森山和道

サイエンスライター。科学書の書評屋もやってます。

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書評 『いつか僕もアリの巣に』

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Z会「AZEST」 2009年 原稿

いつか僕もアリの巣に
(大河原恭祐 著 ポプラ社 ISBN:978-4-591-10181-0、1,400円(税別))

世界最大のアリの巣は北海道・石狩海岸にある。距離にして10km、少なくとも数千万匹のアリがいると見られるという。

アリは身近な昆虫だが、世界にはいろいろな種類のアリがいる。イネばかり食べるアリもいれば、肉食専門のアリもいる。体を蜜の貯蔵タンクにしてしまうアリもいれば、中には敵をやっつけるため腹を膨らませて飛び散って特攻するアリまでいる。

この本はアリの生態の研究者によるアリの本だ。アリには無限の謎があると著者は語る。たとえばアリは社会性の昆虫だ。働きアリは自分では子供を生まず、巣のために働く。なぜそんな行動が進化したのか? アリを通して研究の考え方だけではなく、研究者とはどういう存在で、ふだん何をしているのかも分かる一冊だ。

いつか僕もアリの巣に
いつか僕もアリの巣に
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大河原 恭祐
ポプラ社
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Written by 森山和道

12月 13th, 2010 at 3:58 pm

Posted in レビュー,仕事

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