森山和道

サイエンスライター。科学書の書評屋もやってます。

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サイエンス・メール

  • PC Watch 森山和道の「ヒトと機械の境界面」
  • ヒューマンルネッサンス研究所 森山和道のインサイトコラム


  • Written by 森山和道

    12月 4th, 2010 at 1:48 pm

    Posted in お知らせ

    大阪と名古屋にもソフトバンクPepperが登場

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    産経新聞

    ソフトバンクが開発した人型ロボット「Pepper(ペッパー)」が18日、大阪駅北­側のグランフロント大阪(大阪市北区)に入る携帯電話販売店で「店員」としてデビュー­した。6月5日の発表以降、首都圏以外でのお披露目は初めて。

    (中略)

    同社は首都圏の販売店計12店舗にペッパーを置いている。この日からは大阪市と名古屋­市の1店舗ずつに配備。全国で店舗数を増やし集客増を狙う。

    大阪と名古屋の後も順次増えていくとのこと。
    まだ見られない地域の人たちも、ソフトバンクの案内サイト:Pepperがソフトバンクショップにやってくるを定期的にチェックしてみると良いと思います。

    都内に既に配置されている、ショップ用のPepperの中のプログラムも改良されていくと良いのですが。
    見えない改良は日々行われているみたいですが、見える改良も。

    Written by 森山和道

    7月 20th, 2014 at 6:20 pm

    Posted in ロボット

    iPhoneを使う教育用ロボット「ROMO」 ハッカソンイベントも

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    対象年齢8〜12歳の教育用ロボット「ROMO」。
    iPhoneまたはiPod touchに専用アプリをダウンロードして、
    クローラ付きの本体にセットして使う知育ロボットです。

    日本では、ルンバを販売しているセールスオンデマンド社が代理店になって販売開始しました。
    価格は1万4500円。
    2014年7月24日頃から出荷予定。

    このROMO、基本的に子供向けの知育ロボットなので、設定があり、
    宇宙からやってきたROMOに対して、
    子供たちが命を吹き込んであれこれやらせる、という体になっています。

    実際の基本的な使い方というか(子供と一緒の)遊び方はこちらのブログに詳しいです。

    知育ロボット「Romo(ロモ)」が我が家にやってきたので、5歳の娘とともに一緒になって遊んだ様子をレビューしてみる

    この方の、

    ルンバが掃除をするという機能をもって家庭に導入されたロボットだとすると、Romoの機能は「親子が一緒に考える時間を作る」ことなのかもしれません。

    という感想には「なるほどな」と思いました。

    教育用ロボットに限らず、もともとロボットは、「3者関係」が生まれたときに面白いものだと思うんですよね。
    ロボットと自分だけではなく、自分以外の誰かあるいは何かがロボットと関わっているのを見て、それを楽しむ。
    あるいはその時間を楽しむ。
    これまでの取材を通して、家庭向けのロボットには大なり小なりそういう性格が必要かなと感じています。

    さてRomoはSDKを公開しており、独自アプリを開発できます。
    そのハッカソンが7/13日に目黒で行われ、ちょっとだけ覗いてみました。

    ROMOハッカソン

    「ROMOを使った目覚まし時計を作る」というのがお題で、
    2/3くらい発表を見せて頂いたのですが、

    寝顔を撮っていく。激しく動く。顔認識すると逃げようとする。鉄道目覚ましインスパイア。釣りゲーム。ヒモ付き。踊る。3回当てないといけないクイズ。車輪回転音でレリゴー。微妙に押しにくく動く。他の人に起こしてもらう。強く息を吹きかけると止まる。止めると天気や交通情報を教えてくれる。同僚がチャットで起こしてくれる。逃げてしまう。寝てる人をどつく。審査員の池澤さんの声で起こす。13秒以内に起きないと社長に電話する。妖怪ウオッチの動画を見たら踊ってしまう子供を使って起きる。猫風の動き。開発中のプログラマーを起こす。3DSのブラウザから操作。

