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Popular Science Node
1999/07/06 Vol.003
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◆CONTENTS:

[Digest]
◇科学関連ニュースいろいろ

[Special]
◇ジョイデス・レゾリューション号 一般公開

[Book Review]
書評再録『朱鷺の遺言』

[Event]
01:山梨リニア実験線試乗会(鉄道総研) 02:東大地震研・一般公開 03:「かいよう」入港歓迎式典及び一般公開

[Website]
01:Nature BioNews

[from editor's diary]

[from editor]


[Digest]
◇科学関連ニュースいろいろ

やはり「node」というコンセプトからすると、もっともっとURLを紹介すべきではなか ろうか、と考え、編集人のウェブ日記などから適当にURLを紹介し、ダイジェストの ニュースとします。実際にはニュースでもなんでもないのですが、便宜上「ニュー ス」と。


▼恐竜クイズ
http://www.netlaputa.ne.jp/~pantheon/dinoquiz/dinoquiz.html
恐竜パンテオン(http://www.netlaputa.ne.jp/~pantheon/index.html)、
30,000アクセス記念。かなりマニアックな出題が、マニア心を誘うかも。
金子隆一氏出題。

▼宇宙飛行士候補者の基礎訓練 月間基礎訓練レポート6月号 (NASDA)
http://jem.tksc.nasda.go.jp/astro/ascan/ascan_rep9906.html

▼「NASDA NEWS」7月号
http://yyy.tksc.nasda.go.jp/Home/News/News-j/212index.htm

▼トキウェブ資料館(毎日新聞)
http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/toki/index.html

[special]

◇ジョイデス・レゾリューション号 一般公開

JOIDESレゾリューション JOIDESレゾリューション船首部分 JOIDESレゾリューション掘削櫓 見学の人々

去る6月17日、掘削研究船「ジョイデス・レゾリューション号」が横浜に寄港、大黒埠頭にて一般公開が行われた。

ジョイデス・レゾリューション号公開報告(http://seismo2.ori.u-tokyo.ac.jp/~saito/Portcall.html)によると、「10時から17時まで,実に1353名の訪問者がジョイデス号を訪れました.これは一日の訪問者としてはODP新記録のようです」とのこと。これだけ地球科学に興味を持っている人がいた、ということか。

と、他人事のように言っているが、私自身も見に行ったクチ。
そのときの話そのものはウェブ日記に書いたのでそちらを見ていただきたいが、ここではジョイデス・レゾリューション号とODP計画についてごく簡単に触れておこう。

【国際深海掘削計画:ODPとジョイデス・レゾリューション号】

国際深海掘削計画、ODP(Ocean Drilling Program)とは、掘削研究船ジョイデス・レゾリューション号(長さ143m、排水量18,600トン、掘削パイプ長10,000m)によって海洋底を掘削し、研究を行う国際共同計画である。参加国は日本、アメリカなど22。要するに何をやっているかというと、海洋底をドリルで掘削して地層や岩石を掘り抜き、試料を採取。そして船上、あるいは持ち帰って分析するのである。さらに孔内にロギングツールと呼ばれるセンサー類をおろし、孔の壁を計測したりもする。

ジョイデス・レゾリューション号はそのための研究船+掘削船の役割を併せ持つ船で、プレート・テクトニクスを支持する多くの成果を挙げたグローマー・チャレンジャー号の後継船にあたる。高さ60m以上(水面上55m)の掘削やぐらを備えた、特徴ある形をしている。また船体各部には12のスクリューが配置され、これによって特定のポイントに船の位置を合わせ、維持することができる。

一回の航海期間は2ヶ月。25〜30人の研究者、20人の技官、そして50名弱のクルーが乗り込んでいるそうだ。中では2交代制で、24時間作業が続行している。まるで24時間フル稼働する研究工場のようである。内部電力は船内にある5つの発電機がサポート。水は海水から、一日につき55トン蒸留する。だからシャワーも使い放題(ついでながら、もらったパンフレットによると「ソフトクリームも食べ放題」らしい)。一回の航海で一冊のクルーズレポート、いわゆる航海記録が残され、船内にはそのファイルがずらっと並んだ棚があった。船内の階段の壁にはこれまでの航海のシンボルマークが描かれ、歴史をものがたっている。

これまでに大西洋で白亜紀/第三紀境界を掘り当てることに成功したり、ここ数万年の間、つまり氷河期の地球環境復元の解像度を大きく上げることに寄与したり、熱水鉱床を掘削してその内部構造を明らかにしたり、付加体内部の直接計測に成功するなどの成果を挙げている。

