森山和道

サイエンスライター。科学書の書評屋もやってます。

2011.03.17 広域複合大震災

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▼僕は書評屋だが、地震以来、本をまったく読んでいないことに今頃気がついた。本、今は売れないだろうな。

▼民放は15日夜あたりから徐々にバラエティやドラマの放送を復活させている。11日の日記で書いたように、私は地震のときにはTBSで『3年B組金八先生』の再放送を見ていたのだが、今日テレビのチャンネルを変えたら、たまたまその続きをやっていた。有名な「愛の授業」の回。こんなに普通に「授業」だったんだな、ということに驚きを感じながら見た。

▼オリコン ACジャパン、公式サイトに謝罪文「非常時に対応できるようには作られておりません」
▼ACが謝るようなことだとは思えないが。
▼TBSでは避難所の人たちからのメッセージを番組の合間に流している。自分たちの安否を知らせ、知人の安否情報を求めるためだ。TBSでも伝言ゲームのように安否を伝えてほしいと言っていた。あれをCMの代わりに全放送局で流したほうがいいのではないだろうか。

▼「ケンミンショー」はこれまでのものの編集&再放送。どうせなら今だからこそ東北の番組が見たかった。

▼「サイエンス・メール」を発行。迷い、いろいろ考えたのだが、今回は震災特別号とした。

▼福島第一原発では3号機と4号機の使用済核燃料が危険な状態が続いている。午前中、特に建屋が壊れている3号機に対して自衛隊ヘリによる散水が行われた。7.5トンの水を合計4回投入。空中からの散水はあまり使用済核燃料の貯蔵プールに入らず、効果はなかったようだ。午後には警視庁機動隊の高圧放水車を使った地上からの放水が行われたが、放射線量が高く中止された。

▼朝日 陸自ヘリ、水投下4回で終了 今後は陸上から放水
▼時事 消防車の4倍の能力=警視庁高圧放水車−福島原発
▼毎日 福島原発:綱渡りの放水作戦 被ばく基準、急きょ変更
▼読売 「陸自ヘリ隊員どうか無事で、そして効果を」

▼毎日 東日本大震災:送電一部回復へ…1、2号機に外部から

▼スポニチ チェルノブイリ封鎖と同型…三重の会社が放水ポンプ車提供申し出

ポンプ車はドイツのプツマイスター社製で、全長約15メートルのトレーラー型。車載アームを使い、高さ約50メートルまで放水、機体から約100メートルの距離で遠隔操作できる。生コンクリートの圧送では毎時約150立方メートルを放出できるという。

Putzmeister M52。中央建設株式会社と思われる。こんな機械。

▼避難所では今も大変な困難が続いている。

▼時事 死者・不明1万5千人超す=18日で発生1週間—避難39万人・東日本大震災
▼読売 地震から1週間、死者・不明者約1万5000人

▼朝日 避難所など震災関連死27人 医療設備不足や寒さ響く

▼読売 火葬場稼働できず…宮城県、土葬容認へ

宮城県では死者数が「万人単位になることは間違いない」(竹内直人・県警本部長)とされる。だが、地震による被災や燃料不足、停電などで、火葬場は稼働できず、遺体の腐敗が深刻化している。

 墓地埋葬法では、土葬は市町村長の許可を受ければ可能だが、公衆衛生の観点などから同県内ではほぼ全ての市町村が内規などで禁止しているという。このため、被災市町村から「どのように対応したらいいか」という照会が相次いでいた。

 マニュアルは、土葬の慣習が残る奈良県に問い合わせて作成。

▼仙台港が一部使えるようになり、早速救援物資が運びこまれた。すぐさま船が着岸したということは、使えるようになる前に出航していたということだろう。
▼鉄道も動きはじめ、タンクローリー40台分以上を一度に運べるタンク貨車が動きはじめた。
▼米軍なども協力して滑走路を一部使えるようにした仙台空港も24時間離着陸が可能になった。

▼毎日 高速道無料化:実施見送りへ 東日本大震災復興の財源に

▼被災地の負担を軽減するため、各都道府県で住宅の提供、支援物資の市民からの提供受け入れが始まっている。たとえば和歌山県では支援物資はまず飲料水、カップ麺、ウエットティッシュ、使い捨てカイロなどを箱で、被災地での仕分けのため、箱に中身は1種類とし、品物名・数量を側面全てに明記と呼びかけている。

