稿・人工無脳に関する話。
    ▼アメリカではエピソード1が公開された。某氏はちゃんと見ることができたのだろうか?
    評論家たちにはキビシイ評価を下され、すでにFOXは営業戦略を変えたと伝えられている。が、普通の映画に比べたら全然面白いだろうと思うのだけれど。
    ▼『ここがヘンだよ日本人』は、いつもの「教育程度」の高い外国人×バカな日本人の構図がついに行きつくところまでいってしまい、教育程度どころか教育を受けてない小学生や中学生がスタジオに。しかし小学6年生が自分は「白い」と思っているのは確かにバカっぽいよなあ。日本の教育のレベルはどんどん下がっているし、そういう教育を受けて新しい先生は生産されているわけだから、先生のレベルもどんどん下がっているんだろう。さらにどんどん教育レベルは下がっていくんだろうな。
    と、いう話は昔もしたことがあるのだが、結論は結局「自分で学校を作るしかない」ということになった。確かにそのとおりなんだろう。オレは今のところ子供を作るつもりは全くないが、いまの教育制度、いまの教師たちに自分の子供を任せる気には到底なれないもんな。
    大型書店の生き残り。この記事書いた奴、本当に自分の目で見てんのかなあ。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,341。Vol.054、配信。


  • 99.05.18
  • ▼いろいろな人と、いろいろと長電話。
    ▼『サイゾー』創刊(発行:
    インフォバーン 発売:電波実験社)。というわけで書店に走る。なんだ表紙はやっぱり吉野紗香じゃないすか(笑)。中身はほぼ予想通り。「ごちゃごちゃ言わんと読んだらええんや!」の文句どおり、ごちゃごちゃは言いません、はい。
    ただ冷静な目で見た場合、今のオレなら買うけど、大学生が買うかどうかは微妙なとこだな、この雑誌。スレスレのところかな。
    ▼zdnetから。「スター・ウォーズ」マニア日記ET探査プロジェクトは史上最大の分散コンピューティング実験
    アンケートだそうです。僕がやっているわけではありません、念のため。項目が偏っていて面白いのでリンク。
    ▼また新しいメルマガ発行システム。メールマガジン無料発行システムくるる
    ▼「ポスト100校プロジェクト(仮称)」こと正式名称「Eスクエア(e2)・プロジェクト」。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,284。


  • 99.05.17
  • ▼ルーカスが今月末に来日するそうだ。
    ▼まぐまぐIDはついに13000を超え、猛烈な勢いで14000に迫っている。メールマガジンもウェブと同じ道を辿りかねないなあ。
    ▼夕方、電話がかかってきて午前4時くらいまでに原稿を一本でっちあげて送ってくれという。レベルの低い記事を適当に書いて送る。
    ▼最近僕の生活は一周して、超朝方になっている。昨日は午前4時半起床、今日は午前3時半起床。なんて自堕落な生活なんだろうか、と自分でも思う。
    ▼『グッドラック』読了。でも世間ではみんな文庫?落ちした『鼻行類』を読んでいるらしい(笑)。
    ▼すばらしいURLだと僕も思う、
    高額納税者
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,234。


  • 99.05.16
  • ▼原稿書き。うーん、他に書くことがない。
    ▼【
    ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,175。