なおジョイデス:JOIDESとはJoint Oceanographic Institutions for Deep Earth Sampling、すなわち深海底試料採取国際研究所連合の略称であり、複数の参加国によって実現している国際共同研究である。

海底を掘って何をするのか? 単純にいえば、地球のダイナミクスの歴史を明らかにすることが目的である。

現在、地球科学は地球表層しか扱えなかったプレートテクトニクスから、地球全体を一つのシステムと捉えた新しい地球観を描き出そうとしている。つまり全てが相関しあっているものとして、地球の時空間変動を読みとろうとしているのだ。プレートの沈み込みとマントルとの関連、磁場変動から読みとれる地球核変動、地殻変動、気象変動、などなど。これらが全て関連しあっているという視点から、諸々の現象をとにかく細かく調べ、相互の関連を明らかにすることを目指しているわけだ。

実際の作業はというと、掘削ではコアと呼ばれる柱状試料を回収し分析することになる。コアに含まれる有孔虫と呼ばれる単細胞生物や、そのほか放散虫など各種プランクトンの殻による微化石を同定することで地質年代を決定し、海洋環境の復元を行い、気象変動を読みとる。サンプルに残された磁場を計測、古地磁気を決定し磁場変動を読みとる。掘削孔の中に計測機器を降ろして周辺岩石の密度や含水率などを調べる。

柱状試料は地球環境そのものの「化石」であり「データベース」であるといえる。なお掘削前に、どこで掘削を行うか慎重に検討されることは言うまでもない。取りあえずどこでもいいから掘る、というわけにはいかないのである。

【経緯】

ドリル・ビッド 地質学、地球科学の歴史を振り返ると、「直接見る」ことが如何に重要なことか、よく分かる。とにかく実際のサンプルを手に入れ、分析することが大事なのだ。なにせプレート・テクトニクスも実際のサンプルが手に入るまで、多くの研究者はあり得ないばかげた考えであると思っていたのだから。
この辺に関してはたまたま今月刊行された新刊書『
地球科学に革命を起こした船 グローマー・チャレンジャー号』(東海大学出版会)をお読み頂きたい。この本には、プレート・テクトニクスを誰もが信じていなかった1960年代以前の風潮などがもろもろ書かれている。著者自身の考えがグローマー・チャレンジャーの船上で決定的に変わるシーンなど、ちょっと分厚いが面白い本だ。

サンプルの一部 さて、本格的な海洋底の掘削、すなわち長いサンプルコアの採取は、モホ面と呼ばれる地殻-マントル境界まで掘り抜こうという計画・モホール計画の遺産を引き継ぐ形で始まった。この計画はけっきょく時期尚早だったのだが、ビーコンを使った自動位置保持システム、波による上下動を吸収するバンパー・サブなど、海底を掘削するために不可欠な基本技術が開発されたのである。

1968年、グローマー・チャレンジャー号が就航し、深海掘削計画(DSDP)が始まった。この時代は、決定的な時代であった。予測された海洋底年代が立証されていき、海洋底拡大説の検証が行われた。やがて大陸移動、海洋底拡大、マントル対流、そしてプレート・テクトニクスを疑うものは減っていった(ただし、あの海底の年代を描いた図は現在でもかなりの部分がえいやーと推測されたものに過ぎないことを忘れてはいけないと思う)。今となっては信じられないことだが、ついこの間まで大陸移動(海洋底拡大)はたわごとだったのである。地球科学はごく新しい学問なのだ。

余談だが今年はアポロ月着陸30周年である。アポロが月を目指していたころ、一方では地質学者たちが、海底から未だ見ぬサンプルを引き上げることに血道をあげていたわけである。アメリカがカネにモノを言わせて科学を推進していた時代の話だ。なんだか感慨深いものがある。

閑話休題。
1975年、日本、フランス、イギリス、ソ連、西ドイツが参加し、国際プロジェクトIPOD(International Phase of Ocean Drilling)が始まった。掘削技術も進歩し、これまでと違って掘削時の擾乱が避けられるようになり、試料の時間的分解能があがった。これにより古気候の変遷などを明らかにすることが可能になった。
1985年、ジョイデス・レゾリューション号が就航。ODPが始まった。各能力が向上、掘削孔を利用した長期観測なども始まった。
その後さらに解像度を増し、現在ではマントルの動きや、地殻内生物の生態、メタンハイドレードの謎などなどの解明を目指し、様々な研究活動が行われている。

