研究：行動遺伝学
　著書：『遺伝と教育　人間行動遺伝学的アプローチ』風間書房
　　　　『心はどのように遺伝するか』講談社ブルーバックス
　　　　『ふたごの研究』共著、ブレーン出版
　　　　そのほか

○行動遺伝学の研究者、安藤寿康さんにお話をお伺いします。
　遺伝と環境、その相互の関係はどのようなものなのか？　遺伝的であるとはどういう意味か？　安藤氏は、ある形質が遺伝的であるからといって、決まっているわけではないと言います。では「決まっている」とはどんな意味なのか？　そのあたりを伺いました。（編集部）

CONTENTS

• No.01
  • [01: 「遺伝する」イコール「決まっている」わけではない]
  • [02: 単純な因果関係では語れない、だけど遺伝的な側面がある]
  • [03: 「心みたいなもの」を扱うときのややこしさ]
  • [04: パーソナリティと神経伝達物質]
• No.02
  • [05:ワーキングメモリ、事象関連電位、そしてIQ ]
  • [06: 「結局」という言葉は使うな]
  • [07: 優生学と行動遺伝学　１]
• No.03
  • [08: 優生学と行動遺伝学　２]
  • [09: 行動遺伝学と進化心理学]
• No.04
  • [10:「決まっている」とは ]
  • [11: 行動遺伝学の応用？]
  • [12: 遺伝子の存在論、生命現象としての心]
• No.05
  • [13: 教育万能から行動遺伝学へ]
  • [14: 「逆コウモリ」な生き方　遺伝と教育]
• No.06
  • [15: 遺伝の法則に従った背後霊？]
  • [16: 遺伝教育]
  • [17: 社会構造と遺伝　〜社会行動遺伝学への挑戦〜]
• No.07
  • [18: 双子の行動と社会状況]
  • [19: 遺伝子、ゲノム、全体が生み出す「あるかたち」]
  • [20: 双子の行動　カラオケ合コンの場合]
• No.08
  • [21: 似ている行動と、心の働き]
  • [22: 「特異的不動点」ふたたび]
  • [23: 普遍性を測るものさしをどこに当てるかで、ものの見え方は変わる]