  • 99.05.15 曇りのち雨
  • ▼日経サイエンス主催のサイエンティフィックライブ・サピエンスに行く。今回のテーマは時間、講演者は本川達雄、池内了、見田宗介。会場は予想通り、満員御礼状態だった。中身は…、まあノーコメントということで。あー、本川氏はやっぱり気持ちよさそうに歌ってました。本が一冊読めたから良しとしようか。疲れたのでパネルディスカッションの途中で抜ける。
    ▼最近ようやく気づいたのだが、いまの僕は忙しいらしい。っていうのは変な言い方だけど、あんまり磁殻が、じゃない自覚がないのだ(なんでこんな漢字が第一候補なんだ、オレの辞書は)。
    本を読むこと、原稿を書くこと、これらは別に時間に縛られた仕事じゃない。午前8時に出勤しなくちゃいけないわけでもなく、午後一に会議、っていう類の仕事でもない。あるのは締め切りだけで、自分の好きな時間にやればいい仕事である。逆に言えば仕事があがれば何をやってもいいわけだ。別に毎日一日中寝ていても、ゲームしていてもいいし、人と遊んでいてもいい。実際そういう生活している。だいたいそれに、純粋に仕事意識だけで読書するなんてことは、できやしない。
    ところが最近、どうも時間が足らないのだ。ゲームするヒマがない。本を読む順番を考えなくちゃいけない。純粋に仕事に無関係な本を読む余裕がない。つまり時間が足らない。
    で、なんで足らないのかと考えてみると、それは本をせっせと読んで原稿を書いて資料を求めてウェブを彷徨っていると、それだけで一日が終わってしまうからだった。それでようやく、なんだそうか、オレは忙しかったんだ、と気がついたような次第。あんたバカかと言われてしまいそうだけど、本当にそういう感覚だったりして。せわしなく電話をかけたりアポを取ったり発注したり、といった作業がないと、いま一つ忙しい、って気がしないんだよな。
    ▼結局読むことになった『グッドラック』。その前に復習しておこうと思って『雪風』を本屋で探す。ところが、どこにもない。池袋の大型書店全部まわったんだけどない。ひょっとしてもう売ってないのか? と思ったのだが、たまたま電話かかってきたSさんに伺ったところ、ちゃんと売っているとのこと。どうやら『グッドラック』を読む前に、と買っていったお客さんが多いらしく、ちょうど店頭から消えてしまったところみたい。今こそ並べて売るべきときなのにもったいない。なお『グッドラック』は出足超好調で、店頭に並んだ次の日にはもう増刷決まったそうです。
    ▼【
    ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,135。


  • 99.05.14
  • ▼原稿書き。手間取るかと思っていたのがあっという間に終わってしまい、楽勝だと思っていた奴に手間取る。うーん…。
    ▼小林照幸『
    朱鷺の遺言』中央公論新社が、今年度大宅壮一ノンフィクション大賞(だったかな? 違ってたら申し訳ない)を獲得したそうだ。どういう形であれ、自分が好きな本が世間で認められるというのは嬉しいものである。
    ▼5/30日(日)に僕が入っているMLの一つ科学MLでオフがある。昨年やったオフの日の日記はここだが、いまのところ参加予定メンバーはほとんど変化ないようだ。これじゃつまらないので、誰か興味のある人は参加してください。午後3時から、於・渋谷。さあ、キミもMLに入ってオフに参加するのだ。ま、実際のところ、オフはMLに参加してない人が来ても可だと思います。
    そうだ、いまインタビュー・メールで配信中の深尾先生はここでつかまえたんだった。あ、そういやそろそろまたインタビューしなきゃ。誰かいい人知らない?
    ▼「オレにガンダムゲームを作らせろや!」受賞作決定
    ▼発表なった「ゴジラ2000ミレニアム」。早くもファンたちに怒りのきざしが(笑)。でも確かに「なんじゃこりゃ」的なストーリーだよなあ。ゴジラよキミはどこへ行く。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,106。


  • 99.05.13
  • ▼暑い。
    ▼代官山で打合せなど。
    ▼坂東眞砂子のエッセイ集がカドカワ文庫に落ちていたのでさっそく購入。元々は朝日から出ていたもののようだが、なぜ朝日文庫ではなくカドカワなんだろう?
    ▼ascii24から。
    任天堂と松下電器、次世代ゲーム機の開発で提携。こうして戦争は始まるのであった…。でも本当に戦いになるのかなあ。チップはIBMなの?
    メディア・アーティスト協会(MAA)。こんなのあったんですね。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,060。


