NetScience Interview Mail
2000/01/13 Vol.083
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【寺薗淳也(てらぞの・じゅんや)@財団法人 日本宇宙フォーラム
                 調査研究部 月利用・探査担当グループ
                       宇宙デブリ担当グループ 研究員】
 研究:月震、月の内部構造、画像処理

ホームページ:http://www.t3.rim.or.jp/~terakin/

○月震、月の内部構造の研究者、寺薗淳也さんにお話を伺います。
 5回連続予定。(編集部)



○今日は基本的に「月の科学」ということをテーマにしてお伺いしたいと思うんですけど、まずは寺薗さんが普段何をやっているのかというところから伺いたいと思います。

■はい、そうですね。僕自身は本当の意味で科学者ではないんですね。大学にいたり研究機関にいてずうっと研究していたりするわけではないですから。そういうのではなくて、色んなことをやりながら、それを科学と結びつけていくとか。あるいは科学者と科学者の間を結びつけるようなことをやっています。
 じゃあ何にもやっていないのかというとそうでもなくて、月の画像ですね、そういったものの解析ですとか、あと月の地震とかの解析もやっています。あとは情報を如何に効率的に処理するかという観点もあるんですが、それを月の画像の整理という観点からやってみようとしています。

○月の画像データベースを作るということですか?

■そうです。その話からしましょうかね。

[01: 全く使われていないデータ群から月の画像データベースを]

■実は月の画像というのは、アポロのものもありますけど、デジタルの形で我々が一番手に入れやすいのは1994年に行ったクレメンタインというのがあるんですね。それが月の表面をくまなく撮っているんです。それがCD-ROMで88枚ほどありまして、かなりの量撮ってきたんですね。

○CD-ROM88枚というと…。

■そうですね、ざっと計算すると60ギガとかですね。

○凄い量ですね。それってどのくらい、何パーセントくらい解析されているんですか? 全然使われていない部分というのもあるんでしょうか。

■いや、全然使われてないんです。たぶんみなさん、どこから手をつけていいか分からないんですね。いくつか面白そうな部分、大きなクレーターの真ん中部分とか、アポロの着陸地点とかの解析はされているんですけども、まあ足しあわせても月の表面の1%になるかどうか。残り98とか99%は使われてないんです。ひょっとするとその中に面白いものが眠っているかもしれませんが。

○解析っていうのは具体的にどういう作業を、何を求めてするんですか。

■いちばん多いのは表面が何でできているか。クレメンタインは、分光カメラというのを積んでいまして、月の表面から反射してくる光を分光してスペクトルを見まして、表面が何でできているのかということを調べることができるんです。ただクレメンタインは小さな探査機でしたので、そんなに精度のいいスペクトルカメラ積めなかったんですね。だから確実に、この辺は玄武岩である、この辺は斜長石であるとかいったことは言えない。でもはっきりとは言えないまでも、もうちょっと精度は上がってくるだろうと。

○月全体の地質図が描けるだろうと?

■そうですね。できるかもしれないということですね。アポロは意外とそういうことをやっていなくて、赤道近辺の一割程度をやっただけでしたから。それが全面ですから。自分が知りたいところをどこかポーンと選んでもデータがある、少なくとも解析するだけのものはあるということですから、これはもう絶大な進歩ですね。

○でも逆にまだそれができてないってことなんでしょ? 今からやりましょうということは。

■ええ、そうなんです。だいたいこれも、ちょっと言い方としてはあれなんですが、学者の人たちっていうのは自分たちのやっている分野は興味があるんですが、その興味を持ったところだけしかやらないんですね。

○ええ。

■しかしたとえば日本だったら国土地理院が日本全体の地図を作りますよね。そういうふうなこともある意味で必要だし。でも科学者は絶対にやらない。そうなると誰かがやらないといけないけども、かといって、地質図を作るのにもそれなりのスキルはいるわけですし、また当然そんなに人がいないわけだから効率良くやらないといけない。

