NetScience Interview Mail
2002/07/04 Vol.192
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【江守 正多(えもり・せいた)@地球フロンティア研究システム モデル統合化領域 研究員(独立行政法人 国立環境研究所より出向中)】

 研究:地球温暖化のシミュレーション
 著書:なし
   しいていうと、学生のときにバイトでやった「マルチメディアフラクタル画像圧縮(トッパン)」(共訳)

○地球温暖化シミュレーションの研究をしている、江守正多さんのお話です。つい最近、横浜に<地球シミュレータ>という世界最速のコンピュータが完成したことをご存じの方も多いと思いますが、江守さんらは、そのユーザーの一人です。実際に地球温暖化問題に携わっている研究者自身はどんな考えでどういう風に研究をすすめているのか。その一端が伝わればと思います。(編集部)



…前号から続く (第3回)

[05: 日本の研究者は率直に反省しなければならない]

科学技術ソフトウェア
データベース

○本当はその辺の舵取りも真鍋さんがするという感じだったんですかね?

■いや、真鍋さんはそういう細かいところの舵取りというよりは、もっと精神的な支柱というか(笑)。鹿島アントラーズにいたジーコみたいな(笑)。

○ああ(笑)。

■真鍋先生とは直接いろんな話もしましたけれども、これは人から聞いた話で、そもそも日本に来たのは、若い研究者をエンカレッジしていろいろな相談に乗って、ディスカッションして一緒に楽しく研究をして、何年かいられればいいなと思ったらしいと聞いてますね。それで来てみたらやっぱり組織が、いろいろと行政的に不満があったというのもあるでしょうし(笑)。

○うん。

■あとこれは全く個人的な解釈なんですけど、やっぱり辞めて帰られるときにどこかの新聞で、「フロンティアは失業者救済所みたいなところになりかねない」みたいな言い方を書かれたことがあって、それはその記者の勇み足だったみたいで、真鍋先生が怒って「そんなことは言ってません」というふうに、新聞社の方にも電話したらしいですし、みんなにもそう言ってるんですけれども……。

○ふむ。

■だけどそれはそれとして、やっぱり日本の研究者というのが、真鍋先生を満足させられるような水準になかったというのは確かなんじゃないかなと思うんですよね。それを率直に反省しなくちゃいけないんじゃないかなと、僕は思ってるんですよ。

○満足させられなかった、と仰いますのは? システムだけではない、人間の問題ということですか。

■うん。日本でそのときに真鍋先生の周りにいた人がどうとかって言ってるんじゃ全然なくて、もっと全体的にみんなと楽しく研究が続けられるようであれば、いろいろとシステムは硬直しているけれども、もうちょっといようかなというのも、もしかしたらあったかもしれない。これは完全に勝手な憶測なんですけどね。

○なるほど。でもたぶん、確かに、そういうこともあるのかもしれないですね。

■少なくとも受け取る側の問題として、それは謙虚に受け止めなければ。僕たちが真鍋先生を悲しませて帰らせてしまったんだという、勝手に受け取って頑張るぐらいのことがあってもいいんじゃないかなと。

○少なくとも「こいつらと仕事をしたい」と、いろいろな意味で思わなかったから帰っちゃったというのはあるでしょうからね。

[06:地球シミュレータのユーザーは]

○話を戻して。それで、地球シミュレータセンターの他に、今後、地球シミュレータを使うのはどういう人たちなんですか?

■その話でしたね。大きく2つあります。3つかな。
 一つは、所有三機関枠と言って、JAMSTEC、NASDA、原研が使う。これが半分くらいといわれています。

○半分ですか。

■らしいです。今聞いてるところでは。実際動いてみるといろいろ変わるかもしれませんけど。
 それで二つ目は、文部科学省の予算でプロジェクトを立てて、大学やら国立研究所やらに委託という形でシミュレータの利用料を配るという話があります。共生プロジェクトといってるんですが。<人・自然・地球共生プロジェクト>とか言うのかな(
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/14/02/020215.htm)。
内閣府の総合科学技術会議で決まった重点領域と連動していて、地球温暖化と水循環のテーマで、今委託先を募集しているところです。

○利用料があるんですか。

■そういうことになってます。なんでも、特殊法人改革でJAMSTECとかの予算が削られてしまって、地球シミュレータの運転費用が出なくなってしまった。それで、文科省の本予算でひねり出して、さっきいったみたいな形になったと。課金、というか利用料の形で、本予算をシミュレータに流し込むという苦肉の策、なんじゃないかと。

○なるほど。3つめは何ですか?