  • 99.05.12
  • ▼朝のニュースを見ながら、ウェブの中を全力疾走。サイト紹介のことを念頭に置きつつ、失ったブックマークを回収して回る。
    ▼ソニーのエンタテイメントロボット、あれ、ずいぶん動きますね。感心した。さすが。あれがなぜ「ペットロボット」ではなく「エンタテイメントロボット」なのかは、実際にソニーの開発者の人たちに話を聞くと、分かります。その辺を強調した記事があっても良さそうなもんだが。
    ▼史上最大の哺乳類と言われる、バルキテリウムの全身骨格化石が発見されたそうだ。ごくふつうのニュース番組の、ごく普通の人でもこういう話題だとちゃんと興味を示してくれる。
    ▼ドラえもん型の学習型音声認識リモコンができたそうである。チャンネルを言うと切り替えてくれるのだが、だんだん「ボク見てたのに」といったタメ口を聞くようになるそうだ。
    ▼『サイエンス・トピックス』の収録で大手町へ。今回は『
    小説と科学』『生物改造時代がくる』の2冊。
    ▼気のせいか、画面の描画速度がほんの少し落ちたような気がする。こっちの反応速度があがっているのかもしれないが。
    平凡社新書創刊
    ▼今日のふーん、な記事。日経Biztechから。女性社員の制服廃止、意外に不評
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:14,026。Vol.53配信。


  • 99.05.11
  • ▼あー、システムが安定しない…。おまけにtech toolでsystem analysysさせると「おまえのシステムは壊れている」と言われてしまった。再インストールしたばっかなんだけど、まずすぎる。いったい何が問題なんだろう? こんなことで時間を使いたくないんだけど。取りあえずIEを使うのをやめ、ネットスケープに戻そうと思って作業するが。。。。
    ▼せっせとガンダムな原稿を書く。あんなのでいいのか。
    ▼で、取りあえずあげたところでネットサーフィン(死語)。サイト紹介の仕事があるのだ。で、ブックマークをネスケとIEで共有させようとしていたら…、ブックマークを全部消してしまった(涙)。ああー、オレの時間を返してくれ! とか言っていたら爆弾が。またシステム再インストール。悲しすぎる。
    ▼ここで朝になる。
    ▼先日「続かないことを祈ってます」と書いた話を続ける。
    僕は一年ほど前、正確に言えば7月の頭ごろ、とある人が本を出したいということで、ゴーストライターの仕事をした。ギャラは本が出たあとで振り込まれるという話だった。その時はすぐに本が刊行されるという話だったので、僕も安心していた。ところがその本は、著者が原稿を抱え込んでしまったことと、担当編集者が会社をやめてしまったことなどが重なり、いつまで経っても刊行されないままになってしまった。
    その後、一度だけ新たに変わった担当編集者から連絡があった。僕は「基本的にはそちらにまかせる」といった。ゴーストライターである以上何もいう権利もなければ義務もないと思っていたからだった。その後、その担当編集者からの連絡はなかった。僕は、おそらく企画そのものが流れてしまったのだろうと考えていた。そういう話もよく聞くからだ。
    ここまで言えば次の流れはもうお分かりだと思うが、僕が9日の日曜日、書店の店頭で見つけたのがその本だったのである。最初は気がつかなかった。だが、頭の一行目を読んだ瞬間、僕はいま一度表紙を見直し、著者名を見直し、出版社名を見直していた。
    取りあえず、元々の担当編集者の携帯に電話をした。そうすると、お金の件はそのまま生きているとのことだった。いちおう安心した。別に仕事に対する思い入れはないが、やった分だけのお金はもらいたい。これがフリーの権利だと考えているから、お金のことは大事だった。また、決して少なくない金額──ちょうど僕くらいの年齢の人間がもらうボーナス分くらいと言えばわかって頂けるだろうか──だったことも、その理由の一つである。
    今日、私はその担当編集者に連絡をした。こちらから連絡を入れない限り、まず連絡をしてこないと思ったからである。そうするとその編集者は、ボソボソとした声で「メールを送りましたけどね」と言った。もちろんそんなメールは来ていない。僕はこういった。本が出るかどうかも、そしていつカネを払うかも教えずに、全く連絡を入れてこないのは、礼儀に反するのではないか。すると相手は「何が仰りたいんですか?」と返してきた。
    この言い方に、僕はキレた。
    その後、電話口でどんなやりとりがあったか、仕事中の僕を知っている人は想像できるだろう。そうじゃない人は分からないだろうが、怒った僕は、自分でも手が着けられないような人である。
    ▼おそらく、たかがゴーストライター一人に、いつカネを払うかとか、いつ頃本が出そうだとか、そんなことをいちいち言う必要はないということだったのだろう。その後お互い怒りをぶつけあった後、金額のことでさらにもめ、相談し、こちらが主張する額がもらえるようになった。よかったよかった。というわけでこの話終わり。
    ▼読書していたら沈没。起きたら午前3時だった。ああ、マル一日何も食ってないよ。と思いながらメールを見ると、
    新パワーブックやら8.6やらが出ているではないか。ああ、時代は動いているのだね。ファックスを送り、メールを送り、本を読む。ジョブズCEOは「従来のものより20%薄くなり、重さも約900グラム減のわずか2.7キログラム」と言ったらしい。ああ、バカはいつまでたってもバカなのでしょうか。
    裏日の主から教えていただきました。そちらにも出るでしょうが、ソニーのロボット(ソニーはエンターテイメントロボットと呼称していたはず)が発売になるそうです。名前は「AIBO(アイボ)」くん。日本で三千台限定。値段は二十五万円。モーション編集ソフトが五万円(別売り)だそうです。たぶん開発スタッフとしてはまだ出したくなかったんじゃないかと思うけど、この値段では。ZDNetの記事ascii24の記事
    六月一日午前九時からインターネットで受注販売を実施予定だそうです。ここへレッツラゴー、って奴ですな。
    ▼こないだ発見された、マロリー。こういう状態だったんですな。The Mystery of Mallory & Irvine '24
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:13,982。


