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2020年、月の南極にロボット基地を建設・運用を目指す 月探査懇談会
5月 26th
2020年の月探査

政府の月探査懇談会は、2015年に月の表側でローバー型のロボットでの探査を行ったあと、2020年には月の南極でロボットによって探査基地を構築し、サンプルリターンを試みるとの計画を発表した。資金規模は2000億円程度。
地震計などを使った内部構造探査や岩石採取のほか、月面からのハイビジョン中継などを行う。また基地では太陽光発電とリチウムイオン電池を組み合わせた電力システムを構築する予定。

全体的にロボットシステムの構築と活用を全面に押し出した計画となっている。
ロボットに関しては井上博允、長谷川義幸、葉山稔樹、広瀬茂男の4名によって検討されてきた。想定される基本仕様は下記のとおり。

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月や太陽の引力が巨大地震発生の「最後の引き金」に
1月 29th
図1)地球潮汐と地震発生時刻の関係。地球潮汐による力が断層の滑りを促進する方向に最も強く働く時刻(▲)前後に地震が集中して発生する傾向が見られる(曲線は傾向をならしたもの)。
独立行政法人防災科学技術研究所 地震研究部特別研究員 田中佐千子氏らは、月や太陽の引力が地震の発生に強く関わっている可能性が高いと発表した。スマトラ島沖の巨大地震(2004年12月26日)の前後に周辺地域で発生した地震を調査して明らかにした。引力の影響は巨大地震が近づくと次第に強く現れ、巨大地震の後には再び無くなる。地殻のひずみが十分にたまったときに、月や太陽の引力が地震発生の最後の引き金になると考えられるという。12月15日にAGU(米国地球物理学連合)のGeophysical Research Lettersにおいてオンライン掲載された。
月や太陽の引力は海水に働き、潮の干満を生じさせる。これらの力は地球自身にも働き、地球を1日2回大きく変形させる。この現象は「地球潮汐」と呼ばれ、変形した地球の内部には数十~数百ヘクトパスカルの力が加わる。
研究グループは2004年12月26日、甚大な津波被害をもたらしたスマトラ島沖地震(マグニチュード9.0)の前後に周辺地域で発生した地震と地球潮汐の関係を調査した。その結果、地球潮汐による力が最大となる時刻前後に地震が集中していたことが明らかになった。
この相関関係は1995年ごろから次第に強く現れ、スマトラ沖地震の発生を境に消滅した(図2)。スマトラ島沖で発生した他の2つの巨大地震(マグニチュード8.6および8.5)でも同様の傾向が確認できたという。
図2 地球潮汐と地震発生時刻の相関関係の強弱を表わす指標pの時間的推移。pは0~100%の値をとり、小さい値ほど相関関係が強く、地球潮汐による力のピークに地震が集中していることを表す。1976年以降、pは100%に近い値をとり、地球潮汐の影響はなかったが、1995年ごろから徐々に低下し、スマトラ沖地震の直前には顕著な相関関係が存在していた。スマトラ沖地震の後には再び大きくなり、相関が低い状態に戻っている。
地球潮汐による力は地震を引き起こす地殻のひずみの千分の一程度に過ぎないが、今回の結果は、地殻のひずみが十分にたまった巨大地震発生直前に限り、地球潮汐による微小な力が地震発生の「最後の一押し」として作用することを示しているという。将来、巨大地震の長期的予測にも役立つ可能性が期待されるとしている。
白日社
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