森山和道

サイエンスライター。科学書の書評屋もやってます。

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大人の科学マガジン「テオ・ヤンセンのミニ・リノセロス」発売

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大人の科学マガジン、「テオ・ヤンセンのミニ・リノセロス」が発売されました。
価格は3,500円。

ふろくは「テオ・ヤンセンのミニ・リノセロス」。「テオ・ヤンセンのミニビースト」に続くテオ・ヤンセンシリーズ第2弾。

大分市で7/9-9/30日まで行われている「テオ・ヤンセン展」に合わせて刊行されたものです。

大人の科学マガジン Vol.30 (テオ・ヤンセンのミニビースト) (Gakken Mook)
学習研究社 (2011-01-14)
売り上げランキング: 703

僕も早速組み立てました。

ぶおーという音は、ドライヤーの冷風を送っているからです。

「ミニ・ビースト」も途中でゲスト出演。
動き自体は「ミニ・ビースト」のほうが軽快です。
「ミニ・リノセロス」の動き方は重量級です。

この動画では風を後ろから送ってるかたちになってますが、実はこのふろくのファンは、向かい風でも追い風でも同じ方向に回転します。ですから、どこから風を受けても歩く方向は同じで、向かい風に向かって歩かせることもできます。ぜひやってみて下さい。

本誌は76ペ ージ。これは「別冊」なので少し薄いです。

中にはもちろん、「ふろく」の改造例などの記事もあります。
特に、株式会社ランドマックの菊池俊雄氏による「ミニ扇風機を使ったメルヘン馬車」は傑作。見た瞬間、「あっ」と思いました。

さて私は、本誌のうち14ページ、原稿を書かせてもらいました。

  • 山中俊治のデザインと機構学の話 ミニ・リノセロスはどうして生き物のように動くのか?
  • 見た目だけじゃない! 動物ロボット図鑑

の2点です。

「山中俊治のデザインと機構学の話」は、工業デザイナーで慶応義塾大学SFC教授でもある山中俊治氏による、テオ・ヤンセン作品のミニ解説と、ものづくりにおいて気をつけるべき点がやさしく語られています。

話をまとめさせてもらったこちらとしては、内容ももちろんですが、山中さんのやさしい語り方をできるだけそのまま活かすことを心がけました。写真や山中さんのスケッチも綺麗です。

「見た目だけじゃない! 動物ロボット図鑑」は、動物になぞらえて作られたロボットの紹介です。東工大や中央大学、茨城大、スタンフォードなど、主に大学のロボットが紹介されています。「大人」向けなのでちょっと文字は多めですが、昔の雑誌にはよくこんな特集があったことを覚えていらっしゃる方もいると思います。

僕も少し懐かしい感じがしました。取材中にも、ほんと、昔はこういう記事がいっぱいあって、僕らはこういう記事を読んで育ったんだよなと思いました。

「鳥やチョウとか、羽ばたき系がないじゃないか」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、それら「飛びモノ」に関しては「大人の科学マガジンVol.31 羽ばたき飛行機セット」(2,400円)をご覧下さい。

このほか本誌には、「魚ロボット」で知られる海洋楽研究所の林正道氏や、沖縄工業高専機械科の学生たちが作った「スケルトニクス」の記事なども掲載されています。どちらも僕も一度見てみたいと思っています。

ぜひ、お子様といっしょにご覧下さい。

ちょうど一年前に出た「大人の科学マガジンVol.28 二挺天符式和時計」にも書かせてもらってます。こちらもどうぞ。

大人の科学マガジンVol.28(二挺天符式和時計) (Gakken Mook)
学習研究社 (2010-07-28)
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Written by 森山和道

8月 5th, 2011 at 3:00 pm

2010.12.08 サイト・リニューアル、あかつき、テオ・ヤンセン展

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▼「NODE」をWordPressで運営し始めて一年。遅ればせながら、ウェブ日記とトップページを統合して、サイト全体も全面的にWordPressで運営することにしました。ウェブ日記、お知らせ、その他これまでに書いた原稿のアップなどを全部まとめてトップページ(http://moriyama.com/)に回します。これまでのページもそのまま残しますが,今後はブログ形式で運営していきます。
これまでのURL(http://moriyama.com/diary/2010/diary.htm)での日記も12月中は続けますが、2011年以降は更新しない予定ですので、ブックマークそのほかはトップページに移して頂ければ幸いです。長年お世話になっている読者の皆様は御存知のとおり、これまでには一年に一度,ブックマークの更新をお願いしていました。ですがその手間は今後はなくなる予定です。
▼人にお会いすると、ときどき「ブログ見てます」と言われることがあったのですが、言われるたびに「ブログはやってないんだけどなー」と思ってました。これで名実ともにブログです。今後もよろしくお願いします。