    などなど、いろんなアイデアを実装していました。

    これからはロボットの世界でもSDKを公開してアプリをサードパーティに作ってもらって……というビジネスモデルが主流になりそうですが、仕事でやってもらうにしろ趣味でやってもらうにしろ、既に開発者の奪い合いが始まっているように思います。どれだけ魅力的なハードウェア、ソフトウェア、コミュニティを用意できるかが勝負の鍵になりそうです。

    Written by 森山和道

    7月 19th, 2014 at 8:03 pm

    Posted in ロボット

    家庭用ロボット「Jibo」 MITメディアラボ発のソーシャルロボット

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    MTIメディアラボで、ソーシャルロボットの研究をしているシンシア・ブリジール(Cynthia Breazeal)准教授らが開発。
    Jibo.comから499ドルで、クラウドファンディングIndiegogoで予約。
    2015年末出荷予定。

    IEEE Spectrumの記事によれば、開発者バージョンはまた別でSDK付きで599ドル。

    同じく詳細は下記のとおり。

    Hardware

    Size: approximately 11 inches tall (28 cm), 6 inches (15 cm) diameter base
    Weight: approximately 6 lbs (2.7 kg)
    Material: aluminum, ABS plastic, glass
    Sensors:
    2 color (stereo) cameras
    Microphones: 360 degree sound localization coverage
    Full body touch sensors
    3 full-revolute axes with high resolution encoder and feedback control
    2 premium speakers
    High-end ARM-based mobile processor
    WiFi & Bluetooth
    Embedded Linux-based platform
    High resolution color LCD touchscreen
    Full spectrum ambient LED lighting
    Language: US English
    AC adapter & battery-ready (rechargeable)

    JiboAlive SDK

    Web-based JavaScript visual programming tool
    Web-based animation-creation tool
    JavaScript API access to animation, sound, speech and perception APIs
    Library of animations, sounds, vocalizations
    Text-to-speech TTS API for Jibo’s voice
    Web-based virtual simulator

    JiboAlive Pro SDK

    Everything in the JiboAlive SDK, plus
    JavaScript API access to Jibo’s sensory systems
    Eclipse plug-in
    Sample source code
    Jibo Developer Program enrollment

    TEDでの、シンシア・ブリジール氏の講演はこちら。

    Written by 森山和道

    7月 19th, 2014 at 4:59 pm

    Posted in ロボット

    貪食機能/NEDOロボット白書/鶏卵大の雹/四翼恐竜/火星地質図/次世代電池/クロマグロ量産/スマフォで熱帯雨林保護/アップルとIBM/マイクロソフト「プロジェクトアダム」/OpenEL/歩き方識別/クラゲ除去ロボ/ロボ・ネイティブ/LS3、演習に参加/Jibo/アイス専用スプーン

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    ▼新刊。

    • 『性の進化論 女性のオルガスムは、なぜ霊長類にだけ発達したか?』(クリストファー・ライアン/作品社)
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    • 『野蛮な進化心理学 殺人とセックスが解き明かす人間行動の謎』(ダグラス・ケンリック/白揚社)
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    • 『脳科学は人格を変えられるか?』(エレーヌ・フォックス/文藝春秋)
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    • 『データの見えざる手 ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則』(矢野和男/草思社)
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    ▼東京大学 大学院薬学系研究科、JST 細胞に「食べる」機能を付与 細胞に新機能を付与する新しい研究ツール

    ▼NEDO 世界初の「NEDOロボット白書2014」を公表
     ロボット技術による社会的課題解決の処方箋を提言

    ▼新書判横書きで800ページもあるのか。そんなページ数になるのにどうして新書判、しかも横書きなのか全然わからん。編集ができる人がスタッフに誰もいなかったんだろうな。しかも全部まとめてダウンロードできないとは。A4版に再編集したPDFが欲しい。