  • 99.05.10
  • ▼池袋の居酒屋でぴょん太氏とガンダムなオタク話。「ミノフスキー粒子によって発生する<Iフィールド>の『I』とは、何の頭文字か?」といった話(ちなみにこのナゾは解けてません。ご存じの方、是非教えてください)。居酒屋でアニメ本やコピーを広げまくっている二人の怪しい男たちの姿は、端から見るとかなり異様だったのではなかろうか。
    先日お知らせした求人情報だが、どちらかというと科学系の知識よりも、出版の経験があるほうがうれしいそうだ。なおメッセージは転送可なので、興味のありそうな方やその手のMLへ転送してくださって構いません。情報は必要とする人のところへ回さないと。
    ▼どうもG3内蔵モデムと, 私が使っているプロバイダーとの相性は、あまりよくないらしい。時として繋がらなかったり、認証に失敗したり、回線がいきなり切断されたりするのである。おまけに、56Kで接続できたことがない。何が原因なんだろうか?
    ▼他にも不具合があって、昨日はIEがすっかりおかしくなったのでPRAMをクリアした。今日はついにシステム再インストール。
    うーん。だんだん、おかしなことが起こるようになってきたなあ。
    ▼ブックオフがニューヨークに出店するそうだ。
    ▼hotwiredから3つ。最後のフロンティアの悲しい現状『スター・ウォーズ』で集団欠勤テレポーテーションと量子コンピューター
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:13,934。おお? いったいナニが起こったのだ…。と思ったら、まぐまぐで不着メールアドレスの整理が行われたらしい。くー。


  • 99.05.09
  • ▼ATOK12を今頃インストール。確かになかなか賢いみたいで、嬉しい。
    ▼池袋の書店にて、とある本を発見。ページを繰って「あっ」と思ったあと、徐々に頭に血が上ってくるのを感じる。帰宅、電話で確認など。とりあえず安心する。この話、もしかしたら続きますが、ボクとしては続かないことを祈っています。
    ▼書評ページとして始まったはずのページが、日記ページへと移行していくことが多いのはなぜだろうか。
    Biochemistry at home。代謝アニメなどがある。
    化学薬品データベース
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:13,945。


  • 99.05.08
  • ▼午前中、ピッとTVをつけるとエウロパの画像。教育TVジュニアスペシャル『はるかなるET』っていう番組。高柳解説委員と上原さくらが喋っている。上原さくらのうつろな顔(多分カンペを見ている)が、見ているこっちに、乾いた笑いを張り付かせてくれる番組であった。
    ▼課題図書来る。袋を開けて思わず我が目を疑う。まさか『
    スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』が来てしまうとは。できるかぎり事前知識を仕入れず「素」で見たかったのに。その夢がこんなところで潰えてしまった(涙)。これが仕事で本を読む人間の悲しさである。取りあえず吉本ばなな『ハードボイルド/ハードラック』を読む。
    「極軌道リング」を持つ銀河、NGC4650A。これは凄い。
    ▼『空の名前』『宙の名前』といった本を出していた光琳社が潰れたそうである。本というのはやっぱその程度のものなのだな。
    ▼ascii24から。ははあ、こじましゅういちさんが言ってたのはこれですな。製品化をにらんだユニークなロボットたちが展示〜“ヒューマンロボットフェア99”が名古屋で開催
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:13,897。