【将来 IODPとOD21】

現在ODPは第三期と呼ばれる段階にあるのだが、2003年に取りあえず区切りがつけられることになっている。一方今年度、日本の新しい深海掘削船の基本設計予算が認められ(600億円とのこと)、新しい計画が本格的に動き出した。この計画は「深海地球ドリリング計画:OD21」と呼ばれている。将来的にはODPと統合され、IODP(Integrated Ocean Drilling Program、国際統合深海掘削計画)と呼ばれる計画に繋がるもので、さらに高解像度、リアルタイムでの地球観測を目指す。と同時に、さらにさらに地殻を深く掘り下げ、なんとマントルまで掘り抜くことを目標とするものである。

新しく建造される掘削船はライザー掘削船と呼ばれるタイプである。ライザー掘削とは石油掘削で主に用いられている技術で、掘削パイプをライザー管の中に通し、泥水を循環させるシステムである。この泥水とは「地層状況に応じて比重や粘性、科学組成を調整して用いる特殊な流体」だそうである(海洋科学技術センター発行、深海地球ドリリング計画パンフレットより)。これによって孔内環境をコントロールするのである。さらに泥水はマッドケーキと呼ばれる膜状となって孔壁に張り付き強化、またガスなどの暴噴を防ぐことができる。

これまでの深海掘削方式では、石油やガスを含む地層を掘削することは困難であり、また掘削孔の長期維持も難しかった。なにより、プレート地震震源や、モホ面への到達は不可能であった。だが新しい地球深部探査船は、海底下7000mを掘り抜く能力を備えることになり、世界中から注目と期待を集めている。

JOIDESレゾリューション全景以上、非常にざっとだが深海掘削研究の現状と将来計画について。
本当はこういう俯瞰的な話よりも、実際の研究者の話のほうが面白いのだが、その辺は各研究者の著書などをお読み頂きたい。

また、さらに詳しく知りたい方は、

▼ODP日本事務局(東京大学海洋研究所)
http://www2.ori.u-tokyo.ac.jp/~odpjapan/
▼深海地球ドリリング計画(海洋科学技術センター)
http://w3.jamstec.go.jp/jamstec-j/OD21/

などをご覧になることをおすすめする。

またより詳しい記事が『サイアス』1999/8月号に出ている。

なおジョイデス・レゾリューションは横浜出航後、日本海溝陸側斜面を1500m掘って岩石歪みなどを監視する「地殻変動監視孔」のテストを行うため、三陸沖に向かった。

◇書評再録

編集人のウェブサイト【独断と偏見のSF&科学書評】 http://www.moriyama.com/から、話題になっている出来事に関連する本などの感想文を再録します。
今回は、話題のトキを描き、先頃「大宅壮一ノンフィクション大賞」を獲得した『朱鷺の遺言』の読書感想文を再録。



■朱鷺の遺言
(小林照幸(こばやし・てるゆき)著 中央公論社、2200円) 

イラストかと見紛うような、綺麗な写真の表紙が目を引いた。雪に覆われた林を背景
に、白に薄赤い<朱鷺色>の翼で飛ぶ鳥──トキの写真だ。 

読後、ページを閉じ、表紙の写真を改めて眺めた。つくづく、「トキを愛し、トキと
共に生き、トキを命がけで守ろうとした男たちがいた」という帯の文句が胸に染みる
本だった。本書は、小説スタイルのノンフィクション。社会的苦難にもめげず、トキ
を守ろうと文字通り心血を注いだ佐藤春雄氏を主役に据え、朱鷺保護の歴史を、朱鷺
という鳥たちを愛した人々の人間ドラマ、そして人間と自然のドラマとして描く。重
厚な、骨太のドキュメントである。つまり、いわゆる「科学書」ではない。だが、こ
の本は是非ともご紹介したい、そう感じたのである。 

種を構成する個体数が100を切ると、その種の生存は危ういという。だから日本の朱鷺
は、保護政策などが打ち出される以前から既に「絶滅」していたのだ、という人もい
る。また、種の生存というのは環境とセットである。だから環境が破壊され、固有の
生態が崩壊した時点で「絶滅」なのだ、という言い方をする人もいる。 

