森山和道

サイエンスライター。科学書の書評屋もやってます。

NEDO「災害対応無人化システム研究開発プロジェクト」の成果ロボットを発表

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NEDO 最先端災害対応ロボット技術の開発成果を公開 過酷な災害現場での作業を想定

人間が入り込めないような過酷な災害現場で災害状況の把握や機材の運搬、復旧活動を行うためのロボット技術の開発に取り組んできたNEDOの「災害対応無人化システム研究開発プロジェクト」が今年度で完了、開発した9分野のロボット技術を千葉工業大学・芝園キャンパス内の共同研究施設で公開しました。

ロボット技術は、自然災害や原子力災害、産業施設全般の事故や災害などを想定して開発されたもので、プロジェクト終了後は委託先の企業や大学等が災害現場での実用性を高めるための課題に取り組む予定です。

東日本大震災(2011年3月)以降、様々な災害現場に対応可能な汎用性、迅速に投入可能な機動性、過酷環境下での耐久性等の課題があることが明らかとなりました。また、様々な災害や重大事故等に対し、我が国の災害対応ロボットの技術水準のより実践的な向上を図り、災害対応技術の強化を図るとともに、実際の被災現場における有効な対応手段として活用することが必要となっています。

そこで、NEDOでは、平成23年度から、災害や重大事故等によって家屋、産業・公共施設等が被災し、作業員の立ち入りが困難となった状況において、速やかに状況把握、機材等の運搬、復旧活動を行うための災害対応ロボットの開発として「災害対応無人化システム研究開発プロジェクト」を実施してきました。

というわけで、公開されたロボットのデモを見てきました。
記事はオーム社「ロボコンマガジン」に執筆する予定です。
取りあえず動画をご覧下さい。

千葉工大のロボット。

三菱重工業「狭隘部遠隔重量物荷揚/作業台車」

東芝「水陸両用移動装置」

サイバーダイン「災害対策用ロボットスーツHAL」

東芝「スーパーリフター(重量物ハンドリング遠隔操作荷揚台車)」CG

詳細は、オーム社「ロボコンマガジン」に。

開発期間一年ということで仕方ない面もあるのですが、やっつけ仕事的な部分というか、詰めが甘いところがあるのが目につきました。

それと、もう一つ残念なことは、今回のプロジェクトは東芝・日立・三菱重工業が共同でやっていて、NEDOは「オールジャパン」という言い方をしてましたが、実際には、これならあの会社のあれのほうが良いんじゃないかなあと感じてしまう部分があったこと。素人目で見てもそう思うんだから、プロの目で見ればもっとあるんじゃないかな。本当の意味でオールジャパンで、あるいは日本国内に捉われず、世界から技術を集めて原発事故に取り組んでもらいたかった。

もっとも、NEDOはそもそも原発関連の技術開発ができないところなので、残念にさらに輪をかけて残念な状況があるわけですが。

いつやるか? 今でしょ!
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Written by 森山和道

2月 21st, 2013 at 2:27 pm

Posted in ロボット

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