  • 99.05.07
  • ▼池袋で本を買いだしする。なぜかガメラが表紙の『ユリイカ』ほかを購入。いや怪獣特集なんだから「なぜか」もへったくれもないんですが。しかし『ユリイカ』の表紙にガメラだよガメラ。これはかなりスゲーと思う。
    ▼高田馬場にて堺三保さん、MG誌のSさんと待ち合わせ。メシをバクバク食う。実はSFセミナーの時に堺さんに挨拶したところ、いきなり「ちょっと話があるんだけど」と体育館裏ならぬ部屋の隅に連れて行かれて仕事をもらった、という次第。いやー、あの時は本当に普段の態度を怒られるのかと思ったのだけど(笑)。でも今日はやっぱり、僕は作品を見切るのが早すぎると怒られたのであった。いやー、そう言われても。打ち合わせは本当に顔合わせで終了。本当に大丈夫なのか。まあ適当に頑張ろう。
    ▼SFセミナーの時考えていたことシリーズ。お茶大SF研が今年創立25周年だというのを聞いて、ふと思いだした。私が所属していた広島大学SF研究会は、今年で創立20周年ではないか? センパイ(10代目会長)に尋ねたところ、やっぱりそうらしい。確か他にも創立20周年の団体があったはずだ。20年前、何があったのだろうか。
    ▼以前、「SF者には50年代後半〜60年代前半生まれが多い」というのを聞いて、「それはあんたら(『SFマガジン』他でプロとして活躍している層)が自分たちと同年代をつかまえて、そう思いこんでいるだけじゃないの」と思っていたのだが、ひょっとするとあれは間違いだったのかもしれない。20〜25年前、すなわち1974〜1979年あたりに、いったい何があったのだろうか?
    ▼えーっと、1979年といえば、あのファーストガンダムが放送された年。ここでちょっと、アニメック特別編集『機動戦士ガンダム 宇宙世紀Vol.4 総括編』ラポートから、当時の時代背景を引用してみよう。
     この年の重要な作品として、前年「未来少年コナン」を発表した宮崎駿の「ルパン三世カリオストロの城」を筆頭にあげても、異論を唱える人は少ないだろう。一方、ヤマトシリーズもいまだ健在で、テレビ版「宇宙戦艦ヤマト2」の続編である「宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち」をテレフィーチャーでOA、また、その路線を踏襲する「宇宙空母ブルーノア」も制作された。松本零士アニメでは映画「銀河鉄道999」もヒット。「ドラえもん」の放送開始もこの年のことだ。(p.28)
    なるほど。当時の大学にアニメ研やSF研がバカスカできたのも、さして不思議ではないような気がする。実際、BOXの奥底から発見された昔の会誌にはそういうの多かったしね。また、インベーダーゲームのブームがピークになった年でもあるらしい。なるほどなるほど、ますます分かりやすい話だ。結局この時期は、第二期ファンダム設立ブームだった、ということらしい。
    ▼『SF&科学書評』を名乗っているのだから、科学側も紹介しないと片手オチだろう。1979年はボイジャーが木星を探査、各一般紙も連日カラー一面トップでそれを報じた。また素粒子物理の世界ではグルーオンが発見されている。恐竜絶滅説の一つとしての小惑星衝突の話が出てきたのもこの年であるらしい。ついでに言えば、共通一次試験の始まった年らしい。
    ▼もっとも、これらは彼らが大学生になったときに起こった出来事である。その背景には何があったのか、さらに遡ってみよう。逆算して考えてみると、この世代はちょうど小学生の頃にアポロ11号を見ていることになる。言うまでもないと思うが1969年のことだ。もう一つ別の資料をめくると、日本のGNPが世界第二位になったのも1969年とある。
    ▼短絡しすぎだが、僕はやっぱり、こういう事情が大きかったのではないかと思う。というのは企画打ち合わせをしているとときどき感じる事なのだが、科学技術(あるいは宇宙開発だけに限定しても構わない)に対する考え方が、「アポロ以前」の世代と「アポロ以後」の世代とで、どこか違うような気がするのだ。意識に、ズレがあるような気がするのである。
    ▼だからなんだと言われても困るのだが。というわけで結論も何もないまま終わり。続きません。
    ▼読売から。
    CG美少女ブーム、ソフト低価格化で手軽に。新聞やTVがブームだと言い出すと大体ブームは終わりだから、そろそろ「次」なのだろうか。次はなんだ。動かすくらいしか思いつかないな。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:13,837。