だが、どうせ絶滅するのだから(あるいは、もう「絶滅」しているのだから)といっ
て、何もしないというのは正しい態度なのか。それは違うだろう。じゃあ、なぜ正し
くないのか。なぜ、「何かしたい」と思うのか。この問いにほとんどの人は「可哀想
だから」と答えるだろう。ところが、この答えを鼻で笑う人もいる。そんなことを
言ってなんになる、と。そういう人にかかると、主張すべき事はそんな感情論じゃな
い、ということになる。 

本書を読むと、寝食をなげうって愛する鳥のことばかり考えていた人々にとっての
「保護」と、いわゆる「自然保護」というものの間との「ズレ」を感じる。朱鷺をひ
たすらに愛し、実際に膨大な観察を続けた人の意識は、「稀少だから保護すべきだ」
とか「種を絶やしてはいかん」とかいったものとは、一見似てはいるが、実はずいぶ
んと距離のあるものであったようだ。 

ある生き物を保護する、というのはどういうことなのか。「種を保護する」という言
葉と「生き物を保護する」という言葉は、イコールであるようでイコールでない。か
といって全く違うのかというとそうではないから紛らわしい。 

本書に登場する朱鷺を守ろうとしていた人は、別になにも「朱鷺」という「種」を守
ろうとか、そんなことを第一義にしていたわけではなかった。その保護の心は単純
に、生き物を愛する心から出ていたものだったのである。 

一言で言えばそれは、ヒューマニズムである。ヒューマニズム、「人間の心」で、彼
らは朱鷺を愛した。だからこそ、生態解明もされないままの捕獲飼育、人工繁殖には
反対し、キンを捕獲した宇治金太郎氏は自らのことを「世界一の裏切り者」と呼んだ
のである。朱鷺にとって、どちらが良かったとか悪かったとかは言えない。だが、な
ついた朱鷺を、守るためとはいえ捕獲した己を「裏切り者」と呼ぶ言葉と、「稀少動
物保護」のかけ声の間には、やはり温度差がある。 

つまり結局はきっとこうなのだ。「このままだと絶滅だ。いやもう絶滅状態なのかも
しれない。もともと人間の環境破壊のせいでこういう事態になったのだ。人間は責任
を取らなければならない。都合で他の種を滅ぼして良いはずはない」などなどと言わ
れるより、「俺は、あいつのことが好きなんだ。だから守りたい」と言われた方が、
感情的にはよっぽど納得できるのである。 

それは、生き物を慈しむ、ごく自然な感情が僕らにあるからだろう。その延長上にあ
るはずの「保護」が、どこか遠い所へ行ってしまった──それが、朱鷺のケースだっ
たのかもしれない。本書を読んでいると、そんな気になってくる。

そうだとすれば、ここにこそ真の「自然保護(僕はこの言葉は好きじゃないけど)」
への鍵がある。つまり、「生き物を慈しむ心」をできるだけ大勢が持つこと。当たり
前だが、これがすっぽり欠けているのが現状だろう。斯くして「保護」は、一般人か
らは到底納得できない理由で説明され続ける…。 

現在、朱鷺は、中国では順調に増えつつあるそうだ。日本での失敗を他山の石とし、
自然繁殖を中心としているという。だが、それらを日本に借りてきても日本では生き
られない。朱鷺が生きられる環境がないからだ。その環境を回復させようとする時
が、いつか来るかもしれない。もしそれが可能になるならば、根本的な原動力となる
のは「種の回復」といった言葉ではなく、「生き物を愛する」といった、ごく素朴な
感情だろう。 

ん〜。実際にはこれだけピュアに思ったわけではなく、他にもいろんなことを考えた
のですが、あんまりうまく書けないのでここまで。 

    http://www.moriyama.com/sciencebook.98.4.htm#sci.98.4.12 より

     新刊科学書評は http://www.moriyama.com/ にあります。

◇Event

科学に関するイベント情報などを収集して告知します。
告知したいイベント主催者は編集人までメールを。

◇山梨リニア実験線試乗会のお知らせ(鉄道総研)
  http://www.rtri.or.jp/rd/maglev/html/maglev_info_J.html
 小学生とその保護者が対象。

◇東大地震研の一般公開
  http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/KOHO/PANKO/index.html
 8月2日(月)、3日(火)、10:00-16:30まで。
 8月2日(月)には安田講堂で公開講座もある。