▼さてあとは普通の日記。


金星探査機「あかつき」は残念ながら金星を周回する軌道への投入に失敗。6年後に再びチャレンジする予定とのことだが、Twitterで見ていると状況は厳しいらしい。金星の「スーパーローテーション」の謎解明には個人的に大いに期待していたので本当に残念。
▼AstroArts 「あかつき」、金星周回軌道投入ならず
▼毎日 あかつき:逆噴射直後に姿勢崩す 軌道投入失敗
▼朝日 エンジン噴射中に衝撃、想定外の回転 探査機あかつき
▼工学的には、また軌道投入の実験ができる、と思うこともできなくはないだろうが理学系はそうもいかない。この手の失敗の話を聞くたびに、これで卒論/修論/博士論文を書こうとしていただろう学生たちは本当に気の毒だなと思う。実際,どうするんだろうか。

▼夕方から「ロボコンマガジン」編集長のお供としてお台場の未来館で「テオ・ヤンセン展」のプレス公開に。2009年の日比谷パティオでの展示との違いは、会場そのものが大きいので、より大きな「ビーチアニマル」がいること。うち一体「シアメシス」は世界初公開。
▼そして今日はテオ・ヤンセン御本人が会場にいた。ご本人は至って気さくな感じで、歩き回りながら取材陣からの様々な質問に応えてくれた。取材時間の終わりが来たときにも「紳士淑女の皆さん。今日はおいで頂き有り難うございました。楽しい時間を過ごせました」といった意味のことを(英語で)語り,すっと一礼。スマートな人だった。

テオ・ヤンセン展

テオ・ヤンセン展

▼いっぽうでフジテレビが主催に入っているせいか、動画撮影がいろいろ制限されたのは残念。会期は12/9日から2/14日まで。入場料は1,200円。大きなビーチアニマルのデモは一時間に一回程度とのこと。自分で動かせるものもあります。
▼もう一つ、会場内の「ビーチアニマル」たちもさることながら、工作ゾーンで流されていた昔のテオ・ヤンセン氏の様子をおさめたビデオの内容が面白かった。ビーチ・アニマル以外にもいろいろなモノを作っていた人なんだということを、恥ずかしながら初めて知った。竹西編集長と見入ってしまった。
▼その工作ゾーンを中心にイベント全体の「協力」もしている実際に風で動く「ミニビースト」が次号のふろくに付く、学研「大人の科学マガジン」編集部の人たちも会場に来ていた。いつも小さい媒体としか仕事してないせいか、こうやって見ると大所帯だなあと思ったりした。

▼新刊。

  • 『はやぶさ、そうまでして君は 生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話』(川口淳一郎/宝島社)
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  • 『深海魚 生物ビジュアル資料』(宮正樹ほか/グラフィック社)
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  • 『数学をいかに使うか』(志村五郎/ちくま学芸文庫)
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  • 『カオスとフラクタル』(山口昌哉/ちくま学芸文庫)
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  • 『未来を創る情報通信政策 世界に学ぶ日本の針路』(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター/NTT出版)
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  • 『ケータイ社会白書 2011』(NTTドコモ モバイル社会研究所/中央経済社)
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  • 『生き残るメディア 死ぬメディア 出版・映像ビジネスのゆくえ』(まつもと あつし/アスキー新書)
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  • 『ガンプラ開発戦記 誕生から大ブームまで』(猪俣謙次、加藤智/アスキー新書)
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▼時事 くじの期待感、ドーパミンが関与=依存症治療に貢献も—放医研など
▼毎日 呪いの鉛板:レバノン古代遺跡で発見 京大など調査団
▼BARKS 岡本夏生、家4軒の家賃収入で10年間生活していた
▼@nifty 最寄り交通機関から徒歩2時間の温泉
▼【ポピュラー・サイエンス・ノード】本日現在購読申込者数:6,402。

Written by 森山和道

12月 9th, 2010 at 3:46 am