Popular Science Node 1999/07/20 Vol.005 |
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◆CONTENTS: |
[Digest]
◇科学関連ニュースいろいろ
[Column]
◇アイコンタクト
[Guest Column]
◇光速!(by 田口善弘)
◇「COSMOS」見学記(by 稲田晶子)
[New Books]
『機能性食品と健康 ―食品は進化する―』『時計と人間 ―そのウォンツと技術―』
[Event]
通信情報総合展示会「COM JAPAN 1999」
東京農工大学一日体験先端化学研究
第一回図書館総合展
第6回『新世紀の工学教育』国際シンポジウム
'99 地震火山・夏のセミナー&シンポジウムのご案内
AIBO Race ソニーショールーム夏休みイベント
[Website]
アポロ11号・月着陸30周年
[from editor's diary] 編集人の日記から
[Digest]
◇科学関連ニュースいろいろ |
やはり「node」というコンセプトからすると、もっともっとURLを紹介すべきではなか ろうか、と考え、編集人のウェブ日記などから適当にURLを紹介し、ダイジェストの ニュースとします。実際にはニュースでもなんでもないのですが、便宜上「ニュー ス」としておきます。
▼みかんで発泡スチロールをリサイクル(Sony Fun)
http://www.sony.co.jp/soj/CorporateInfo/SonyFun/topic/recycle.html
発泡スチロールを、柑橘類の皮から抽出されるオレンジオイル、リモネンで溶解して再生処理する、というもの。
▼ダイオキシンの耐容一日摂取量(TDI)について(厚生省)
http://www.mhw.go.jp/houdou/1106/h0621-3_13.html
▼食料・農業・農村基本法関連情報(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/soshiki/kambou/kikaku/NewBLaw/newblaw2.htm
▼平成11年度(第31回)東レ理科教育賞募集
http://www.toray.co.jp/kagaku/info_5.html
▼Cosmic Collisions - European HST Scientists Catch Merging Galaxies in the Act
http://oposite.stsci.edu/pubinfo/pr/1999/28/
ハッブルが13の銀河が衝突を繰り返している様子を捉えました。
▼'99 S-EV testing around the world 世界一周走行実験報告
http://www.d.dendai.ac.jp/sev/world/worldindex.htm
東京電機大学の、電気自動車で世界一周に挑戦中のページ。日記形式で現在進行形のレポートが読めます。
◇アイコンタクト |
今日は先日来、疑問に思っていることがあるので、聞いてもらいたい。
心脳問題メーリングリスト(http://www.qualia-manifesto.com/mail.html)や、個人メールでもやりとりさせてもらったのだが、結局よく分からないのだ。おっと、話を説明しないと。「アイコンタクト」の話なのだが。
散歩していたときのこと。塀の上にネコが座っていた。僕が近くまで寄ると、ネコはくるっとこっちを見た。互いの視線が絡み合い、ネコと目があった。ネコは僕の目から視線を離さず、追従している。そのまま、横を通り過ぎた。
と、これはネコがあまり好きじゃない僕と、ノラネコどもとのいつものにらみ合いなのだが、そのとき突然、疑問がむくむく湧いてきた。
「なぜネコと目が合うのだろうか?」
これにはいろいろな疑問が絡んでいる。一つ一つ挙げていくことにしよう。
まず物理的に目を合わせる、ということに何が必要なのか考えてみよう。塀の上のネコが第一にやらなくてはいけないことは、移動する物体(僕)を動物だと判断し、その中から「顔」を発見し、さらにその中から目を探す、といったことになるだろう。もちろんこのそれぞれの過程そのものもフクザツなのだが、構造的符号化とかパターン抽出の現在の技術をもってすれば、ロボットでもできなくはない。だから、考えようによってはそれほど大したことをやっているわけではない。
だがネコは工学産物ではない。顔を発見せよという命令を受けているわけでもない。なぜネコは顔、そして目を見るのだろうか? しかも僕は彼らネコ族とはずいぶん違う外見の顔をしている。毛も生えていないし、顔のパーツのバランスも違う。それでも「顔だ」と分かるわけだから、かなり冗長度の大きいシステムである。そもそもネコ同士でのアイコンタクトは存在するのか? いや、そもそも僕らが持つ、ネコやイヌと「目が合っている」という感覚は確かなのか?