◇関根浜港における海洋調査船「かいよう」入港歓迎式典及び一般公開
  並びに講演会について
  http://www.jamstec.go.jp/jamstec-j/PR/9906/0629/0629.html
 講演会も面白そうだけど、遠すぎて見に行けそうもないなあ。
 どなたか見に行ったら、ご感想を聞かせて下さい。

◇Website

この欄では、私が時折訪問するウェブサイト、ポピュラーサイエンスという面でも優れた内容を持つウェブサイトを勝手に紹介する。
日本語で書かれたポピュラーサイエンスのサイトは確かに数少ない。
だが、数少ないなりにはあるのだ。

■Nature BioNews
http://www.naturejpn.com/newnature/bionews/bionews-j.html
「Nature News Serviceから最新のライフサイエンス関連のニュ ースをPE Biosystemsの提供でお届けします」というもので、ありがたいことに全文日本語で読 める。natureのサイトがポピュラー・サイエンス?と言われるかもしれないけど、これが実に面白いのだ。分からない言葉が少々でてきても、気にせずに読み飛ばせばいい。そのうち分かるようになる。
 ここに掲載される記事は確かにニュースではあるが、ちょっとひねりが効いている。natureは言わずとしれたトップクラスの学術論文雑誌だが、もともとちょっと変な記事も載せる傾向にあるように思う。まあ読んでみて下さい。
 ちなみに1999年6月30日号には

 医学:家族性英国型痴呆の原因 アルツハイマー病の手がかりに
 脳:過ぎたるは及ばざるがごとし 記憶が抑制できないことが健忘症の原因になる
 癌:細胞をハイジャックする悪いやつ 癌での血管新生とマスト細胞
 脳:ネズミの超能力? 意思の力でものを動かす
 医学:エアロビしながら禁煙に励む タバコをやめてもスリムな身体?
 昆虫:ハエは名パイロット 羽ばたきと高い操縦性の関係

といった記事が掲載されている。バックナンバーも閲覧可能。

◇from editor's diary http://www.moriyama.com/diary/

編集人のウェブ日記から、ある一日を適当に抜粋します。


99.07.03

▼ペプシとコーヒーをガブガブ飲みながら、テープ起こしと資料読み。
▼ロボットブームは続くよどこまでも。超小型昆虫型自律行動ロボットBEETROID(ビートロイド)(http://www.tdc.bandai.co.jp/beetroid/)。バ ンダイの昆虫型ロボです。これ、見に行きたいなあ…(と水を向けてみる。向けられているのは俺だ、と思った方々、いかがでしょうか?) 
まだ市販してないらしいが、ROBOCONマガジン(http://www.ohmsha.co.jp/robocon/) の広告に出ててもおかしくなさそうだけど。
▼岐阜県大垣にカブトムシの自販機が登場したそうである。
▼実証実験が始まったメガフロートのサイトはhttp://www.dianet.or.jp/mega-float/。でも全然更新されてないな。IHIのリリースはhttp://www.ihi.co.jp/ihi/ihitopics/topics/990705-1.html。
▼hotwiredから。原子力電池で動くゲーム機が登場する? http://www.hotwired.co.jp/news/news/2688.html
▼ヨーロッパの彗星着陸船・ロゼッタ探査機公開(http://www.cnn.com/TECH/space/9907/01/comet.lander.ap/index.html)。

http://www.moriyama.com/diary/1999/diary.99.07.htm#diary.99.07.03 より

◇from editor

ジョイデス・レゾリューションの話はもうちょっとしっかり書く予定だったのですが 結局やっつけ的、というか単なる俯瞰記事になっちゃいました。いかんなー。 取りあえずご容赦下さい。
週刊で毎回書くのは厳しいので、記事欄は隔週くらいになっちゃうかもしれません。 まあできる限り書くつもりですが。。。

ソニーのエンタテインメント・ロボットAIBOが、いよいよ7/7日に第一期出荷され るそうです。私自身は購入していませんが、あちこちのウェブサイトでレポートが上 がるのを楽しみにしています。
なおAIBOオーナーたちの定点観測には
AIBO KENNEL(
http://scirocco.to/aibo/index.html)が便利です(^_^)。

ではでは、今後ともよろしくどうぞお願い申し上げます。



Popular Science Node Vol.003 1999/07/06発行 (配信数:2,163部)
発行・編集人:森山和道(moriyama@moriyama.com, フリーライター)
【独断と偏見のSF&科学書評】ホームページ:http://www.moriyama.com/
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*本誌に関するご意見・お問い合わせはmoriyama@moriyama.comまでお寄せ下さい。
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