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テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト(WBS)」で手術ロボットの話が放送されていた。ロボット大国を自称する日本だが、「手術ロボット」では後れをとっている。これから巻き返せるか?という話だった。

結論から言うと、僕としては無理だと思う。無理というのは言い過ぎかもしれないが、難しいだろう。医療機器の普及は、技術だけの問題ではないからだ。ただ外国の技術も進んでるようでそうでもない面もあるため、まったく余地がないわけではない。

これがいまのところの僕の考えなのだが、ちなみに番組の内容はこんな感じだった。

前立腺手術で一台3億円のダビンチを使う東京医科大の吉岡邦彦医師。ダビンチを使って120件の手術経験あり。ダビンチを使うと、直径1センチ程度の傷が4つくらい、開腹手術の1/10の出血量ですむという。ダビンチは世界で1400台普及しているが国内ではまだまだの状況にある。

慶応大学の谷下一夫教授は、「ダビンチ」以上の能力を持つ手術ロボットの技術開発もできるだろうが、問題は医学と工学の連携不足だと語る。また医療機器の審査体制にも問題がある。医薬品医療機器総合機構では審査員が50人しかいない。2013年度には、人数を増やし、いま2年かかっている審査期間を14ヶ月に短縮を目指す。

東大・光石研究室でもロボット手術の研究開発を行っていて有名。「ダヴィンチ」よりも高性能な手術ロボットを目指している。「ダビンチ」は2ミリ程度が限界で内臓手術がもっぱらだが、東大光石研のロボットは1ミリ以下、0.3ミリ以下の血管縫合も可能であり、脳外科や眼科への応用も視野に入れる。10μ メートルの精度が出るため、微細手術ができる技術として海外と闘えるという。

また東大の土肥教授らは検査機器会社と共同で、超音波で得たデータをもとに広い範囲を3D映像で再現できる技術を開発。胎児治療などに有効だという。関節が4つのアームも開発中。だが研究段階で実用化は未定。

慶応の谷下一夫氏は、優れた技術をまとめあげる人がいないことを課題として挙げる。

いっぽうスタジオでは、日本の技術は素晴らしい、だが技術を売る戦略が必要、といういつものオチでまとめていた。

日本はどの技術でも、いつも同じ課題で躓く。これは要するに、各分野の技術まで分かれる前の、もっと根本的かつ基本的な共通部分に課題があることを示唆しているのだろう。



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