    ▼日テレNEWS24 シベリア地方で“鶏の卵大”ひょう降る

    ▼AFP 中国で発見の「四翼」恐竜の化石、鳥類の進化解明のカギに 研究

    ▼WIRED 最新版・火星の地質マップ

    ▼ナショナルジオグラフィック カメラを分解するタコの好奇心

    ▼毎日 次世代電池:充電容量7倍…リチウムイオン比 原理を開発

    ▼47NEWS 緊急地震速報の精度向上へ システム改善、15年度以降

    ▼朝日 量産型クロマグロ計画 近畿大と豊田通商、稚魚作る事業

    ▼3dwave MITの学生が開発!冷蔵庫の中で動くアイスクリーム3Dプリンター

    ▼WIRED 古いスマートフォンで熱帯雨林を守る「オープン」なプロジェクト

    ▼techcrunch 速報:AppleとIBMがハード、ソフトで全面提携 エンタープライズ分野に激震

    ▼PC Watch Microsoft、“目で見た”あらゆるものを認識する人工知能技術を開発 従来の30分の1のリソースで、50倍高速化

    ▼家電Watch 家電製品ミニレビュー – 話題の窓掃除ロボット「Winbot」を自宅で使ってみた!

    ▼MONOist ロボット開発:JASA、ロボット向けオープンライブラリの国際標準化を提案

    ▼techcrunch Amazon、FAAにドローン配達のテスト許可を申請

    ▼東京農工大学 ロボットが「歩き方」によって人の感情を認識可能と証明

    ▼中央日報 クラゲ探知・除去ロボット、南海に出動=韓国

    クラゲの出現状況を感知・予測する「スマート浮漂」とクラゲを追跡して粉砕する「知能型ロボット」で構成されている

    ▼日経BP ソフトバンクはロボットで労働人口問題を解決、孫社長が基調講演

    「今後は、生まれながらにして家庭内のロボットに触れることが当たり前になるロボ・ネイティブが増えていく」

    ▼LS3 Robotic Pack Mule Field Testing by US Military

    ▼コタク・ジャパン 米軍がアイアンマンスーツ実現のためにハリウッドの制作会社を雇用

    ▼やわらかいロボットを目指して ソフト・ロボティクス入門1

    ▼IEEE Spectrum NASA Testing New Robots in Microgravity Before Sending Them to Space

    ▼IEEE Spectrum Cynthia Breazeal Unveils Jibo, a Social Robot for the Home

    ▼New Scientist Meet Jibo, the cute social robot that knows the family

    ▼産経 かちかちアイス溶かす魔法スプーン 鋳物業者が開発 ハーゲンダッツの目にとまりドイツで好評販売中

    材質には、同社が扱う銅やスズと比較して熱伝導性の高いアルミを採用。長さ約10センチのへら状で、取っ手の部分には体温を滞留させるため約2センチの厚みを持たせ、熱がスプーンの先端まで伝わるようにした。

    試行錯誤を経て3年前に発売。今では、生産が追いつかないほどのヒット商品に。計算されたデザインからもたらされる機能はハーゲンダッツから高く評価され、ベルリンに加え、近くパリ店にも置かれる予定だ。

    アイス専用スプーンは税込み3240円から。

    Lemnos 15.0% アイスクリームスプーン No.02 chocolate JT11G-12
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    ▼時事 「学位取り消し該当せず」=小保方氏の博士論文 早大調査委

    ▼NHK 北海道大の不適切処理 5億3400万円余り

    関与した教員も15人増えて合わせて59人に上った

    ▼朝日 小型無線ヘリ墜落、愛知県警が書類送検へ 夜景を撮影

    航空法違反の疑い

    ▼tabilabo あなたの旅行を「劇的」に変える、ちょっとした25の裏ワザ

    Written by 森山和道

    7月 18th, 2014 at 2:41 am

    Posted in 日記

    創造的生活者/腸内細菌叢と免疫系/人工大腸がん細胞/オムロン/ソフトバンクロボ/ネットから実世界に/ロボットセル/Foxbot/知能ロボットは力技/新VAIOが生きる道/ロボット工業会、仏と/文具メイカー/英国核施設にロボット/人造乙女博覧会

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    ▼革新的イノベーション創出プログラム(COI-T)「感性に基づく個別化循環型社会の創造」拠点の、「創造的生活者」シンポ

