森山和道

サイエンスライター。科学書の書評屋もやってます。

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2011.03.25 報道が減り始めた/火山と地震

with one comment

▼地震から2週間経った。地震・津波被害の報道が露骨に減って来た。ニュース番組ではもちろん震災と原発の話ばかりなのだが、それ以外の通常番組はほぼ通常に戻りつつある。

▼普通に電車や車で会社に出勤して仕事してる人たちは、この地震・津波・原発災害と被害にどのくらい興味・関心を持っているのだろうか。一日中家にいて起きている間ずっと報道に曝されていると、その辺の普通の感覚が分からなくなってくる。

▼夜、また菅直人総理大臣が記者会見を行ったが、何のメッセージも感じられなかった。これまでの会見全てにおいてそうだった。情報もメッセージも何もない。たぶんスピーチライターはいるのだと思うのだが、これはもうダメだろう。誰かは知らないが、スピーチライターを変えたほうがいい。

▼47ニュース 被ばくの3人、放医研へ 千葉の放医研で数日治療
▼時事 「線量計故障と思い作業」=放射能、原子炉水の1万倍−現場未確認「大きな反省点」

▼平成23年3月23日 福島第1原発状況  防衛省

▼朝日 1〜3号機の注水、真水に切り替えへ 腐食防ぐため
▼47ニュース 降下セシウムは核実験時代の3倍 「早く沈静化を」と専門家

▼産経 原発、明暗分けた津波対策 女川は避難所に

福島第1原発が多くの住民を故郷から引き離した半面で、女川原発には壊滅的被害となった女川町民が避難所として身を寄せている。2つの原発の明暗が分かれたのは福島第1原発では想定された津波の高さが約5・6メートルだったのに対して女川原発は9・1メートルに設定した立地のわずかな違いだった。

(中略)

固い岩盤上にある主要施設は海面から14・8メートルもの高さだった。地震の揺れは想定以下となる567・5ガルにとどまり、消波ブロックと芝生の斜面に阻まれた津波は主要施設に達することはなかった。「設計段階の津波と耐震の条件を満たした立地が津波被害を阻んでくれた」(東北電力)

 震災後の停電はなく、水の備蓄もあったため、女川原発は津波で壊滅的被害を受けた女川町民の救いの場所になった。原子炉等規制法で一般住民は許可なく原発敷地内には入れないが、人道上の配慮から開放され、最大で330人が事務建屋の別館と体育館に避難した。

▼ナショナルジオグラフィック 最新原発なら福島事故は無い?(1)

▼ブルームバーグ 原発作業員、震災後初の温かい食事 小名浜港停泊の「海王丸」で

3月23日(ブルームバーグ):東京電力福島第一原子力発電所で復旧作業にあたっている数十人の技術者が、航海練習帆船「海王丸」(全長110メートル)の船上で、震災後初めて温かい食事を口にし、ベッドで睡眠をとった。海王丸は21日、津波の被害を受けた小名浜港に入港した。

▼時事 グラドル高山智恵美、レスキュー隊長の父は「誇り」

福島第一原発で放水作業を行った東京消防庁ハイパーレスキュー隊の高山幸夫総括隊長について、ブログで自身の父親であることを公表したグラビアアイドルの高山智恵美が会見した。

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▼流通網は回復を始めた。いっぽうで東北地方で作られていた様々なものが欠品しはじめるということが都内でも起き始めている。だが取りあえず現地では、物流状況は好転に向かうはずだ。

▼産経 息吹き返した大動脈…東北・磐越道で規制解除、鉄道・港も急ピッチ
▼産経 在宅避難者の食料難深刻 商店休業“引け目”も
▼産経 被災者に無料でお風呂 鳴子温泉 ガソリン不足が足かせ
▼読売 仙台塩釜港に待望の大型フェリー、震災後初
▼47ニュース 東北新幹線4月全線再開へ 東日本大震災

▼楽天トラベル・GO!Japan〜旅で日本を元気にしよう!〜「東日本プロジェクト〜東日本エリア別営業情報〜
▼JR東日本 東北地方の運転再開状況 PDF

▼東武鉄道 東北地方太平洋沖地震の影響を受けられた方を対象に正社員採用を実施します
就職内定を取消された学生・生徒、または失業した方などを対象

▼毎日 <東日本大震災> 都が遺体の火葬協力 瑞江葬儀所で

3月26日から4月3日まで自治体からの申し込みを受け付ける。都によると、期間中は20基ある炉をフル稼働させて火葬し、遺骨は骨つぼの状態で自治体に引き取ってもらう。このため遺族らによる立ち会いはできない。

