Popular Science Node 1999/09/21 Vol.013 |
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◆CONTENTS: |
[Digest]
◇科学関連やじうま
[Column]
「大顔展」
[New Books]
『ダーウィン──世界を変えたナチュラリストの生涯』
[Event]
'99『インターネットと教育』フォーラムのご案内
[Website]
MindStorms情報局
[from editor's diary] 編集人のウェブ日記から
[Digest]
◇科学関連ニュースいろいろ |
いままで「科学関連ニュースいろいろ」としていたのですが、あまりにニュースじゃないので「科学関連やじうま」としてみました。
▼「夢の地球観測衛星」〜こんな衛星あったらいいな〜 入選作品
http://yyy.tksc.nasda.go.jp/Home/Press/Press-j/199909/kansoku_990914_01_j.html
▼NASDAスペースパーソンNo.29「経済効果を考えた「宇宙旅行」実現をめざす
-宇宙開発事業団 宇宙輸送システム本部 招聘研究員 パトリック・コリンズ-」
http://spaceboy.nasda.go.jp/Spacef/sp/j/spacep_j.html
▼チャンドラX線望遠鏡、不調(CNN)
http://www.cnn.com/TECH/space/9909/15/chandra.trouble/index.html
▼Hubble Spies Giant Star Clusters Near Galactic Center
http://oposite.stsci.edu/pubinfo/pr/1999/30/index.html
▼進化:羽毛で覆われた恐竜 nature BioNews 1999年9月15日
http://www.naturejpn.com/newnature/bionews/bionews990915/bionewsj-990915c.htm
◇「大顔展」 |
国立科学博物館で行われている「大顔展」に行って来ました。
まず一言で言ってどうだったかというと、「いまいち」という感じだったのですが、いちおうご報告を。
まず迎えてくれたのは白い袋にビデオで顔を映しだしたオブジェ3つ。まるでNTTのICCか、東京都写真美術館チックに始まります。
とにかく人が大勢いました。
順番に何があったか思い出せればいいのですが、メモも取っていなかったので記憶が曖昧です。
帰りがけに買ったパンフによるとこの展覧会は
私たちが知っているようで知らない「顔」の不思議に、人類学、歯科医学、心理学、電子工学、化粧、美術史などあらゆる分野から迫る試みです。とあります。確かに、だいたいこのとおりで、
会場では、顔を認識する仕組み、顔の進化と構造、化粧の技術とその歴史などを多彩な展示で明らかにするほか、来場者が自分の顔画像を加工したり、分析するコーナーを設けるなど、遊び心もいっぱいの展覧会です。という感じではありました。
そのほか、似顔絵ソフトが描いた似顔絵、すっかりお馴染みでもう見飽きた感のある 「平均顔」などの展示の他、「顔の見える風景」として街角にある「顔」に見えるも のの写真やオブジェの展示がありました。
ここで展示は第二会場に移り、三木成夫チックな「顔の進化」という展示。表情筋の進化CGがなかなか面白くはありました。
また、ゴリラの顔面筋の模型とか。
「日本人の顔の変遷」という頭骨の展示もありましたが、これもちょっと見飽きた感じがします。確かに違いますが、それがなぜ違うのか(食事が変わったなんていう説明だけではなく)ちゃんと説明してほしいものです。
そのほか、顔面神経の模型、死体の顔を復元する過程の展示など。縦に輪切りにされたホルマリン漬けの生首もあり、これには大勢が群がっていました。有名人のデスマスクなどもありましたが、まあ、これはそれなりです。
そのほか、世界の民族のお面の数々、メークアップの手法、化粧道具の変遷、歯列矯正などがあって、展示はだいたい終わりです。
来場者の顔を加工して云々の展示は待ち時間1時間以上の大人気(または単に時間がかかっていただけかも)でした。
帰りに、上述のパンフレットを購入。1,500円ですので、これ単体なら高くありませんが、もともと1300円払っているわけですから、結局2,800円ということになります。