○はい。

■まだクレメンタインはCD-ROM88枚で済んでますけど、これがセレーネになったらそれだけのデータが数日でやってくるわけですから。一年間、月の周りを回ったら、それだけで我々はデータの海で溺れ死んでしまうことになります(笑)。

○(笑)。ちょうどNASDAの春山さんたち(註:http://www.moriyama.com/netscience/Haruyama_Junichi/index.htmlなど参照)が開発していらっしゃる機器で調べるわけですよね。

■そうです。彼らは高性能で高速処理ができる良い機器を作っているわけです。で僕は機器開発っていうのはあまり得意ではない。ですがコンピュータのスキルはそこそこあるので、そこらへんで何かやろうと。

○具体的にはどういうやり方で?

■いま僕が考えているやり方っていうのは、あまりにもデータが大量にあるのが問題なんだから、それをまず評価してやろうと。たとえばある地点を見に行こうと。月の海のある地点を調べたいんだけどそこには良い画像はあるだろうかと。そういうときのために画像をある尺度で評価付けしてやろうと。そういうことなんです。で、評価してやって、良い画像があるなら取ってくる、あるいはあまり良い画像がなければもうちょっと別の奴を捜してくる、そういうことができるといいなと。そうしないとですね、解析するにしても一枚一枚開けてみて、ああ真っ暗だとか、真っ白だとかそういうのばっかりなんですね。

○なるほど。

■そういう手間を減らしてやって、本当に必要なものが必要なときにぱっと探すと。

○その苦労は分かりますよ。映像の検索って大変なんですよね。
 具体的にはどうやって?

■ええ、これはですね。もう一つ肝心なのは、これは速くなくちゃいけないんです。88枚もありますので。僕がいま考えているのは、画像の中で良い画像というのはどういうのかと言いますと、実は調べてみるとですね、画像の輝度値というのがありますが、それが二山になっているんですね。まるでフタコブラクダみたいに。

○それはなんでですか?

■我々が月の画像を見るときには、クレーターと他の地形、あるいは山と他の地形を見るわけです。

○ああ、コントラストが強いということですか。

■そうです。コントラストがはっきりしているものを見ているわけです。

○ぱっと見て分かると。

■ええ、つまりパッと見て分かるというのは結局2山に別れているものだということなんです。

○では、出来る限り二値に近いものを選んでいくわけですか?

■ええ、でもあんまり二値に近くなっちゃうと今度はその幅が狭くなっちゃってただの白黒になっちゃいますから。だから二山に別れていて、なおかつ一山の、山の一番高い領域というのが割と大きいものですね。二山になっているものがだいたい同じくらいの高さになっていると、割とのっぺりした感じになっちゃいますから。

○なるほど。

■そういう、輝度値で二つのパラメーターを持っているものを大量に分類しちゃおうという話を進めています。

○それは月だからできるんですか? 白黒じゃないけど白黒に近いような星だから?

■それもありますね。でも、たとえば我々が画像を撮っているときも結局RGB3つで撮ってますから、その3つそれぞれで見ちゃえばいいわけです。

○あ、そうか。

■88枚の画像を全部やっていたら大変なんで、いまはまだ、ほんの一部に手をつけたところなんですけどね。

○どの辺からはじめてるんですか?

■いまはアポロ一七号の着陸点の画像を使っているんです。これは特に理由があってそこを選んだわけではないんですが、ま、海と高地の両方があって、割と月の代表的地形にちかいんじゃないかなと思われるところだったので、そこからテストしてみようと。

○だいたいどのくらいの範囲ですか?