    ▼マスプロダクトから個人へ、そして「(一部の)ユーザーがイノベーターになる」という話を聞きながら、ロボットはどっちへ行くのかなあと思っていた。どっちの方向のロボットも推進されているわけだけど、どっちも成功するのかどうなのか。



    Broadcast live streaming video on Ustream

    ▼本を読んでいて、そろそろ寝ようかなと思っていた12日4時22分頃、福島沖でM6.8の地震。緊急地震速報が出て、東京も震度3を記録。

    ▼新刊。

    • 『絶対音感神話 科学で解き明かすほんとうの姿』(宮崎謙一/化学同人)
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    選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫)
    シーナ アイエンガー
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    ▼理研 腸内細菌叢と免疫系との間に新たな双方向制御機構を発見
     腸内細菌が影響を及ぼす疾患の予防・新規治療法開発に貢献

    ▼CiRA iPS細胞誘導技術を応用して人工大腸がん幹細胞を作製することに成功

    ▼朝日 JR乗降客映像を無断流用 オムロンが「不審行動」解析

    オムロンは2008〜09年、4駅の改札付近の乗降客の流れを調べる流動調査のために各駅に10台ほどのカメラを設置。JR東側からDVDで映像の提供を受け、契約に基づき分析結果をJR東側に報告した。オムロンはJR東側とデータを一定期間後に破棄することや、委託した目的以外では使わないことを約束していた。一方で、総務省所管の独立行政法人「情報通信研究機構」(東京都小金井市、NICT)の事業公募に、不審行動を割り出す映像センサー技術の開発を目指すとして応募し、10年度までの5年連続で採用されていた。オムロンはこの研究で、改札の不正通過や混雑、放置物、滞留、けんか、うろつき・徘徊(はいかい)、しゃがみ込み、ごみ箱あさりの8種類の行動を「不審行動」と位置づけ、4駅のDVDの映像を無断で用いて、不審行動をとった人を追跡するシステムを開発した。この研究には総務省が約2億5千万円を支出していた。

    ▼朝日 ロボット参入、孫氏の兵法 ソフトバンク、準備に4年

    登壇した菅沼美和氏は絶叫した。「日本の少子高齢化を解決するのはロボットです」。ふだんは寡黙なウェブデザイナーの彼女が、スライドをめくりながら感情を込めて訴える。

    2010年6月10日、都内のソフトバンク本社25階で行われた「新30年ビジョンコンテスト」の決勝戦。創業30年を迎える同社が次に何をなすべきか、2万3千人の全グループ社員に募った新事業の提案会だ。

    「ロボットの企画、仕入れ、プログラムの開発・インストール、そしてレンタル。上流から下流まで握るんです」。そこでたたみかける。「ソフトバンクの得意とするところでしょ!」

    その様子に、孫正義社長ら集まった約200人が笑い転げる。決勝に進んだ他の上位者が理づめの発表をするなか、優勝を決めた菅沼氏は異彩を放った。

    この日を境に、ソフトバンクは一気に動き出す。

    (中略)

    実はその前後から、孫氏はひそかに米国のロボット学者から猛勉強を始めていた。お掃除ロボット「ルンバ」がなぜ成功したのか、質問攻めにした。念頭にあったのは、研究用でも産業用でもなく、消費者向けのロボットだった。

    孫氏がロボットベンチャーを物色すると、フランスのアルデバラン・ロボティクス社に出くわした。

    06年に発売された同社のヒト型ロボット「ナオ」を見て、「デザインがいい」と孫氏。米インテル・キャピタルや仏クレディ・アグリコルの出資分を買い取るなど78・5%を保有する。以来、「フランスプロジェクト」と呼ばれる極秘計画が進められてきた。

    (中略)

    一方でソフトバンクは13年、新会社アスラテックを設立した。そこでチーフロボットクリエーターとしてスカウトされたのが、吉崎航(わたる)氏(28)だった。

    小3でプログラムを始めた吉崎氏はロボットオタク。中学校の自由研究で「油圧を使えば8メートルのロボット開発が可能」と発表し、NHKロボコンの強豪出場校の徳山高専に進学。奈良先端科学技術大学院大学へと進み、ロボットOS「V-Sido」(ブシドー)を個人で開発した。