ヒトの場合、アイコンタクトしたとき、何が起こっているのか。
一般に人間の場合は、アイコンタクトしたときには
1)相手は、こちらの存在に気がついている
2)相手は、こちらが「相手はこちらの存在に気がついている」と気がついていることに気がついている
という状態にあるのだと思う。
注意しなくてはならないのは、別に意図や考えが伝わっているわけではない、という点である。ただ、お互いがお互いを知覚している、ということが分かる、ということに過ぎない。
だがおそらくこれができるのはヒトだけだろう。チンパンジーなど類人猿もできるかもしれない。だがサルやネコは、2)ができないのではないかと思うのだ。
それにしても不思議なのは、(人間同士のものとは違うにせよ)アイコンタクトができるということは、「あいつはこっちを見ているな」ということを見いだすことに、つまり周囲から注意を向けられていることを発見することに何か進化的な意味があったということだろう、おそらく。
他個体の行動予測のためには視線抽出ができたほうがいいのではないかとか、敵から逃げるためには云々、という説明もできそうだが、それはなにか違うように思うのだ。なぜなら、そのためには別にアイコンタクトしなくても良いからだ。
「相手の目を見る」という行為と「相手と視線を合わせる」という行為の間には差があるように思う。よって、相手の目の状態、すなわち視線方向を抽出するというのはアイコンタクトのための必要条件であっても十分条件ではない。
以下、議論させてもらった金沢創氏からのメールを許可を得て一部引用する。
>ここから一歩進んで「相手の目を見る」という行動が意味をもつためにはまったくそのとおりだと思う。この種の問題に関する本などはあるのだろうか。ご存じの方、いらっしゃったらメール下さい。
>「こちらが見ているということを相手は見ている」という状態が処理される必要があ
>ります。
>この行動が何の意味があるかといえば、何の意味があるんでしょうね(^^;
>おそらく考えられるのは
>相手の知覚器官をモニターするという行動を
>他個体もやっていることがわかるなら
>もっと適切に他個体の行動を予測できるようになるような気がします。
>まあ、このような処理が
>「自己意識」っぽい処理への大きな一歩ではないかと考えています。
ヒト、あるいは人間は、視線に対して過剰に意味を持たせるようになった生き物なのだろう。だがそこから生じるある種の勘違いが、我々のコミュニケーションを豊かにしているのもまた事実。最初は道ばたのネコとも目が合うのはなぜだろうか?という素朴な疑問から始まったのだが、たぶんアイコンタクトの問題は、かなり深いところ、根元的なところにも関わっているのではないかという気がしてきた。ここから何か面白いことが分かればと思う。
…と、こんなことを書いていると、愛媛で「ワニとネコがにらめっこしている」のが見つかった、というニュース。いったい2匹は何を「思って」お互いの眼を見ていたのでしょうか。
◇光速!(by 田口善弘) |
早くも大人気!の田口善弘さんのサイエンスコラムです。本誌連載第2回目。
光の速度、というのは、実際、謎の存在ではある。これを読んでいるような人だったら、「光速度不変」とか「光より速いものはない」とかいうのを聞いたことはきっとあると思う。そういうこと自体、十分謎に満ちた話だとは思うのだが、それを抜きにしても光の速度、ということ自体にも考えてみるといろいろ興味深いことが多い様な気がする。
例えば、一秒間に30万キロメートルというその速さ。子どもの頃は「一秒間に地球7周半」なんて習ったものだが、この速さは実に絶妙な程にほどほどである。
これが、もし、もう一桁遅くて一秒間に3万キロメートルしか進めないとするとどうだろう。まあ、これだって十分、速いことには変わり無いが、これくらいになると1秒間では地球を一周できないことになる。必ずしも良く知られていることではないが、電波というものも光速で進むことになっているので、光の速度がこの程度になると、地球の裏側の人と国際電話(当然、電線の中を伝わる電波で信号をやりとりしている)で話そうとすると、往復1秒くらいかかることになる。1秒くらい、と思うかも知れないが、実際には1秒と言うのは結構長い。嘘だと思ったら、今度電話している時に「返事をする前にまず、1と数えてからする」と決めてから、会話してみよう。相当違和感があること間違い無しだ。
しかし、逆に言えば、一秒間に30万キロメートルという現実の光の速度は地球上で暮らしている限り、事実上「無限に速い」というのと殆ど区別は出来ないことになる。僕にとってむしろ驚きなのは、「光の速度が有限で測れる」と誰かが最初に思ったことだ。僕だったら、絶対、そんなことを考えもしないだろう。
「光の速度は無限に速い。それで何がいけないんだ?」としか考えないに違いない。
ものの本によれば、最初に光の速度を測ったのはガリレイだということになっている。
勿論、彼は測定に失敗した。当時の技術ではそんなものが測れるようなレベルには到底無かったからだ。それでも、ガリレオは光速が無限大だとは思わなかった。それにはきっとしかるべき理由があるのだと思うのだが、寡聞にして私は知らない。
一方、光速がもっとめちゃくちゃに速くて、例えば、10倍速くて1秒間に300万キロメートルだったらどうなるのだろうか?地球を一周するのにもわずかに100分の1秒程度しかかからない。上述の光速度不変の原理、というのは実験的にまず確証されたわけだけれど、速度が一定だということを確証するには、まず、光速が(ある精度で)測定出来なくては話しにならない。10倍速くても光速度不変の原理を実験的に測定することは可能だったんだろうか?不可能だったらその実験はどれくらい遅れていたんだろうか?