■クレメンタインの画像というのはだいたい一枚一枚288×384ピクセルですんで、それが2,30枚ということになります。数百平方キロくらいですね。だからまだ本当にちょっとだけなんです。また本当に二山だけでいいのかというのもまだ迷ってまして。閾値でバンと切ることはできませんし。だから月全体に適用することができるかどうかもまだ考えないといけないんです。

○認知の人なんかも面白がりそうな話ですね。

■ええ、是非、そういうところからのアプローチも欲しいところなんですけどね。

○人間がパッと見て「見やすい」というのは具体的にどういうことかということを、まさにやっていらしゃるわけですよね。面白い。

■いろんな人からコメント頂いた中で面白かったのは、たとえば地形はそれでもいいかもしれないけども、スペクトルだと評価が変わって来るぞとか波長域によってそういう評価は変わるんだと言われました。

○まあ、そりゃそうでしょうね。それは当たり前だろうと思いますけど。
 でも、まだ表面の地形図もできてないから、それを作りましょうということなんでしょ?

■ええ、そうなんです。アポロとかの成果の一つとして地質図が出てきたりするんですけど、あれはかなり大味の地質図で(笑)。

○「えいやー」って奴ですね。

■そうです(笑)。宇宙飛行士が上空から眺めて、「ここは白いぞ、ここは黒いぞ」と言って線を引いたりしたものですから、粗っぽいことこのうえないですね(笑)。

○だからまず地形図をきっちり作ってやろうと。それからスペクトルから地質図を作ってやろうと。
 でも、今伺った感じだと、それは「地質図」ではなく「地質分布図」ですね?

■に、近いです。本当の地質図をやろうとすると、やっぱり山に行って岩をハンマーで叩くっていうことをやらないといけないですね。

○地質図と地質分布図って違うんですよね。地質図っていうのは断面図も頭に入れてないと描けないですね。つまりある仮説、ある考えを含んでいるのが地質図なんだと。

■そうです。地質図を描くことと、表層に何があるかとただ目で追うことは違うんです。本当は地質図が欲しい。地質図があれば次のサイエンスに繋げられるんですね。ある地域、たとえばアポロならそこの着陸地点の地質分布図ができましたと。そうなればそこがどういう成り立ちでできてきたのかということがある程度追える。そういうローカルなものを繋げていってグローバルな話がやがてできるようになる。地球の地質とか日本列島の成因論なんかはそうやってできてきたわけですし、月の成因論も、もし地質学的アプローチで持っていくんなら、まずローカルをおさえておいてグローバルに行くという形になるでしょうね。
 ただそのための道具として、いきなりローカルだけ行くっていうのは難しいんで、やっぱりグローバルから攻めなくちゃいけないっていう、一見ひどく矛盾したところがあるんです(笑)。そこがなかなか大変なポイントだと思いますね。

○今はリモートセンシングだけでやっている状況ですもんね。それはまあ仕方ないとして、もうちょっと細かく詰めてやろうということですね。

■そうなんです。

[02: デスクトップ上の月探索]

■もう一つはデータの海を乗り切るかという話で、出てきたデータを如何に効率的に表してやろうかという話がありますね。それをこれからどういうふうに進めようかと。  一番いいのは、GIS、地図情報システムのような形で表してやることだと思うんですね。要は、莫大なデータを表現するのに今までみたいな二次元表現や表に頼っていてはダメだと。

○どうするんですか?

■我々が考えたのは3次元のものにデータをどかっと乗っけてしまおうと。その表面に何があって、ここはどういうものがあってということをデジタルデータとして全部整備してやろうと。

○ピンとこないんですが、具体的にはどんなものになるんですか? たとえばパソコンなんかで検索することになると思うんですが。

■そうですね、たとえば、ある地域の地図を出して下さいって言われると、まず立体表現の地図が出てくると。

○ブロックダイアグラムですか?