■3つめと言ったのは、あんまり利用者が少なかったら、普通の公募がある可能性があるとかいう話があったような気がします。これはよく分かりませんけど。

○江守さんは、NASDAの枠で利用されるということですか?

■はい。フロンティアの研究者は、JAMSTECかNASDAの枠でアカウントが取れます。取れるはずです(笑)。それでとりあえずいろいろ始めますが、共生プロジェクトにも応募しています。

○そのプロジェクトの方は、地球シミュレータを利用したい大学の先生とかが争って応募しているわけですか?

■まさにそうだと思います。利用料の他に年間数億の研究費が付くという話があってですね。課題ごとに数億ですよ。
 あ、でも、この話は今ちょうど生臭いことになってますんで、あんまり詳しくはちょっと…。

○結構ですよ。雰囲気は分かりました(笑)。

[07:沼口敦さん]

○江守さんご自身が今、やっていらっしゃるというか、今までやってきたご研究について、ぜひ教えていただけますか。

■ホームページで何人かの方のバックナンバーを見せてもらいましたが、僕はこれまでインタビューされている人たちみたいな、すごい研究は全然していないんですけど。

○そんなことはお気になさらず。基本的に僕は、この「Interview Mail」では、わりと若い人で、あんまり名前が売れていない人の話を聴くということをコンセプトにしているので。

■そうですか。ならいいんですが(笑)。
 私自身は、環境研究所に学生で出入りしはじめたときに、環境研究所と東大の気候システム研究センター(
http://www.ccsr.u-tokyo.ac.jp)の間で共同でモデルを作ったんです。
 そのとき実際には、環境研究所でといっても、中心人物が一人環境研にいたので、あとは東大の人たちがほとんどというかたちだったんですけど。

○なんという方ですか。

■沼口敦(ぬまぐちあつし)さんという方です。
http://wwwoa.ees.hokudai.ac.jp/people/numa/
 実は去年、6月30日にカヌーによる水難事故で亡くなってしまいました。

○それはまた……。

■沼口さんは東大を卒業したあとに環境研に就職されたんです。そのあと東大の気候システム研究センターに助教授として1回戻って、そのあと北大の助教授に行かれて。
 亡くなったのは北大の助教授のときだったんですが、何しろその人が我々のグループの中心人物だったので――。

○どんな方だったんですか。

■放っておけば気候モデルを一人でどんどん作っちゃうような人で。実際に我々が使っている大気モデルのほとんどを作った方なんですよね。でも、そうやってるといつまでも自分だけが分かるモデルになってしまうっていうのがあったと思うんですけど、北大のころからはモデル作りの中心は我々にまかせて、いろいろと面白い研究をやっていました。
 その方が、環境研にいたときに私が学生で出入りしていて、当時はいろいろと役割分担があって、私は気象のことはあんまり勉強していなかったこともあり、当時その分担の中でぽこっと抜けていたところで「陸面プロセス」のモデルを作るというのがあって。そのあたりから気候モデルの中の陸面プロセスを少し興味を持ってやり始めて、その関係でいくつか論文も書いたんですけど。

[08: バケツモデル]

○「陸面プロセス」とは、どんなものなんですか?

■陸面プロセスというのは――最初に気候モデルの中に陸面プロセスを入れたのは、真鍋さんの1969年の論文です。「バケツモデル」といいましてね。

○バケツ。

■地面が湿っているか乾いているかっていうのは、地面にバケツが並んでいてバケツに水がたまっていると思いなさい、と。たまっている水の量というのが、地面の乾湿を表します。それで雨が降るとバケツの水は増えていって、蒸発すればバケツの水が減っていく。バケツの深さは決まっていて、いっぱいに水がたまっているところにさらに雨が降ってくるとあふれますねと。つまり地面に蓄えられる水分には上限があって、あふれた分は川から海に流れて行ってしまうと思いなさいと。
 もう一つポイントは、バケツに残っている水の量に応じて、蒸発の量というのが影響を受けます。たくさん水が残っていればたくさん蒸発するし、少なくなっちゃうとちょっとしか蒸発しない。
 その単純な過程を入れたことによって、大気のどこに熱帯で雨が降って、亜熱帯で乾いてというのと、地面のどこが雨が降らないので乾いて砂漠になってさらに暑くなってという、地面の濡れているところ乾いているところの分布、それと大気の気候というのをカップルさせてモデルの中で再現できたというのが、1969年の真鍋先生の論文です。