私は出版社の編集者数名と一緒に行ったのですが、われわれの結論は、「パンフを見れば十分」というものでした。
展示物に実物が少ないこと、説明や騙し絵にしても結局パンフを見たほうが分かることなどがその理由です。
これと比較するのもなんですが、数年前に解剖学会が実施した「人体の世界」は、改めて良い展示会だったのだな、という気がしました。
以上、簡単ですが。なお、ご自分で判断するためには、自分で見るしかありませんので。私も、「あまり面白くなかった」と聞いていたのですが、「やっぱりつまらなかった」というためには結局、自分の目で見るしかないわけで…(^_^;)。
◇New Books |
出版社・著者らからの新刊案内をそのまま流します。
本誌が内容を保証するものでも書評でもありません。単なる書籍広告欄です。
あくまでご参考にどうぞ。
新刊案内を流したい編集者・著者は編集人まで。
◇『ダーウィン──世界を変えたナチュラリストの生涯』A・デズモンド+J・ムーア グールド絶賛の決定版伝記、渡辺政隆訳で登場! 本体 18000円+税 工作舎 http://www.kousakusha.co.jp |
なお編集人による新刊科学書評は http://www.moriyama.com/ にアップされています。
◇Event |
科学に関するイベント情報などを収集して告知します。
告知したいイベント主催者は編集人までメールを。
◇'99『インターネットと教育』フォーラムのご案内 情報教育の新展開 〜 インターネットと情報倫理 〜 11/28(日)大阪 http://forum.jr.chiba-u.ac.jp/
◇Website |
▼MindStorms情報局
http://www.mi-ra-i.com/JinSato/MindStorms/index.html
科学とはちょっと違うのだが、最近、お世話になったので。
マインドストームとはレゴとMITが共同で開発したレゴ・ブロックである。基本的にはブロックなのだが、それを組立て、RCXと呼ばれるコア・モジュール(8ビット・マイクロプロセッサが搭載されている)をのっけて、さらにパソコン上で簡単に組めるプログラムを赤外線で転送すれば、自分が組んだプログラムのとおり動かすことができる面白いオモチャがマインドストームなのだ。
で、MindStorms情報局はその解説サイト。MindStormsに関してはポータルと言っていいサイトだと思う。このウェブサイトを見れば、初心者からベテランまで、マイロボットを手軽に作ることができるのだ。
もう知っている人も多いと思うが、知らなかったという人、あるいは知っていても手を出したことなかった人は、この機会に試してみては。最近はオプションでR2D2が作れる奴まである。
◇from editor's diary http://www.moriyama.com/diary/ |
編集人のウェブ日記から、ある一日を適当に抜粋します。
99.09.15 晴れ一時雨一時曇りなどなどhttp://www.moriyama.com/diary/1999/diary.99.09.htm#diary.99.09.15 より
▼台風16号のため非常に奇妙な天候。
▼最近、仕事が順調すぎてしんどい。人間というのは贅沢なもので…。もうちょっとうまく回ってくれれば、さらに外注したり投げたりできるんだけど、そこまでいかないのが哀しいところである。
▼今日は敬老の日ということで、ニュースでも爺さん婆さんがいっぱい出てくる。凄いなあと思ったのが96歳のボーラーお爺さん。始めたのは?と聞かれて「30年前くらいだから65くらいかなあ」とか言うんだから、人間の人生は短いようで長いもんだ。
▼アメリカ東海岸で脳炎やマラリアが発生。「対応に苦慮」しているらしい。
▼hotwiredから。「クローニングで絶滅動物は蘇るか」。
http://www.hotwired.co.jp/news/news/3064.html
◇from editor |
CNNがチャンドラX線望遠鏡の不調について伝えていましたが、
http://www.cnn.com/TECH/space/9909/15/chandra.trouble/index.html
編集人のほうもなんだか今一つです。
遊びにはやる気が出るのですが。
弊誌では相変わらず科学に関する寄稿をお待ちしております。 ではでは、今後ともよろしくどうぞお願い申し上げます。
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