■普通の地形のような、あるいはメッシュのようなものでもいいですが、そんなものですね。そのうえに地質図を重ねあわせてやれというとバーッと重なると。次に元素分布というと、好きなデータが重なっていくと。そういうものです。

○昔、小学校の先生がよくやっていたOHPのシートを重ねていくようなものですか。

■ああ、それに近いですね。

○画像データの検索というのは、ありとあらゆるところで必要とされている基礎技術ですよね。一度誰かが開発すれば、いろんなところで応用されそうですね。

■特にいま、3D、3次元での表現というのは、いまちょうど熱心にやっているとことですね。アミューズメントにも使えると思うんですね。動かしてやって月のフライスルーをするというのも当然応用としてできますし、それに、将来の話ですが地質データというのは基礎データですからね。鉱物とか資源の多いところを検索するときに、「チタンの多いところ!」というとそれが地図のうえにバーッとのってくるというのも当然ありうると思うんですね。
 でそれはしかも、月に限らないわけです。将来火星は、水星は、金星はとなったときに、どこででも使えると。

○そうですね。

■将来的には、我々が座って机の上でブラウザを立ち上げていると、その中で欲しいデータが全て手にはいると。そういう時代が来てもおかしくないだろうということで、このコンセプトのことを<Desktop Lunar Exploration>と呼んでいます。

○それいいですね、名前が(笑)。

■ええ、「そういうものができるといいな」と西松建設の齋藤潤さんという人と言ってて、こないだ学会でも発表したんです。
 これ、別にルナーじゃなくてもいいんですよ。他の惑星でも使えるわけですから。でも<Desktop Planetary Exploration>にすると、略すとDPEになってしまって、まるでこれから写真屋に行くのか、という感じになってしまうので、ルナーで納めておこうと(笑)。

○それはそれで、しゃれとして面白いですけどね。

[03: 個人でやる科学]

■ただ、この研究は会社としての仕事としてやっているわけではないんですよね。ですから、土日とか、平日に家に帰ってからとか、そういったプライベートな時間を利用して、今言ったような研究活動を続けている、というわけです。

○というと?

■私自身は、月の地質に興味を持っている一人の人間として、こういった研究を続けている、というわけです。

○じゃあこれをやって給料をもらっているというわけではないんですね?

■そうです。

○ほほう。それはそれで非常に面白い話ですね。

■もともとDesktop Lunar Explorationという考え方も、こういう立場に置かれなければ出て来なかったかも知れませんね。大学や研究所と違って、まずデータがない。そして、解析しようにも、個人では研究論文や雑誌などを買うことも難しいですからね。でも、ネットワークで結びつけられてさえいれば、データも情報も手に入る。ま、我が家のモデムは28.8Kbpsですから、データを入手するには辛いですけど(笑)。

○通信速度は加速度的に速くなってきていますからね。

■そうなんです。ですから、未来に賭けてみようと思ったのです。今はまだ非現実的かもしれないですけど、将来、十分な回線容量とコンピュータパワーが得られれば、ひょっとしたら何ということもなくなるかも知れません。

○ネットワークで結びつけられた個人や団体が研究活動をする、というスタイル?

■そうですね。うちらのようなスタイルというのが、ある意味これからの学者のスタイルかもしれないなと思うんです。たとえば大学の先生でお金をもらって研究しているとか、あるいは研究所とか研究センターでお金をもらってやっている人っていうのは、自分がやりたいところっていうのがあるので、そこしかやりたくないし、やらない。
 それだと、その人が退官したりしたときに残るものはなんだろうと。お弟子さんをたくさんつくるとか論文大量に生産するとかはあるかもしれませんけど、見ていると、たとえば、月のどこどこの海の東側のなんとかかんとかの研究とか、あるいは日本で言えばどこそこ地域の○○層群の成り立ちとか、そういうのだけ残して、その地域のエキスパートだけになっちゃって終わるというのはあまりに寂しいと思うんですね。

○うーん。

■学者にはそういうことしかできないんだったら、我々はやりたいことをやろうと。金には縛られないけども、そのかわりやりたいことは全力でやるぞと。

[04: 「理系の事務方」の必要性]

○確認させて頂きたいんですが、この<日本宇宙フォーラム>のサラリーマンとしての寺薗さんは何をやっていらっしゃるんですか?