○なるほど。

■それからその分野というのは、特に陸面が好きな詳しい人たちが集まってきて、いろいろと発展してきました。
 例えばバケツに水がたくさんたまってると蒸発が多くて、水が少ないと蒸発が少ないといいましたよね。それは何を想定しているかというと、実際には地面には木が生えていると。そう考えるわけです。木が生えていて土壌に水が少ないと、木が水分を失わないために葉っぱの気孔を閉じて蒸散をしなくなる。蒸散というのは葉っぱから水が出て行くことです。

○ふむふむ。

■つまり、実際に想定したいのは植物のコントロールであると。そしたらその植物というのをもっと直接モデルの中で表現しましょうというグループが出てきたりして、私自身はそういうのを追いかけて似たようなモデルを作って、気候モデルの中に入れて、いろいろな実験をしたりとか、そういうことをやっていたんですけれども。

○陸地にたまる水からの蒸発散とか、そういったもののシミュレーションモデルを作って、ということですね。

■そうです。実際にはそれが結局、蒸発量が変わると地面の温度も変わりますし、大気の湿度も変わるわけですから、それで雨が降ったり、雲ができて何とかという過程にも全部影響を及ぼして、大気と結合していろいろとおもしろことが起こるわけですよね。
 実際には大気陸面相互作用、「水循環的な相互作用」とか呼んでますけど、そういうプロセスのことを少しやっていました。

○蒸発散の影響についてですが、熱帯雨林とかで雲がモクモクわき上がるとか、そういうのは何となくわかるんですけど、それ以外には具体的にどんなことがあるんですか? そんなに大きなものなんですか。

■蒸発散が変わると、地面の温度が大きく変わります。蒸発散が大きいほど温度が低くなりますよね。蒸発の潜熱を地面から奪うわけですから。
 例えば、ヒートアイランドの話で、コンクリートは雨が降ってもすぐ流れてしまって蒸発がほとんどゼロだから地面が熱くなると。打ち水をすると涼しいとかね。
 その意味で、都市のコンクリートは、バケツモデルでいうと、バケツの深さがほとんどゼロということになるんですけど。それほど極端でなくても、そんなようなことが気候のスケールでも起こっているということです。今年はしばらく雨が降らないからこの地域は暑くなったとかね。

○ふむふむ。

■もちろん、大気に地面から渡される水蒸気量も変わるので、それを通じても雲ができたりとかいろいろ影響があります。
 それから、植生の話をすると、例えば、最近注目されていることでいうと――これはちょっと1段階難しい話になっちゃうんですけれども、地球が温暖化して高緯度の木が生えているところと草地と、例えばタイガ林とツンドラの境界線というのは、木がどんどん北に北に暖かくなったので、北に生えるようになっていく。そうすると雪が降ったときに、木があると下の雪を隠すんですよね。草地だと雪がむき出しになるのが、木があると上から見たときに黒くなる。

○ふむ。アルベド(反射率)が変わるということですね。

■そう。アルベドが変わる。それが地球温暖化に結構フィードバックをするという話とかですね。

○そんなに効いてくるもんなんですか。僕のああいうののイメージって、昔、ゲームで「シムアース」ってあったじゃないですか(惑星環境シミュレーションゲーム)。ほとんどあのイメージなんですよね(笑)。そんなに変わるものなんですか、アルベドの変化によって。その辺が今ひとつ実感として分からない部分なんですけど。

■ははあ(笑)。
 少なくともローカルには結構効果があって、それはモデルで実験してみるとどの程度かというの、ある程度定量的に当たりが付くわけですよね。ある論文によれば、植林してCO2を吸わせた効果よりも、そのアルベドで暖まっちゃう効果の方が大きいんじゃないかなと、あるいはコンパラなんじゃないかと。

○じゃあ、カール・セーガンとかが昔、火星も黒いのをとにかく何か撒けば暖かくなるんじゃないのとか言ってたのは、かなり本当に近いんですか。

■原理的にはそうなるんじゃないですかね。

○理屈の面からすれば。

■それに関係してるんですが、気候モデルでおもしろいところっていうのは、いろいろと試せるんですよね。地球は海だけだったらどうかとか、100倍早く回転してたらどういう気候になってるかとか、CO2が100倍だったらどうかとかね。

○ふむふむ。  ちょっと話はずれますが、東大出版会から『惑星気象学』(松田佳久)という本が出てますよね。あれとかはハードSFみたいですごくおもしろいなーと思って読みました。こういう惑星にはこういう気象現象が観測されていて、その理屈はきっとこうだ、みたいなのがいっぱい出ているんですね。太陽系の惑星でも地球の気象からは想像もつかないような気象現象が起きているということに、こんなにおもしろいんだーと思って読んだんですけど。

[09: モデルとモデルの結合]

○さて。大気陸面のカップリングをやっているというお話でしたが、例えばモデル構築は、それぞれ別々のパーツを別々の人がやっているわけですよね。そのインターフェースの部分というのはどういう感じになっているんですか?

