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引用元: 100年来の謎に迫る-体の極性を決める仕組みを解明しました。 — 京都大学.

切っても切ってもプラナリア。体長1、2cm程度で綺麗な水の流れのなかに住んでいる「プラナリア」は、再生能力が高いことで知られ、体を二つに切ると2体に再生する。体の極性をつくる仕組みがプラナリアを使った研究で知られる。京都大学の阿形研究室グループによって解明された。

同研究室の矢澤研究員は、脳が再生できない「nou-nashi遺伝子」を見つけ、それが頭から尾を再生した結果、脳ができないことを見出した。そして、その遺伝子は「ヘッ ジホッグ」と呼ばれるタンパク質の受容体をコードしていることと、「ヘッジホッグ」が頭から尾へとつながる神経で生産されていることを見出した。「ヘッジホッグ」が受容体に結合すると、尾が作られる。

「ヘッジホッグ」は神経を介して尾の方に輸送されている。体が切断されると、神経の尾側のほうからヘッジホッグが漏れることになる。それが受容体に結びつくと「こちら側に尾を作れ」という指令となって、体の後方に尾が再生される。

いっぽう、体の断片が短いと、「尾を作れ」と指令するのに十分な「ヘッジホッグ」が分泌されない。そのため尾ができなくなり、極性の転換(つまり頭ができる)が起こると考えられる。

人体やその臓器にも極性がある。この発見は今後、再生医療などで臓器を再生させるときの重要な手かがりになるという。

切っても切ってもプラナリア

著者/訳者:阿形 清和

出版社:岩波書店( 2009-06-04 )

定価:¥ 1,890

Amazon価格:¥ 1,890

大型本 ( 44 ページ )

ISBN-10 : 4000052454

ISBN-13 : 9784000052450