    吉崎氏は言う。「パソコンやスマホはCPU(中央演算処理装置)やソフトなどパーツごとに分業していますが、ロボットは一から全部つくらないといけない。駆動装置の違いを越え、汎用(はんよう)的なOSをつくりたかった」。ブシドーはいわば、ロボットの「運動神経」を担うOSだ。

    ▼WSJ ロボット工学の未来=イラ・ノバクシュ

    多様なロボットには1つの共通点がある。彼らは私たちが暮らす生身の世界の中へ、インターネットを介したデジタル経済を持ち込むということだ

    ▼MONOist ロボットセル:製造の未来を切り開くロボットセルの価値と課題

    また、ロボットを活用するライン生産とセル生産の投資対効果についても比較してみましょう。ここでは双方ともロボットを使用することを前提とします。例えば、5台のロボットを並べ製品を順送りしながら組み立てを完了するラインと、ロボットが5種類の作業を連続して行うセルの比較をしてみましょう。

    ラインは5台のロボットが同時に作業をしていますが、セルは1台のロボットが順番に作業をしますので、生産能力はラインの方が格段に上です。ただ、ラインの場合は作業ごとのタクトタイムの違いやワークの搬送や位置決め時間でロボットが待たされる時間も発生します。また、ラインの方は製品の搬送機構などが必要ですが、セルの方は5種類の作業に必要な装備が必要ですので、設備費用やレイアウトの面でどちらもある程度の制約が発生します。

    セル生産が有利になるのは、実は定常稼働時ではなく過渡的な状況です。生産設備を新設する場合、試作的な段階から1セルを立ち上げて各種の調整を行った上、生産量が増えるに従ってコピーセルを導入していくということが可能です。製品の生産量変動に柔軟に対応できる点も魅力となります。生産量拡大時はコピーセルの増設、生産量減少時には一部のセルを稼働停止、もしくは別の製品の生産に転用できます。

    別の製品に転用というポイントをもう少し詳しく見てみましょう。ライン生産の場合は、機種変更作業はライン全体を止めるなどの大掛かりな作業が必要になりますが、セル生産では段階的に切り替えることができます。そのため、生産全体への影響も押えられます。変種変量生産とセル生産の相性の良さはこのようなセル生産の可搬性や柔軟性にあるといえます。

    現在のロボット技術で、目的とするセル生産を容易に実現できるケースもありますが、解決すべき技術課題は多い、というのが実情です。例えば、電気製品の組み立て作業をセルで実現するためには、同じロボットで部品を運び、ねじを締め、バネを押え、コネクタを挿入する、といった複数の作業をこなす必要があります。それぞれの作業に適したハンドと治工具を取り換えながら、というのでは設備コスト的にも、タクトタイム的にも得策ではありません。

    ロボットセル生産の場合は、とにかくハンドの種類と治具の種類を減らして、ロボットに苦労させるという方が有利です。専用の治工具が増えれば増えるほど生産の柔軟性は落ちます。ですから、ロボット側にさまざまなセンサーを搭載して知能化を図ることで、解決につなげていきます。

    ▼WSJ 鴻海、自社向け産業用ロボットの開発を計画

    台湾の電子機器受託製造大手、鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長(会長)は11日、熟練労働者のように組み立て作業を行う能力を持った産業用ロボットを自社で開発する計画を明らかにした。

     郭会長は中国南部の新工場で記者団に対し、熟練労働者不足に対応するため、自動化に多額の投資を行う意向を示した。「富士康(フォックスコン)」というブランド名で知られる鴻海は、原材料の輸送や難しい作業を産業用ロボットに任せる計画だという。

     郭会長は「安い労働力はもはや存在しない。インターネットを通じた情報共有によって、賃金はどこでも同水準になっている」とした上で「今後5〜10年のうちに、ロボットを作るロボットの使用を開始したい」と述べた。

