森山和道

サイエンスライター。科学書の書評屋もやってます。

Archive for the ‘クマムシ’ tag

[サイエンス・メール] 堀川大樹 氏 インタビュー 目次

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【堀川大樹(ほりかわ・だいき)@パリ第5大学 博士研究員】

研究:クマムシの極限環境耐性に関する研究

ホームページ:
http://d.hatena.ne.jp/horikawad/
http://www.mag2.com/m/0001454130.html

参考になる書籍など:
『クマムシ?!』(岩波書店)
『クマムシを飼うには』(地人書館)

堀川大樹さんは若きクマムシの研究者。NASAでの宇宙生物学研究を経て、現在フランスで研究中です。最近はブロガーとしても有名で、「ナショナルジオグラフィック」などにもインタビューが掲載されています。
研究者としての活動のかたわら、研究対象であるヨコヅナクマムシを元にしたゆるキャラ「クマムシさん」( http://www.kumamushisan.net/ )を自ら描き起こして展開するといった多才な方でもあります。
今回のインタビューは堀川さんが日本にお帰りになったときにお話を伺ったものですが、実は最初にコンタクトを頂いたのは私ではなく、堀川さんのほうからでした。実は私のほうも堀川さんが帰国なさるということは知っていたので、ご連絡しようかどうしようか迷っていたところに、ちょうどメールを頂いたような次第でした。堀川さんが出しているメルマガ「むしマガ」に、本誌とは逆、堀川さんから私へのインタビューが掲載されているのはそういう次第です。
今回のお話は、研究内容だけではなく、研究を一般に伝えるということ、また「研究者」という職業人の、新たな生き方や収入源を模索したものになっています。(編集人)


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  • 第1回 2012/07/26日 配信
  • [01: 放射線耐性生物は、なぜ放射線に強いのか ]
    [02: 酸化ストレス耐性の調べかた ]
    [03: ヨコヅナクマムシは、もともと酸化されにくいタンパク質でできている? ]

  • 第2回 2012/08/02日 配信
  • [04: 本当はフィールド系の研究をしたいと思っていた ]
    [05: 卒論テーマが決まっていなかった大学4年の夏 ]
    [06: ベンチャー企業のPV撮影でクマムシに出会い、「フィーリングがバシッと」 ]

  • 第3回 2012/08/09日 配信
  • [07: 何をやるか分からなくても「とにかくクマムシだ」 ]
    [08: 自転車でクマムシを探し、「いろは」を学ぶ日々 ]
    [09: 「ツメボソヤマクマムシ」発見 ]

  • 第4回 2012/08/16日 配信
  • [10: クマムシの分類の基本は「咽頭」の幅と縦の比 ]
    [11: インドネシアのクマムシにも凍結耐性がある、ということは ]
    [12: ネムリユスリカの研究室に居候 ]

  • 第5回 2012/08/23日 配信
  • [13 : 当初は慶応の鈴木先生のオニクマムシ飼育系を使おうと思っていた ]
    [14: 愛と職人芸と執念でオニクマムシの飼育に専念するが…… ]
    [15: 吐血して寝込み、「溶けた巨大なオニクマムシが天井から降る」夢を見る ]
    [16: クマムシも高放射線を浴びると寿命の短縮と不妊化が起こる ]

  • 第6回 2012/09/06日 配信
  • [17: オニクマムシの放射線耐性 ]
    [18: オニクマムシとは別れたものの…… ]
    [19: ヨコヅナクマムシが藻類で増えることを発見し「鳥肌が立つ」 ]
    [20: 極限環境動物のモデル動物を目指す ]

  • 第7回 2012/09/13日 配信
  • [21: ヨコヅナクマムシが生む卵は一生で8個 ]
    [22: 「YOKOZUNA-1」誕生 ]
    [23: 日本国内ではポスドク余り、そこでクマムシでNASAに ]
    [24: 「素人発想」で宇宙生物学とクマムシを結びつける ]

  • 第8回 2012/09/20日 配信
  • [25: 新参者として参加した宇宙生物科学学会で認められた ]
    [26: 国内全滅で「研究者をやめよう」と思ったところからNASAへ ]
    [27: クマムシの火星シミュレーションチャンバーでの生存実験 ]