次号へ続く…。

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■新刊書籍・雑誌:
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◇『この日なんの日 科学366日事典 あなたの誕生日は科学にとってどんな日?』(フレア情報研究会 編著/講談社ブルーバックス)
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◇裳華房 自然科学系の雑誌一覧−最新号の特集等タイトルとリンク−
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◇◇JAMSTEC 第2回地球環境セミナー開催及び、有人潜水調査船「しんかい2000」、 支援母船「なつしま」等の一般公開について
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◇読売 H2Aの信頼性向上を最優先、宇宙開発委が10年計画
http://www.yomiuri.co.jp/04/20020626ic45.htm

◇ZDNet “声を出さない”で会話する〜ITX2002
http://www.zdnet.co.jp/mobile/0206/28/n_ipa.html

◇ZDNet 週刊ドットブック:第7回 出版社は著者にとってよきエージェントであれ!
http://www.zdnet.co.jp/macwire/0206/28/hj00_dotbook.html

◇ZDNet 無線LANが“ウェアラブル”に
http://www.zdnet.co.jp/news/0206/26/ne00_wlan.html

◇ZDNet 何年か先、電子ペーパーでモバイルが変わる
http://www.zdnet.co.jp/news/0206/25/cead_obrien.html

◇ZDNet あらゆるモノがネットワークでつながる――「Auto-ID」の可能性と課題
http://www.zdnet.co.jp/news/0206/24/nj00_autoid.html

◇japan.internet.com 日立とデンソー、対話型の車載情報システムを開発
http://japan.internet.com/busnews/20020628/2.html

◇japan.internet.com 台湾、ナノテク産業育成に6年間に渡って約8億円を投入
http://japan.internet.com/nanotechnology/20020625/4.html

◇cnet 日立とデンソーが「話題の変化についてくる」車載音声対話システム開発
http://japan.cnet.com/News/Infostand/Item/2002-0628-J-5.html

◇CNN 「地球の生態系はいずれ破産」と、米団体警告
http://www.cnn.co.jp/science/K2002062601912.html

◇CNN アマゾンで新種のサル2種発見 オランダ科学者
http://www.cnn.co.jp/science/K2002062502776.html

◇CNN 「手話」で人間と会話するチンパンジーが死亡 米国
http://www.cnn.co.jp/science/K2002062702440.html

◇cnet NTT-MEが初期導入コストの低いIP電話サービス開始へ
http://japan.cnet.com/News/Infostand/Item/2002-0628-J-6.html

◇BizTech 中村氏VS日亜化学の裁判、いよいよ9月19日に判決
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/j/prom/193472

◇BizTech 日本IBM、グリッドも見据えたPOWER4搭載のUNIX機
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/prom/193050

◇HotWIRED ジャガイモが原料の生分解性使い捨て容器
http://www.hotwired.co.jp/news/news/20020628305.html

◇HotWIRED アダルトビデオに革命? 音声認識インタラクティブDVD
http://www.hotwired.co.jp/news/news/20020627305.html

◇HotWIRED 「雑音」を加えて人工内耳の性能アップ
http://www.hotwired.co.jp/news/news/20020627307.html

◇HotWIRED 人工知能でアルツハイマー病患者を介護
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◇HotWIRED 「ねじれた光」が開く超高速光通信の可能性
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◇HotWIRED 味も形もキャンディーそっくりの薬がブラジルに登場
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◇三菱重工 形状記憶ポリマー製ネジを開発 家電製品の解体に威力
http://www.mhi.co.jp/news/sec1/020626.html

◇KEK 加速器の性能を上げる 〜 受賞者に聞く研究開発 〜
http://www.kek.jp/newskek/2002/mayjun/interview2.html

◇アストロアーツ チャンドラと電波望遠鏡の観測で見つかった超新星残骸の中心のパルサー
http://www.astroarts.co.jp/news/2002/06/26pulsar/index-j.shtml

◇アストロアーツ 世界をリードする望遠鏡の共演:古い楕円銀河に若い星団が見つかった
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◇国立天文台ニュース 池谷さん、村上さん、宇都宮さんエドガー・ウィルソン賞を受賞
http://www.nao.ac.jp/nao_news/data/000558.html

◇経済産業省 通商白書2002
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編集人:森山和道【フリーライター】
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