    ▼日経 知性あるロボット開発、技術とビジネスの総力戦に

    もし、世界中で話されている人の会話を全て記録することができれば、ロボットはほとんどの会話を再現することができる。もし、実世界とインターネットからの情報を全て把握できれば、ロボットは大抵の質問に答えることができる。

    (中略)

    今後10年を俯瞰(ふかん)すると、音声・画像認識、会話、通訳などの知性のあるロボットの実現はデータ勝負のパワーゲームだ。課題は必要なデータをどうやって獲得するかという仕掛けだ。

    それにはビジネスモデルを考慮したサービス設計を伴う。最新の技術を見極めて使うというセンスと、どうやってデータを集め商売として回すかというセンスが不可欠だ。技術開発とビジネス開発を同時に行うチーム作りが必須である。

    ▼エンジニアtype もしも私がVAIOとBRAVIAの新社長だったら、ソニー創業期と同じことをやると思う

    PCでもタブレットでもウエアラブルでもない、まったく新しいジャンルのプロダクトを生み出す。難しいのは承知の上で、それしか生き残る道はないんじゃないかと考えます。

    新生VAIOの製造拠点となる長野県安曇野は、かつて一世を風靡したペットロボット『AIBO』の製造拠点だったこともあり、一部でロボット事業の復活を願う声も出ているようですが、私もそれには大賛成です。

    当時のノウハウが残っているかどうかが不明な上、巨額の赤字を抱えるPC事業で新規事業開発に必要な資金をどう捻出するのかという問題があります。それでも、ロボットくらい「今までと違うジャンル」に打って出ないと、会社の存続は難しいと思うのです。

    ロボティクス産業は、Googleが先頭に立ってマーケットを開拓しようとしていて、対抗馬となるようなプレーヤーはまだありません。そこに、ソニーが(厳密にはVAIOが)再び乗り出すとなれば、マーケットの期待は一気に高まるでしょう。

    『AIBO』はソフトウエアディベロッパーが介入できないプロダクトだったので、そこをオープン化して外部のエンジニアを巻き込んでいっても面白いかもしれません。

    ▼読売 介護現場へ「見守りロボ」、来年試験導入

    人手不足の介護施設などで職員を支援する「見守りロボット」の実用化に向けて、愛知県内の中小企業8社が取り組んでいる。

    ▼日刊工業新聞 ロボット工業会、仏団体と覚書 医療・介護向けで協力

    ▼DMM.make 早すぎた!? Androidから操作できる小型ロボット「PLEN」が今秋Kickstarterに

    ▼Gigazine ルンバと同じ全自動床ふきロボ「ブラーバ380j」実機レビュー、約4ヶ月間使用してわかったこと

    ▼瓦版 一人文具メーカー増殖の背景 『第25回国際文具・紙製品展』開幕

    大手や老舗メーカー、世界中の文具メーカーが軒を連ねる中、「mono MAKERS」のブースは独特の個性を放ち、多くの来場者を引き寄せた。同ブースは、一人文具メーカーの阿部ダイキ氏が音頭をとり、一人文具メーカー4社を集め、共同出展した。

    (中略)

    今回の共同出展をとりまとめる阿部氏は「ここへきて3Dプリンタの普及や起業しやすい環境が整備され、個人単位でメーカー業を創業することが簡単になりつつあります。一人文具メーカーが生み出す製品は、作り手の熱い想いをそのままカタチにしたモノが多く、アイディアにあふれています。そうしたこともあり、メディアコンテンツとしても注目されています」と昨今の潮流を解説する。

    ▼US Army DARPA seeks advanced manufacturing standards

    ▼BBC News Robot tests on nuclear sites as UK ramps up research

    ▼getnews オリエント工業のラブドールが集結 「人造乙女博覧会Ⅳ」開催

    ▼AFP アマゾン、仏で書籍の「1円配送」開始 無料化禁止法に対抗

    ▼千葉日報 船橋市「ふるさと納税」1カ月で年間最高超え “ふなっしー特典”大当たり

    Written by 森山和道

    7月 13th, 2014 at 2:20 pm

    Posted in 日記