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実写版宇宙戦艦ヤマト「SPACE BATTLESIP ヤマト」の感想
これは2010年11月1日の日記の一部を転載したものです。
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▼実写版宇宙戦艦ヤマト「SPACE BATTLESIP ヤマト」の完成披露試写会のチケットがあたったので有楽町国際フォーラムへ。主演のキムタク含めてキャストと監督の挨拶があるとのことで、座席チケットとの引き換えの列が既にすごい行列。ヤマトに取り組んだ人の10倍はいて、こんなに入れるのかよと思ったが、すごいね国際フォーラムAホール。3,600人は入れるらしい。内訳はキムタクファンが7割、俺のようなヤマト好きのオッサンたちが3割といった感じ。上映後に行われた監督の舞台挨拶によれば、応募総数は10万枚以上で、けっこうな競争率だったらしい。
▼内容は、「もしキムタクが宇宙戦艦ヤマトに乗っていたら」という感じで、キムタクはやはりキムタク。ストーリーは、最初の映画と、「さらば宇宙戦艦ヤマト」と、朝日ソノラマから出ていた石津嵐氏による小説「宇宙戦艦ヤマト」の内容をくっつけて3で割ったような感じ。小説のほうは知らない人がけっこういるかもしれませんが、子供の頃にあの小説を読んだ僕は大ショックを受けました。そのくらいソノラマの小説のストーリーはアニメのストーリーとはぜんぜん違います。実写版のストーリーは、けっこうその3つをうまくバランスさせてるなという感じ。
▼さて。ストーリーはそれはそれでいいんだけど、見ていて一番引っかかったのは演出部分。ところどころアニメへの愛が感じられるシーンはあるだけに、なんだか残念だったのだが、とにかく話を急ぎ過ぎで、観客がまだノレてないのに話がどんどん前へ進んでいってしまう。タメがない。ヤマトはあっさり発進し、すぐに波動砲を撃ち、真田さんの説明もなくあっという前にワープする。「『待て』と伝えろ(by 沖田艦長)」と言いたいところです。
▼それとこれは終わったあとに観客があちこちで異口同音に語っていたことですが、BGMがうるさすぎで、台詞がろくに聞き取れない。観客の中にはヤマト世代じゃない人もいるわけで、基本設定も良く分からなかった人もいた模様。全体のトーンは、悲壮感もなければ、逆に勇壮な感じもなく、そしてアニメのヤマトに感じていたようなワクワクやドキドキ感、ロマンもない。オリジナルにあったような青春群像といっても、実写版キャストはほとんどが中年なので、そういう感じもなく、かといって渋みもないし、何しろみんな軍人っぽくもない。そもそもヤマトに乗り組む人たちを見送るシーンもないので「真っ赤なスカーフ」は合いません。そんな感じです。
▼前述のように、愛が感じられる部分は結構あちこちにちりばめられている。それがあるだけに、どうしてこういうふうにしちゃったのかなあといったところがとにかく気になった。実写版で作ってくれたことそのものは本当に嬉しいし、感慨があるんだけど……。ともかくスタッフたちの前のめり感がやたら強い映画でした。
▼あとはやっぱりあの音楽ですね、あれとあの(オッサン世代には)お馴染みのSEがないとやっぱり、ヤマトって感じしないんだよな。
▼というわけで、帰宅後、アニメのDVDを引っ張り出して見ちゃいました。いやこれはこれで、いま見るといろいろがっかりなんだけど。
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▼ところでヤマトのDVDはジャケットアートがひどすぎる。

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