  • 99.05.06
  • ▼こないだ日記でご案内したNHK「人体3」だが、もう本は刊行されてますよ(メールモード)。僕はというと、実は見忘れたのでした(爆)。どうせ再放送されるだろうし。
    ▼小学生がヒマラヤ登頂に成功したそうだ。どのくらい凄いことなのかさっぱり分からないけど。事故ったら非難囂々だっただろうが、まあ無事で良かった。
    ▼のだなのだで知った東洋大SF研作成、
    SFセミナーレポート・リンク集有里さん作成のリンク集はこっち。お、喜多さんの日記レポートは写真付きだぜ
    共立出版様から以下のようなメールをもらったので掲示致します。連絡頂ければご紹介します。
    求人(雑誌編集職)です。
    「蛋白質 核酸 酵素」編集部(4人)の一人が8月より産休に入り,来年9月まで育児休業をとるため,その代替要員を探しております。
    ・仕事の内容は,例月号の製作・進行管理,増刊号の進行管理の他に,雑務全般(原稿料の計算,別刷発送など)です。
    ・本誌の専門分野である生化学,分子生物学のバックグラウンドを持っている方なら最高ですが,自然科学系の方であれば結構です。
    ・年齢・性別は不問ですが,即戦力となる方を望んでおります。
    ・勤務時間は 9 or 10時 〜 4 or 5 時で, 1週間に3〜4日,共立出版(茗荷谷駅隣り)に出勤可能な方。
    ・時給はご相談させていただきます。

    連絡先:「蛋白質 核酸 酵素」編集部 北 由美子
    Tel. 03-3947-2515
    E-mail:kitay@kyoritsu-pub.co.jp

    ▼ああそうそう、ネットサイエンスがアンケートを実施しています。抽選で5000円分の図書券が当たるそうです。「ネットサイエンスを何で知りましたか」という項目もあるようで。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:13,772。


  • 99.05.05
  • ▼取りあえず一次稿を挙げたつもりだった原稿が戻ってきてがっくし。早くても良いことは何もない、ってことだ。のんびりやることにしよう。
    TBSの特番をボーっと見る。知らない話は出てこないんだけど、コンビニ弁当を食いながら、ちまちまちまちま原稿直してるオレからは、羨ましいとしか言いようがないよ。あー、なんだかいじける。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:13,759。Vol.52配信。


  • 99.05.04 曇りのち雨
  • ▼だまし絵展に行きたかったのだが、雨が降っていたのでパス。ひたすらに仕事する。ガンダムなライターのぴょん太こと藤津亮太氏に電話したり。
    ▼ところで「オタクな旦那さん」を持つ「普通の女性」を探しています。男女の組み合わせは逆でも良いんですが(多分)。そういう方を知っているという方、私がまさにそれだという方、ご連絡下さい。ただしあくまで「オタク」であって、「プロ」不可。
    ▼アメリカで大竜巻。映画『ツイスター』そのままのような映像に唖然。「ここに家があったのに、子どもがいないのよ」と泣きながら歩く女性の姿が印象に残る。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:13,688。