遅れていたらこんなこともあったかもしれない。アインシュタインの特殊相対性理論は発表されても狂人のたわごととして片付けられ(よく知られているように、光速度不変の原理を含む特殊相対性理論は、光速度不変という実験を説明するために考え出されたわけではなくて、もっと高尚な理論の整合性の要求から考え出されたので、実験無しに理論だけ出ていた可能性は捨て切れないと思う)、失意のうちに死亡したアインシュタインの死後、ウン十年後に(実験の精度が上がって光速度不変の原理が確認されてから)「再発見」される。特殊相対性理論が無ければ、質量=エネルギー等価の原理も無いから、核兵器も無い。広島に原爆は落ちず、アメリカ軍は日本に上陸して本土決戦を敢行し、焦土となった日本に奇跡の経済発展は無く....、まあ、これくらいで止めておこう。SFになってしまうから。
そして、「半」宇宙時代に生きる僕等には、光の速度が有限だということを簡単に知る方法が与えられている。やり方はこうだ。まず、BSのテレビ。それから、地上波の放送が写るテレビ。テレビが無ければラジカセによくついているテレビの音声だけ聞こえる機能を使ってもいい。この2つを用意して、BSも地上波もNHKにあわせて、両方が同じ番組を流すのを待つ(7時のニュース、なんかがそうだ)。そして、よく音声に耳を澄ます。BSの方が微妙に「遅れて」いることに気づくだろう。これこそ、地球上を伝わって来る普通のテレビ電波と、衛星まで宇宙空間を往復しなくてはいけないBSのテレビ電波との時間の差なのである。ガリレオやアインシュタインならずとも、我々は光の速度が有限だと言うことを簡単に文字通り耳にすることができる。
来るべき宇宙時代、光の速度が有限だと言うことはきわめて日常的な体験になる。僕達の子孫の子ども達は光の「こだま」をごく普通に「聴く」ことができるだろう。その時代の人達は僕の様な疑問、「どうして昔の人は光速が有限だと思うことができたのか?」などという疑問は決して持たないだろう。あるいは、むしろ、その時代の小学生はこんな質問を先生にするかもしれない。「古代ギリシャの哲学者は、あんなに賢かったのにどうして光速を測定できなかったんですか?」
できれば、僕は、死ぬまでにどうして光速が「たった」30万キロメートル/秒しかないのか知りたいと思う。その速さは宇宙の年齢を考えると、宇宙の大きさに比べてあまりにも遅すぎるような気がする。宇宙の大きさと、光が宇宙の年齢と同じだけの時間の間に移動出来る距離はどうやらほとんど同じくらいらしいのだ。人間でいえば、生まれてから死ぬまでに爪先から頭までたった一回しか信号が伝わらないようなものだ。それでも、宇宙は全体として一個の宇宙であるという。
この奇妙な現実にはきっと何か深い意味があるに違いない。それとも、もう知られているのに不勉強な僕が知らないだけだろうか?