■たとえばですね、『ふたたび月へ』のホームページを作るとかそういうのもありますが(笑)、これから<セレーネ>、それから<セレーネ2>の事務局の支援とかですね。まるっきり違う仕事です。

○「ミッション・プロジェクト・マネージャー」とか、よく分からない肩書きが付いているような人ですか。

■…の支援ですね(笑)。あくまでミッションを遂行するのはNASDAであり宇宙研ですから、その下支えをすると。たとえば情報を整理する、ホームページを作るとか、MLを作るとか、会議があればそのセッティングをしたり議事録や配付資料を作ったりだとか。

○事務方ですね。

■そうです。ただ完全な事務方ではなくて、相手が何をやりたいのか、知っている事務方というのは…。

○うん、「理系の事務方」ですよね。そういう人のニーズはどんどん高まっているようですね。

■ええ、僕はそういうところにスポンとおさまっちゃったんですね。

○そういう人になりたいという人も結構いますよ。いまは不況ですしね(笑)。

■ニーズも高いですしね。ただ、やっていて、まだまだいろんなことがやらないといけないなと。そういう領域もいっぱいあると思うんですね。
 あと、これもまた変な話なんですが、大学院を出た人というのはサイエンスじゃない部分を切り捨てたがるんですが、実は、そういう人にかぎってサイエンスじゃないことばかりやらされてる傾向というのはあるんですね。

○と仰いますと?

■たとえば大学の先生がそうでしょ。

○ああ。

■毎日毎日予算の申請書を書いてるとか、もっと凄いのは事務方と折衝して、旅費を30円削られたといって怒っているとか、そういう人ばっかりなんですね。そういうことに日本最強の頭脳が削られているというのは本当に税金の無駄だし、あるいは、科学全体にわたっての損失だと思うんですよ。

○日本の大学が嫌で出ちゃう人というのは、みんなそれが嫌なんでしょう。それでアメリカとか行っちゃう。

■ええ、ところが見ていると、今度はアメリカに行っても、アメリカでもポストもあんまりないですし、とんでもない競争社会ですから、夢やぶれて日本へ帰ってくる。すると今度はそういう帰国子女は溢れていて大学にも職が得られなくて目的を喪失しちゃうという人もちらほら見受けられるし。

○ふむ…。

■となると日本でできることはなんだろうかなと。日本というのは有り難いことに母国語でそういうことが何とかなる数少ない国の一つなんですよね。たとえば地震学なんかは、世界最高のテキストは日本の地震学のテキストですし。

○ああ、なるほど。

■地質学なんかでも、必ずしもそうは言えない部分はありますが、分析とか鉱物とかは世界の最高地点をいってますしね。

○アメリカがなんでもかんでもトップだと思っている人がけっこういるんですが、そうでもないんですよね。

■そうですね。カリフォルニア大学の金森教授のように日本から行って地震学の権威になっちゃった方もおいでですし、他にも地質や鉱物でも地味ながらも世界に誇れる業績を持っていらっしゃる方が日本にはいっぱいいるんです。でもそれがなかなか見えない。表に見えにくいんです。

○そうですね。

■大学の先生が論文で書くと、ものすごく難しいことをやっているみたいに見えちゃいますからね。まあ実際難しいんですが。
 これからはそういう間や後方に立つ人、一般と先生の間、先生と先生の間とかそういう分断されているところを取り持ってあげるということが僕らの役割かなあと思ってますね。

○ふむ…。そこらへんには私も少々意見があるんですが、それはまた別のときに。

次号へ続く…。

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http://jem.tksc.nasda.go.jp/shuttle/sts99/mohri_question_end.html

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http://www.ntt.co.jp/news/news99/9912/991221.html

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http://www.epa.go.jp/99/d/19991221d-monitor/19991221d-monitor.html

◇宇宙開発における最近の事故・トラブルについて NASDA
http://yyy.tksc.nasda.go.jp/Home/Press/Press-j/199912/trouble_991222_j.html

◇NTT東日本の地球環境保護活動について NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/release/9912/991227.html

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編集人:森山和道【フリーライター】
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