ファウンデーションの4巻目がようやく文庫化されたみたいですね。これで単行本を捨てられるか?
「レプリカントは6人いる」
「偽物は嫌いだ」
など、ブレードランナーファンがずっと指摘していた謎(あるいは単なる間違い)や、裏読みできる意味ありげ(に聞こえる)台詞などをうまく使って、映画の続編が書かれている。
「ブレードランナー」のファンジンに掲載された作品なら、文句なし、手放しで(笑って)賞賛するのだが、単体で見た場合、どうかな?うーむ。映画の原作ならこんなものか。
お楽しみ小説、ってところ。
まあ、ブレードランナーのファンなら楽しめる。なんかジーターっぽくなくて、ちょっと拍子ヌケだけど、そんなに不満はない。あ、でも、デッカードが一番影が薄いぞ。主役なのに(^_^;)。
しかし、本当にこれ映画にすんの?キャストは?
まさか、あの面子じゃもうできないでしょ?しかし、度重なるビデオの刷り込みで(^_^;)、あの面子以外考えられん。
うーん、気になる。。。。
「大期待」していた「ガメラ2」を見に行った。
期待しすぎていたせいか、とても、がっかりした。
本当に、あれが「ガメラ1」と同じスタッフによるものなのだろうか。到底信じられない。
見ていて、自分で編集機を叩きたくなった。こう感じたのはおそらく、私だけではあるまい。
根本的に、編集がなっていない。まるで素人の編集。
話の展開が映像でうまく表現できてない。役者の演技がどうしたこうした言ってる人もいるみたいだが、あれは役者の演技の問題ではなく、編集、あるいは撮影前の絵コンテ、つまりカット割りの問題だと思う。編集がまずいから、役者の演技までまずく見えるのだ。予告編を見ろ。あんなにかっこよく見えるじゃないか、同じ素材を使っていても。これは編集の違いによるのだ。
全体を見てもそうだし、1シーン1シーンを取ってみてもそう。例えば爆発シーンにしても、格好良く演出するカット割り、カットの積み重ねってあると思う(例:ヤマトの波動砲発射シーン、ドラゴンボールの悟空の必殺技シーンなどなど)。そういう映像の積み重ねが全然駄目。そもそも、映像を積み重ねてシーンを組み立てようという発想そのものが見られない。全く読みとれない。カットの繋ぎ方そのものもおかしいところがある(特に気になったのは仙台の草体出現時のシーン)。
その結果、全体として緊迫感が不足、折角のストーリーを生かし切れていない。
ガメラ1も劇場で見た。こっちはあまり期待せずに行った。いやー、あれは劇場で見たときは正直「すげー!」って思った。話の作り方かたも「怪獣映画の王道」だったし、アングルとか凝ったショットなど諸々も面白かったし(ガメラ、ギャオス、そして自衛隊のミサイルとか、海面からロケットのようにいきなり飛び出るガメラとか)。2時間があっというまに過ぎてしまったのを覚えている。
2の予告編はよかった。あれを映画館で見たときは「おーっ!!」と思った。邦画ぽくないカッコ良さだった。
もう、あれにだまされた、って感じ。
3もあるらしいですけどね。。。僕はもう期待しない。
一つ一つ挙げていけばきりがない。映画を見ているうちは「こんなはずでは…」と思っていた。見終わってしばらくすると、だんだん腹が立ってきた。いまはかなり腹が立っている。折角のガメラという素材を得て、金と期待もかかっていたのに。
このままだと「ゴジラ」の二の舞だよ。
ああ、そうそう。CGIで作ったシーンはかっこいいです。
札幌上空を飛翔するカメラ、そのカメラを追い越して登場する回転ジェットガメラ(予告編にもあった映像です)、急激なジェット停止、一瞬の落下、続く主翼の展開、揚力を獲得して飛翔するシーンが1カット(だったと思う)で表現されているシーンなんかは良いなーと思いましたね。幼生レギオンをF15が迎撃するシーンとかね。かっこいいシーンはCGIばっか。あーあ。
一緒に行った奴は「(期待してなかったのに)面白かった!お薦めだ!」と言ってたんで、そういう面では、まあ、良かったんだけど。僕は横で憮然としていた。
アニメの絵コンテ屋さんをスタッフに入れるべきでは?と思った。
たぶん、うまい漫画家なら、あの映画を映画よりもっともっと格好良く面白いマンガにできると思います。今度からそうやって作れば?
以上、日記でした。