関連リンク:
▼光の速さ(測定の歴史)
http://ibuki.ha.shotoku.ac.jp/school/gifu/phys_text/light/light-t.html
▼光速度不変
http://dla.numazu-ct.ac.jp/hosaka/problems/frel12/rel12.html
田口善弘(たぐち よしひろ) 中央大学理工学部物理学科/理工学研究所
http://www.granular.com/tag/index-j.html
[Guest Column 2]
◇「COSMOS」見学記(by 稲田晶子) |
元某放送局勤務で、現在、IAMAS(岐阜県立国際情報科学アカデミー:http://www.iamas.ac.jp/ )で学生をしている稲田晶子さんにご寄稿頂きました。 VR装置の見学記です。
6月初旬、岐阜県VRテクノジャパンの立体映像装置、「COSMOS」を見学する機会がありました。
この装置は、6面スクリーンをもつ立体映像装置、いわゆる<CAVE>の一種で、今年4月にオープンしました。完全な6面のものは国内では初、世界では1ヶ月差でスウェーデンに敗れ、2位になったということです。
私は技術的には全く素人ですが、学生として訪ねたときの素朴な感想と、そのときのやりとりをそのまま書かせて頂きたいと思います。
岐阜県VRテクノジャパンは、各務ケ原市にある。航空自衛隊基地のわきを、頭上に飛行機の爆音を聴きながら進むと、こんもりした丘の中腹に、銀色の円盤を伏せたような建物が見えてくる。地面の起伏にそって、階段状にテラスが重なっている。設計はリチャード・ロジャースという、パリのポンピドゥセンターを造った建築家らしい。(同行した建築専攻の学生は、室内においてある椅子や、資料室の卓上ライトなどのデザインも有名なものだと言って驚いていた)
「COSMOS」は、コンクリート打ちっぱなしの研究室の中央に、展望台のようにすっぽりと納まっていた。入り口の階段をのぼると、6面スクリーンのうち横の一面だけが外れた、箱状の部屋がある。観客が中に入ると、壁面がスライドして閉じ、立方体になる。壁、つまりスクリーンには外側からプロジェクターで映像が投影される。天井と床面には、プロジェクターの重さのためか、映像を鏡で一度反射させて映している。
以下は会話から。
○学生:(セッティングをしていた研究員の方に)この装置は、何に使ってるんですか?
■研究員:今のところは、単に研究ということですよね。私が今やってるのは、中の人の動きをとらえて指示を出すというのなんですけど。
この3Dメガネにケーブルがつながってるんですけれど(と液晶シャッター式のメガネを出して)、今考えているのは、小型のカメラを使って、中にいる人を撮影しまして、中にいる人が例えば手を挙げただけで、今どんな命令をしたかわかるようにしたいと考えているんです。
○学生:普通の画像認識と違うんですか?
■研究員:まあ、画像認識なんで、原理は一緒なんですけど、ただ、暗いとか、あと画像認識でよく背景差分とか使われますけど、これはもう、中で人が動くたびに回りの映像が変わっちゃうんで。
○学生:この3Dメガネに電球がついてるのは、顔の位置とか向きを調べるためですよね。でも、どっち向いてるっていうのを、ケーブルにつなぐだけでわかるものなんですか?
■研究員:今、一応発振器が、あの丸いのが磁気を発振してるんですけど、それをこちら(cave内)で受信して、中の位置を調べるんです。
立方体の部屋の外側、天井附近に、透明なミラーボールのような磁気発振器がついているのが見える。
■研究員:磁気を使ってますんで、全部金属だと電流を発生しますので、このへんの(caveの枠組み)は木を使ってます。この、黒く見える柱は全部、木材です。
この床には、厚さ9センチのアクリルがひいてあって、人が乗っても大丈夫です。一応、集中荷重で1トン近くは乗れます。
中に入って映像を出すと、どうしても奥行きっていう感覚が自然に麻痺してきます。近付きすぎるとこのメガネが探知機で距離をとって、20センチくらい近付くと、この画面が消えちゃうようになって、どのくらい近付いたかを中のユーザーに知らせるようになっています。
この後、4、5人が3Dメガネをかけてcave内に入り、一人がコントローラーをもって映像を動かした。デモで見せてもらった映像は、3DCGの街を移動するドライビングゲームで、かなりのスピードで動く。30分ほどの体験だったが、ほぼ全員が乗り物酔いに近い感覚を味わった。
印象的だったのが、部屋の中央に浮いた状態の、車の映像である。VRの車の周囲を、360度歩いて回ったり、しゃがんで車体の下側を見たり、さらに車に「乗り込んで」内側から車内を見ることもできる。
これまではどんなに飛び出しても「目の前」で止まっていたオブジェクトを、実際に手にとることができる。「これが、今までの5面スクリーンではできなかった「完全なVR」である」という研究員のお話だった。
現在はコントローラーを介してしか映像を動かすことができないが、先の話のように手の動きに合わせてハンドルを握ったり、ドアを開けたりすることができれば(また、それに触覚が伴ったりしていれば)、技術的にはこれ以上はないリアルな体験ができるだろう。ただ、現在のところデモ以外のソフトがほとんどなく、6面ならではの使いみちはまだ定まっていない、とのことだ。