  • 99.05.02、03
  • SFセミナー。というわけで2日、3日の合併号である。
    ▼眠いなーと思いながら水道橋へ。10時ちょいすぎに到着、既に大勢が来ていて驚く。午前中からこんなに来ているのも珍しいのではなかろうか。取りあえず荷物を置いて見回すと、塩澤『SFマガジン』編集長と冬樹蛉さんが二人でくつろぎまくっているので早速ご挨拶に。そのままボーっとする。見ていると溝口哲郎さん他、ネットSF者の人達も続々と到着。なんでも、当日申し込みの枠は3人しか余っていなかったとかで、もろもろ大変だったらしい。
    ▼さて最初の企画は『文庫SF出版あれやこれや』と題された、SF文庫出版の現状について。司会・高橋良平、出演:込山博実(ハヤカワ文庫)、小浜徹也(創元SF文庫)、村松剛(角川ハルキ文庫)という面々。非常に無難にまとまった対談であった。ハルキ文庫担当の方が、なんとなく居づらそうだったのが気になったけど。
    ▼その後イベント紹介とか。宇宙作家クラブの宣伝を松浦さんがしていたのでこの間のお詫びをする(笑)。←反省してない。そのほか、喜多さん、森下先生らにご挨拶。
    ジョニィ高橋さん、RIKIさん、タニグチリウイチさんらと昼飯を食う。何話したんだっけ? 『バトル・ロワイヤル』の話をしていたのは覚えているのだけど、それ以外は忘却の彼方。
    ▼さて午後の部。大宮信光、堺三保、森岡浩之の三氏による『スペースオペラ・ルネッサンス』。これはねぇ。誰のせいかは明らかなので敢えて言いませんが、話が全然噛み合ってなくってつまらなかった。だから途中で退出、外で本を読む。
    ▼その次は目玉の一つ、神林長平氏による『雪風』新作話。聞き手は牧眞司氏。非常に巧みな聞き手であった、らしい。というのは僕は途中から沈没してしまったから。いや決して神林氏の話がつまらなかったからではありません。前日二時間しか寝てなかったからなので許して〜。その後、サイン会。僕はサインをもらう趣味がないのでパス。まあ新作は、(良い意味で)きっと無難にまとまっていることと思います。神林長平は「何かない?」と聞かれたときに取りあえず挙げやすい、貴重な名前の一つなので頑張って頂きたいものである。
    ▼次はもう一つの目玉、篠田節子氏へのインタビュー。聞き手は山岸真氏。山岸氏は『アクアリウム』での解説などを見れば分かるとおり、篠田作品の良い読み手として知られている。実はこれまでの企画については、横にいたリウイチさんがメモを取っていたのでそっちにおまかせだ、と思っていたのだが、この企画は腕組みして聞いているのを見て、慌ててメモを取る。というわけでこの企画に関してはちゃんとノートがある。まずざっくりといえば、篠田さんがSFゴロを呑んでしまった企画であった(笑)。未読の人も読んでみたくなったのではなかろうか。以下、ごく簡単にメモを。
    ▼まず「ここって一般(人の集まりなの)?」という発言で皆の心を掴み(笑)、話はホラーとはなんぞやという話(どこかに怖い部分があればそれはホラーと言われる)、小説を読んで一番怖い思いをしたのは『ソラリス』であるという話。その後はミステリとSFの違い。作家の側から言えば、発想が違うのではないかと。すなわちミステリは収束型で、SFは拡張型ではないかという話。そして私は拡張型だと。ここで大森望さんがひきずり出されたりしてまた爆笑だったのだが、それはそちらでフォローされるでしょう。
    その後は読書歴。中学生まではあかねとかでジュブナイルを読んでいたとのこと。もっとも、SFを意識して読んだことはなく、乱読だった模様。まあそりゃそうでしょう。コンチキ号漂流記が好きだった、という御発言に僕はシンクロ。中学以降はノンフィクション、あるいは澁澤とか耽美なものを読んでいたとのこと。だから最初カルチャースクールに通っていたときにも、小説を書こうという意識はあまりなく、逆にカルチャースクールに通ったことで小説を書き始めた。最初はユイスマンス(フォローしておくと『彼方』とかの人です)や泉鏡花のような幻想小説を書いていたのだけど、カルチャースクールの多岐川恭先生がもともと捕物帖とかの人、つまりエンターテイメントの人で、そこで「根性を叩きなおされた」とのこと。つまり「小説は読者がいてこそ小説」であり「読者をゆさぶりながら自分の見せたいものを見せる」ものであると。これまで表現に力点を置いていたのだが、明解なストーリーや展開に力点を置くようになったと。