▼毎日 東日本大震災:被災者に住宅206戸無償提供 名古屋市/愛知
▼朝日 石川県 県営住宅を提供 金沢市営住宅も
▼中日 静岡 被災者受け入れ 県と各市町が公営住宅提供
▼産経 【東日本大震災】奈良旅行中の男性、津波で自宅失いそのまま県営住宅へ

▼患者の受け入れも始まっている。しかしながら東京でも流通の問題による物資の不足の危機が迫っているという。
▼産経 安堵と不安入り交じり いわき市の透析患者410人都内に避難

▼市民レベルのサポートも続いている。
▼ITmedia 「被災者に毛布を」Twitterで呼びかけ、2時間で250人分届く
▼中日スポーツ ジャニーズ電源車、札幌出発

同事務所によると、札幌から電源車と軽油2000リットルを積んだタンクローリーがこの日、本州に向けて出発した。東京には電源車1台と11トントラック5台が待機中で、水などの救援物資を運ぶ予定。電源車は1台で一般家庭80−100世帯分の電力をまかなえるという。

▼被災地からの報告 阪神震災とは違う実情

▼経済では円が急騰。一時、76円台になった。もちろん最高値である。まだ円高になる可能性が高い。
▼時事 円急騰、最高値を更新=16年ぶり、一時76円台−国内景気、腰折れ懸念

95年に付けた最高値が、阪神・淡路大震災の約3カ月後だったことも市場の円買い連想につながったとみられる。市場関係者の間では「円高がもう一段進んでも不思議ではない」(邦銀筋)との見方も多い。

▼みずほ銀行のATMが全店で復旧。ところがその直後にまたダウンした。みずほのシステムは地震以前からダメ過ぎ。

▼さらに今日は寒かったために、暖房で電力需要が増加、電力供給が逼迫。
▼読売 予測不能の大規模停電の恐れ…経産相が緊急談話
▼経済産業省 海江田経済産業大臣談話・声明

▼この結果、電車も本数減、新幹線も節電のために減速運転。ぎりぎりで大規模停電は回避された。
▼毎日 計画停電:大規模停電、薄氷の回避 鉄道各社が協力

寒さの影響で、午前9〜10時の平均需要は3330万キロワットと、供給能力の3350万キロワットの99.4%に迫り、14日からの計画停電で初めて、対象地域全1440万世帯の電気を止めた。午前中に停電した計599万世帯については夕方にも、同日2回目の停電を実施。停電世帯は延べ1820万世帯に達した。

▼日経 森ビル、「六本木ヒルズ」発電電力を東電に供給
▼毎日 東電:ガスタービン発電所を新設 藤本副社長が方針

▼朝日 震災の揺れは6分間 キラーパルス少なく 東大地震研

東日本大震災を起こした地震の揺れが東日本全体で約6分間続いたことが、東京大学地震研究所の古村孝志教授らの解析でわかった。「キラーパルス」と呼ばれ、木造家屋に大きな被害をもたらす周期1秒前後の揺れは地震の規模の割に少なかった。海岸付近の家は、倒壊は免れたものの、直後の津波で流されたようだ。

 防災科学技術研究所(茨城県つくば市)が全国展開している全国高密度強震計地震計(K—net)のデータが地震直後から使えなかったが、16日に復旧して解析が可能になった。古村教授らは、全国1800カ所のデータを使って、揺れの状況を調べた。

▼サーチナ <東日本大地震>原子炉の核分裂抑制するホウ酸、日本に53トン緊急支援

▼徐々に、だが確実に、様々なところに3次、4次的な影響が出始めている。多くの中小企業や商店が潰れる可能性がある。雑誌はもちろん、出版社自体も。
▼ウォールストリートジャーナル 震災の打撃に立ち向かうレストラン業界
▼産経 東日本大震災 就活にも不安 大学窓口などに相談し備えを

▼毎日 東日本大震災:電源の燃料尽き魚類など絶望 福島の水族館

東日本大震災で停電した福島県いわき市小名浜の水族館「アクアマリンふくしま」で、急場をしのいでいた電源の燃料が尽きた。海獣など一部は首都圏の水族館に運んだが、魚類、熱帯系植物など計22万点はこのまま死ぬ可能性が高い。県生涯学習課の吉田清一主幹は「かわいそうだが今は人命が大切。燃料調達は当分あきらめなければ」と話している。

▼上野経済新聞 上野動物園、地震による被害無し 福島からカワウソの受け入れも予定

▼何も足さない、何も引かない 単3電池から単1電池を作る方法

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Written by 森山和道

3月 18th, 2011 at 8:39 am

Posted in 日記