  • 第9回 2012/09/27日 配信
  • [28: クロレラ工業のクロレラでないと増えなかった ]
    [29: 紫外線の作用とガンマ線の作用は違う ]
    [30: エピジェネティックな影響は ]
    [31: 耐性のポイントは細胞膜の構造? ]

  • 第10回 2012/10/04日 配信
  • [32: 抗酸化の役割は様々な分子が担っている可能性が高い ]
    [33: 直接的に死に繋がるのはDNAよりむしろ膜? ]
    [34: 王道以外の研究者の道、「フリーサイエンティスト」の模索 ]

  • 第11回 2012/10/11日 配信
  • [35: クマムシでは研究費は取れない ]
    [36: 餌のクロレラはフェデックスでアイスパックと同梱配送 ]
    [37: クマムシの魅力は「かっこいいし、かわいい」ところ ]
    [38: クマムシが周囲が乾燥しはじめることを知るのは酸素濃度かも ]

  • 第12回 2012/10/18日 配信
  • [39: あと2年の間にクマムシの抗酸化作用の秘密を探る ]
    [40: クマムシ細胞の膜は乾燥時には綺麗に折り畳まれているかも ]
    [41: 一瞬で起こる凍結から細胞を守る仕組みは物理的な「何か」か ]

  • 第13回 2012/10/25日 配信
  • [42: 研究者も自前「人件費」さえ確保できればずっと研究できる? ]
    [43: フランスの研究をめぐる状況は日本よりも厳しい ]
    [44: 新しい研究者のロールモデルを作りたい ]
    [45: クマムシの知名度は日本で圧倒的に高い ]
    [46: サイエンスの面白さは国に依存しない ]


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Written by 森山和道

1月 4th, 2013 at 5:22 pm

サイエンス・メール 國枝武和-10 分子動力学シミュレーションでクマムシを再現しないと納得できないかも

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メールマガジン「サイエンス・メール」では、クマムシのゲノム解析を通じて乾眠メカニズムの解析を行っている東京大学大学院 理学系研究科 生物科学専攻 助教の國枝武和氏の話を配信中。

12/9日は第10回を配信しました。

本文より抜粋

[39: クマムシの耐性遺伝子の他の生物への導入の可能性 ]

○あと、たぶん素朴に考えられるのは、クマムシのDNAをほかの生き物にぶち込んでやって、耐性を持つようになるのかという見方もあると思うんですけど、そういう可能性はどうなんですか。

■遺伝子を導入してということですよね。

○はい。センチュウとかに。

■ええ。いきなり完全にというのは無理だと思うので、耐性に関係がありそうなのをちょっとずつ足していくと、そういうことがあるのかなと思っています。

○はい。そういうのはどうなのかと。

■ただ、あの耐性が1つの遺伝子で付与できるとは、とてもじゃないけど思えない。なので、どういう遺伝子を入れたらいいのかをピックアップしないといけないんでしょうね。
いきなり遺伝子の組み合わせを、iPS細胞みたいに「この4つ!」とかいうふうに決めるのは無理なので(笑)。

○あれは運も良かったらしいですね(笑)。

■だから、関係ありそうなやつを一個一個ピックアップしてきて、それを組み合わせて、さらに足りないものは何かというのを探すとかいうやり方になるのかなと思いますね。
それももちろんやりたいというか、できたら本当にすごいことだと思いますけどね。

○そうです。乾眠する任意の細胞を作れるかもしれない。

■最初は取りあえず細胞でいいかなと思っています。培養細胞に入れていけばいいのかなと。

○なるほど。そう考えればそうですね。

今週の編集後記は

  • サイトリニューアルのお知らせ
  • ヒ素を使える微生物に関する議論
  • 金星探査機「あかつき」の軌道投入失敗と惑星気象学
  • スペースXの「ドラゴン」打ち上げと回収成功、イーロン・マスクについて

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Written by 森山和道

12月 9th, 2010 at 5:22 pm