美術系の学生からは、想像力のはたらく余地が減り、内容を作り難いのではないか、また、体全体をVRで包んだからといって、質的に新しい視覚体験にはならないのでは、という意見も出ていた。
関連リンク:
▼ascii24, 1999年4月27日の記事 先端VRとギガビット通信を融合−−岐阜MVLリサーチセンターが仮開設
http://www.ascii.co.jp/ascii24/call.cgi?file=issue/990427/devi01.html
稲田晶子(いなだ・しょうこ)
http://www03.u-page.so-net.ne.jp/momo/s-inada/msmj_html/index.html
◇New Books |
出版社・著者らからの新刊案内をそのまま流します。
本誌が内容を保証するものでも書評でもありません。単なる書籍広告欄です。
あくまでご参考にどうぞ。
新刊案内を流したい編集者・著者は編集人まで。
◇『機能性食品と健康 ―食品は進化する―』 藤巻正生著 本体1600円+税, 裳華房ポピュラー・サイエンス http://www02.so-net.ne.jp/~shokabo/book_news.html#7.2 食品に新しい機能を付け加えたりして, 設計(デザイン)された機能性食品の最新情報. <目次> 食品に秘められる新しい機能 良い脂質が脳梗塞を予防する 頭を良くするDHA ゴマは「不老長寿の薬」 太らないお菓子の誕生 抗酸化物質は栄養万能薬 食べ物でがんを予防する ボケを防ぎ血圧を下げる食肉 その他の食品 国内外の機能性食品 ◇『時計と人間 ―そのウォンツと技術―』 織田一朗著 本体1500円+税, 裳華房ポピュラー・サイエンス http://www02.so-net.ne.jp/~shokabo/book_news.html#7.0 日時計,水時計,機械時計,クオーツ時計,原子時計…. より高い精度と便利さを求め, 最先端の知識と技術を駆使してきた時計づくりの歴史と, 身のまわりの様々な時計を紹介. <目次> 人間が知恵と工夫を重ねてきた時計の歴史 さまざまな“時”を計る時計 時計の先端技術 これからの時間と時計 |
◇Event |
科学に関するイベント情報などを収集して告知します。
告知したいイベント主催者は編集人までメールを。
◇通信情報総合展示会「COM JAPAN 1999」 http://www.comjapan.gr.jp/ ◇東京農工大学一日体験先端化学研究 1999年8月6日 高校生限定 http://www.tuat.ac.jp/~taiken/infomation.html ◇第一回図書館総合展 10/13-15 http://www.j-c-c.co.jp/gaiyou.htm ◇第6回『新世紀の工学教育』国際シンポジウム 7/26-27 金沢工大 http://www.kanazawa-it.ac.jp/news/1999/gakkai_etc1999/ 990726shinseiki_no_kogakukyoiku.html ◇日本地震学会・日本火山学会共催 '99 地震火山・夏のセミナー&シンポジウムのご案内 http://sk01.ed.shizuoka.ac.jp/koyama/izu/index.html ◇AIBO Race ソニーショールーム夏休みイベント(7/31〜8/29の土・日) 小学生以下対象。各回の優勝者にはAIBOオリジナルTシャツ・プレゼント http://www.sony.co.jp/soj/robot/park/summer.html
[The Eagle has landed]
◇Website アポロ11号・月着陸30周年 |
この欄では、私が時折訪問するウェブサイト、ポピュラーサイエンスという面でも優れた内容を持つウェブサイトを勝手に紹介する。
日本語で書かれたポピュラーサイエンスのサイトは確かに数少ない。
だが、数少ないなりにはあるのだ。
7/20日はアポロ11号が月に降り、初めて人類が他の天体に足を踏み降ろした日である(ちなみに、バイキング1号が火星に到着した日でもある)。そこで今回は特別版として、月に関するリンクを紹介する。
▼月関連リンク(Yahoo! Internet Guide - Best Web Guide 1999/7)
http://www.zdnet.co.jp/internet/guide/bestweb/9907/apollo.html
まずはYahoo! Jaoanの記事リンクから。なかなかよくできていて、おすすめ。
▼NASA Apollo 11 30th Anniversary
http://www.hq.nasa.gov/office/pao/History/ap11ann/introduction.htm
NASAの30周年記念オフィシャルサイト。
▼Project Apollo
http://www.ksc.nasa.gov/history/apollo/apollo.html
アポロ計画オフィシャルサイト。各ミッションへのリンク。
▼EP-72 Log of Apollo 11
http://www.hq.nasa.gov/office/pao/History/ap11ann/apollo11_log/log.htm