▼『津波災害』(岩波新書)の著者、関西大学社会安全学部教授の河田惠昭氏がNHKの「視点・論点」に出ていた。仮設住宅だけではなく、仮設市街を作るべきだと言っていた。

▼新刊。

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日経サイエンス 2011年 05月号 [雑誌]
日本経済新聞出版社 (2011-03-25)

▼朝日 震災後、全国13の活火山が活発化 専門家「注視」

地震が増えた活火山は、関東や中部地方の日光白根山、焼岳、乗鞍岳、富士山、箱根山。伊豆諸島の伊豆大島、新島、神津島。九州の鶴見岳・伽藍岳、阿蘇山、九重山。南西諸島の中之島、諏訪之瀬島。気象庁などによると、多くは11日の巨大地震直後に周辺の地震が増え、現在はいずれも減少傾向にあるという。

(中略)

今回の地震では、今のところ、噴火の前兆にあたる地殻変動や火山性微動は観測されていないが、巨大地震後に火山の活動が活発になることは、珍しくない。

(中略)

過去には東海、東南海、南海地震が連動した1707年の宝永地震(M8.4)の49日後に、富士山が大噴火を起こした例がある。2004年のスマトラ沖地震(M9.1)では、地震後の数カ月間に周辺の10以上の火山で地震が活発化、1年4カ月後にはインドネシア・ジャワ島のメラピ山が噴火した。

▼ある程度、火山が刺激されるのは別に専門家じゃなくても誰でも分かる。火山の分布は地震の分布と重なっているのだから。研究者が火山活動を注視するのは当たり前だ。東北日本のいわゆる火山フロントが実際どうなるのか、というよりも、これまでどうだったのかが気になる。

▼検索すると、こういうのが出て来た。東北日本における火山噴火および内陸地震(M≧6.2)と三陸沖の巨大地震(M8クラス)との 時間的関連性について
「巨大地震発生後2 〜 3 年間の静穏な期間」があって、その後、「3 〜 4 年間の再び活動が活発化する時期」があるという。

▼これから数年の余地があるとも言えるのかもしれない。それと、火山は地震と違って本当にいきなり噴火したりはしない。必ず前兆がある。

▼北海道新聞 8カ月前から電波異常 北大研究グループ観測 「地震前兆の可能性」

観測したのは、地震の予知に取り組んでいる北大地震火山研究観測センター研修支援推進員の森谷武男博士(元北大助教授)のグループ。2002年から、ふだんは200キロ以上離れた場所や山などの障害物がある地域では受信できないFM放送向けのVHF帯(超短波)が地震発生前になると、到達しない地域にまで届くようになることに注目。「地震発生前の岩盤破壊で電磁波が発生し、その影響で電波が散乱する」との仮説を立て、道内11カ所に観測用アンテナを設けて電波の変化を観測してきた。

(中略)

ただ、地震発生と電磁波、電波との関係は科学的に証明されておらず、懐疑的な研究者も多い。大学教授らでつくる地震・火山噴火予知研究協議会(東京)の森田裕一企画部長は「大事なのは地震発生前に電磁波が出るメカニズムや、電波に影響を与えるプロセスを解明すること」と指摘する。森谷さんは「実績を積み重ねることで予知の道が開けると信じている」と話している。

▼電磁波異常で云々の人たちがコメントを出したのはこれが初めてだろうか。残念ながら。

▼ナショナルジオグラフィック マントルから初の直接サンプル採取へ
▼ナショナルジオグラフィック 新発見、牙のような剣歯の古代草食動物

▼Google Chrome 拡張機能 > 東京電力の電力使用状況
▼日経BP みずほ銀行のトラブル、「発端は義援金口座」と金融庁に報告

▼@nifty 東北地方太平洋沖地震・首都圏帰宅ログ
▼@nifty 高いものの値段しらべ

Written by 森山和道

3月 26th, 2011 at 9:05 am

Posted in 日記

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