    ▼まあこの辺の内容そのものはエッセイ集『三日やったらやめられない』幻冬舎を読めば書いてある話ではあるものの、実際に生篠田を身ながら話を聞けたのはオッケーであった。篠田氏はエレガントでありながらべらんめぇ(笑)で、どこか、しなやかで強靱と評される彼女自身の文体と共通するものを感じた。
    ▼さて話はまだ続いて、山岸氏は篠田氏を小松左京氏にたとえたりしていたのだが、それには篠田氏は照れを見せながらも、やや違和感を感じておられたようであった。小松左京は当時、人類という一つのまとまりを描いたが、篠田節子は人類が一つにまとまるなんてのは(今となっては)絵空事であり、如何に現実の「ずれ」を寛容していくかということを描いているからだ。そして話は『弥勒』へ。これもある種の理想、ある種のあこがれが裏切られていくということで話は繋がっているのだが。基本的に篠田節子は異質な世界、異文化との出会いと衝撃を描く、つまりファーストコンタクト、いやセカンドコンタクトを描く作家であるので未読のSFファンは是非読むように、とまとめられたのであった。
    ▼僕自身の感想はといえば、篠田節子はそろそろ作品をエンターテイメントにするのをやめたほうが良いと思っている人であり、それだけのものを奥に抱えたまま隠して正体を現していない人だと思っている。だからそこの辺りを突っ込まなかったインタビューは今ひとつ不満であった。
    ▼さてこれで昼の部は終わり。その後ダサコンなメンバーで晩飯。場所を押さえたu-kiさんは偉い。ここでの話題は・・・何だっけ? 飯食っているときにした話って本当に覚えてないね。
    ▼その後、夜の部会場の、ふたき旅館へ。ここからが本番である。取りあえず企画部屋。フェミニズムの部屋がけっこう気になったのだが、ここは本業の興味と新戸さんへの義理も立て、マッドサイエンティストの部屋へ。いまの時代、マッドエンジニアはいても(フランケンシュタイン博士だっていまだったら生体工学者だろう、生物学者ではない)、マッドサイエンティストは成立し得ない、マッドサイエンティストとは科学と技術がまだ分離しきっていなかった時代への、ある種のノスタルジーの産物である、といのが僕的結論。
    ▼続いてサイコドクターあばれ旅 の部屋。ホラーの部屋にも惹かれていたのだが、動くのが面倒だったというのもあったりして。こちらは読冊日記のオフライン版だが、風野さんの落ち着いたトークとそつのなさが光り、大盛況でした。でもやっぱりあれの疫学調査みたいなことはやって欲しいな、やるべきだとは言えないけど。
    ▼企画3コマ目は行くところがないので大広間でちょっと寝る。
    ▼4コマ目。当然のごとくネットワークとSFの部屋へ。司会は森太郎さんと東洋大学SF研の田中さん。田中さんのことは寡聞にして初耳だったが現役生がウェブマスターをやっているというのは嬉しいことである。話題はなんだったっけ・・・? 昨年もちょっと思ったことなのだが、なんかかったるい気がしたかな。ネットの中で何をどう、ということに興味はあるのだが、あまりオレには関係ない、という気がしているからかもしれない。なんてことを言うと誤解されるような気がするが、まあいいや。
    ▼その後、一晩中、皆様と色々な話をしたのだがあまり覚えてないので全部パス。というわけで五月二日、三日の日記終わり。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:13,613。


  • 99.05.01
  • ▼あー、なんだか本を読む気がしません。明日からのSFセミナーで根性を入れ直してもらうことにしましょう。
    Toshiba Science Talkから。「要素間の相互作用が生み出す生物の「柔らかさ」」(Chap.1)。浅島誠×金子邦彦の対談。
    ▼『D's Garage 21』っていう渡辺こうじ(漢字忘れた)がメインの番組に、なんかぬぼーっとした妙に素人臭い女の子が座っているのだが、ようやく誰だか分かったよ。いつも途中からしか見てないからなあ。桃井はるこインタビュー。素人くさいんじゃなくって、素人だったのか。
    ▼【ネットサイエンス・インタビュー・メール】本日現在購読申込者数:13,561。

    | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 6月 | index |
    | HomePage | Give me Your Opinion |

    moriyama@moriyama.com