アポロ11号の記録。3人の宇宙飛行士の写真が迎えてくれる。
▼ふたたび月へ(インターネット・シンポジウム、NASDA)
http://moon.nasda.go.jp/
いまはもう終わってしまったイベントなのだが、ウェブサイトはまだ残っている。重たいページだが、ぱらぱらとめくる程度にはいいかも。
▼LUNAR-A(宇宙研)
http://diana.sci.isas.ac.jp/LUNAR-A/
宇宙科学研究所の探査機で、内部に地震計を内蔵した槍型のペネトレータと呼ばれる計測機器を月面に打ち込んで地震観測を行ない、月の内部構造を探ることを目的としている。そのホームページ。
▼セレーネ計画 −日本の大型月探査機−(NASDA)
http://yyy.tksc.nasda.go.jp/Home/This/This-j/Tomoon/moon-j/future/selene/selene.html
2003年頃にH-IIAロケットによって打ち上げられる予定の日本の月探査機のホームページ。CGなどもあり、一通り分かります。なおセレーネについては手前味噌ながら<ネットサイエンス・インタビュー・メール>のバックナンバー
http://www.moriyama.com/netscience/Haruyama_Junichi/index.html
もご覧頂けると嬉しいです。
▼月・神秘なる星へ(NASDA)
http://yyy.tksc.nasda.go.jp/Home/This/This-j/Tomoon/moon-j/moonmyst.html
↑の上位ディレクトリです。こちらでは月についてこれまた一通り分かります。さらには将来の月進出計画まで。
▼ナインプラネット・月
http://www.edu.ipa.go.jp/mirrors/togane-ghs/TNPJP/nineplanets/luna.html
オンライン図鑑として有名な「ナインプラネット」の1項目。月のデータや観測の歴史など、ざっくりしたことがさっと手に入るサイト。
▼Moon & Planets〜月面・惑星写真集〜
http://www.ne.jp/asahi/stellar/scenes/moon_p.html
アマチュア天文写真家・栗田直幸氏のサイト<Stellar Scenes>
http://www.ne.jp/asahi/stellar/scenes/index.html
のコンテンツの一つ。数々の美しい月写真を見ることができる。
▼Luna City
http://www.threeweb.ad.jp/~tkadota/
月齢(月の満ち欠けの状態)などが分かるウェブサイト。
▼月の世界へ
http://member.nifty.ne.jp/CXE06233/geo/moon.html
理科の先生のサイト。デジカメで撮った月の写真に解説が付けられています。けっこう撮れるもんですね。きれいです。
◇from editor's diary http://www.moriyama.com/diary/ |
編集人のウェブ日記から、ある一日を適当に抜粋します。
99.07.16http://www.moriyama.com/diary/1999/diary.99.07.htm#diary.99.07.16 より
▼アポロ11号打ち上げ30周年の日。
▼今週の『SPA!』サブ特集『超低学力 [パープー大学生] 激増の謎を追う!』。笑えるけど笑っちゃいけない記事。これが特別なことじゃないからね。本当に笑えないよ。
▼こりゃすげー。hotwiredから。国連、電子メールに対する国際的課税を提案(http://www.hotwired.co.jp/news/news/2740.html)。世界中が中指立ててるのが見えるようだ。
▼放送大学(http://www.u-air.ac.jp/)が大学院(修士)を設置するそうである。2,002年度から学生受け入れ。
▼社会福祉・医療事業団(http://www.wam.go.jp/)。
▼北海道教育大学釧路校で57才の男性教授なる人がセクハラ免職(http://www.yomiuri.co.jp/newsj/0716i405.htm)。この人の罪状はちょっと凄いなあ。
▼hotwiredから。言葉の壁を破る翻訳システム(http://www.hotwired.co.jp/news/news/2751.html)。本当に早くなんとかなって欲しいです。勉強しないとなあ。
◇from editor |
今回は田口善弘さんに続いて稲田晶子さんにご寄稿頂きました。続けて、本誌では科学や技術に関する寄稿をお待ちしています。
先日、とあるオフ会に行ったら、「メルマガ読んでます、できるペースで良いから続けて下さい」と言われました。どうもありがとうございます。何よりの言葉でした。
ではでは、今後ともよろしくどうぞお願い申し上げます。
本誌ホームページ:http://www.moriyama.com/popular_science_node/ *本誌に関するご意見・お問い合わせはmoriyama@moriyama.comまでお寄せ下さい。 |
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